
書店の音楽雑誌コーナー前を通ったら、なにやら妖しい視線を感じる。
気になって振り返ってみると、雑誌の表紙を飾る金髪女性と目が合った。あれは'80年代を代表するパンクロック・クイーン、ベキ・ボンデージ様ではないか。
今月号のDollは、Vice Squadを率いるベキ様と、X(日本のXとは違う)のエクシーンのインタビュー。そしてガールズパンド総括と題した小特集が目玉。
巻頭のガールズバンドの系譜という記事は、紙数の関係からかZeldaやNurseに始まる日本の'80年代ガールズバンドについて駆け足で触れていく程度の内容となっているが、その中で懐かしのユニオンの写真がちょっぴりと掲載されていた。
このスリーピースのパンクバンドを一時期オレは熱心に追っかけていたのであった。

Unionがこの世に残した音源は、そんなに多くはない。
市民レーベルから出した六曲入りフレキシ(ソノシート)、太陽レコードからリリースした三曲入りEP、メジャーのビクターから出たS.O.S.というオムニバスアルバム(他にNewest Model、Mescaline Driveなどを収録)、そしてライブ録音を収めた無料配布のフレキシ(他にThe Strummers、Gomessなどを収録)。オレが知る限りは、この四枚のみだ。
他に解散ライブの模様を収めたビデオが出ていたような気がするが、もうここら辺は記憶が定かでない。
その中から太陽レコード版EPの一曲をアップしておく。
ただ、この人たちは、その本来の魅力をスタジオ録音には、残念ながら巧く残せたとは言い難い。
特に一番数が多く出回った太陽レコード版EPは、スタジオ録音を意識し過ぎてこぢんまりと纏まりすぎてしまった印象がある。
彼女たちは、不器用でけれんのない、勢いに任せた一本調子なライブに、その最大の魅力があったからだ。

今となっては殆ど顧みられる事のないグループだけど、ボンクラ十代だった頃のオレにとっては、フェイバリットバンドであり、また憧れの格好いいお姉様方でもあったのだ。
やはり太陽レコードからシングルを出していたヒステリックス(イカ天第一回放送で、生放送中全裸になった事件で有名)には、このユニオンのメンバーが参加していたような覚えもあるんだけど、ここら辺もやはり記憶が曖昧になっているなぁ。
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-884.html
2009/02/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |コメント:を投稿する 記事: 音楽【Union - S/T】
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