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【メックアサルト】新時代を告げるもの

   ↑  2009/02/03 (火)  カテゴリー: XBOX
mechassult.jpg
日本製のロボットアニメを、垢抜けないフィルターで濾過して出来上がったアメリカ産バトルロボット、その名はメック。
ダサさを通り越して何だか格好よく見えてくる微妙なデザインが魅力のメックだが、その歴史は結構古い。
一番のおおもとは'80年代中期に登場したボードゲームらしいけれど、この辺になるとオイラはさっぱり門外漢で詳しいことは殆ど分からない。
オイラにとってメック(テック)と言えば、'90年代初期に渋谷のドクタージーカンズに存在したバトルテックセンターだ。
鉄騎のコントローラーのようなものを備え付けた大型コクピットが並ぶ、マルチ対戦を前提としたバトルテック(メック)専用のアミューズメントパークである。そんなバブリーなシロモノが、あの頃の日本には存在していたのだ(アメリカでは未だに存在するらしい!)。
コクピット内に備え付けられた計器類が全て飾りではなく、自機や戦場の状況に合わせて動作するという凝りよう。
そして操作の難しさも半端ではなく、ワンプレイの値段の高さ(確か1000円以上したと思う)と相まって、そうそう気安くプレイできる存在ではなかった。
ゲームセンターの大型筐体ではなく、完全にアミューズメントパークのアトラクションの感覚である。
DSC09734.JPG
まぁそんな敷居の高いシロモノだったので、しばらくしてこのバトルテックセンターは日本から姿を消してしまったのだが、オイラにマルチプレイビデオゲームの面白さを最初に味合わせてくれたのは、間違いなくこのバトルテックセンターだった。
その後もメックは手を変え品を変え、様々な媒体で登場したのだが、日本でもサターンやPSで発売されたメックウォリアを始めとして、ビデオゲーム界隈のメックはどうにもしょっぱい作品が多かったのも事実だ。
元々日本産ロボットアニメからのいただきだったメックを、さらに逆輸入した形であるガングリフォンがビデオゲーム版メック以上の完成度を誇っていたことも、さらにビデオゲーム界隈でのメックの立場を悪くしていた。
DSC09657.JPG
そんなメックの大反撃は、XBOX LIVEと共にやってきた。
2003年にスタートしたXBOX LIVEサービスは、あのバトルテックセンターでのマルチ対戦のインパクトをリビングにそのまま持ち込んできたのであった。
XBOX LIVE立ち上げ時の目玉タイトルが、このマイクロソフト版メックであるメックアサルト。
そしてこのメックアサルトは、複雑な操縦性が特徴だった(設定まみれのボードゲームがベースになっているので、この複雑さはある意味セールスポイントの一つだった)過去のビデオゲーム版、PCゲーム版メックから一転、シンプルな操作体系で初心者でもとっつき易いカジュアルな仕様になっている。
この路線転換はメックの魅力を損なうものでは全く無く、むしろその本質的に大雑把さが魅力のゲーム性を逆に際立たせていたりするのだ。
そしてそのネットを介してのマルチ対戦の楽しさは、あのバトルテックセンターそのまま。
ビルのワンフロアをまるまる潰した大袈裟な施設でなければ味わえなかった興奮が、家のリビングでそのまま味わえるとんでもない時代がやってきたのだ。
そしてその新時代の到来を高らかに告げた傑作ゲームが、このメックアサルトである。

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