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【From Dusk Till Dawn】セス対吸血鬼、第2ラウンド

   ↑  2009/02/28 (土)  カテゴリー: PCゲーム
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「主文、被告セス・ゲッコーを電気椅子こんがりローストの刑に処す。」
「そんな!サノバビッチ!不当判決だ、控訴します。」
「余人ならいざ知らず、貴様がそんなことを言えた義理か。却下!」
そんなやり取りがあったかどうかは定かではないが、稀代の凶悪犯セス・ゲッコーが送られた先は、海に浮かぶタンカーを改造した重犯罪者専用の刑務所、ライジング・サン。
電気椅子刑執行まで72時間あまり。いよいよセス・ゲッコーの悪運も尽きたかと思いきや、全くそんなことはなかった。
今、まさに刑を執行されんとするケチな詐欺師の救出にやってきたのは、セスにとっては腐れ縁の吸血鬼ご一行様。
吸血鬼の襲撃に大混乱に陥った刑務所内で、セスと吸血鬼の戦い第2ラウンドが幕を開けるのであった。
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いかにもタランティーノ風味なロードクライムムービーと思いきや、後半は文字通り全く別の映画になってしまい観る者を驚かせた、ロバート・ロドリゲス監督作品の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」。
この映画には非常に扱いに困る続編と続々編が存在するのだけど、そんな微妙な立ち位置の続編映画よりも、むしろ2001年に発売されたPCゲーム版の方が正統な続編に相応しいだろう。
何せストーリーは、あのティティ・ツイスター狂乱の夜の後日談。主役は勿論セス・ゲッコー、演ずるは一応ジョージ・クルーニー(ただし声は別人)だ。似てるか似てないかは議論が分かれるとこだろうが……。
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ゲーム自体はオーソドックスなシューター風味の3Dアドベンチャー。
視点をサードパーソンとファーストパーソンに任意に切り替えられるのが、特徴と言えば特徴です。もっともオイラはファーストパーソン固定で遊んでいましたけど。
どちらの視点が遊びやすいかは、人それぞれだろうけど、本作の三人称視点は一人称以上に酔いやすいように感じました。
何せ相手は吸血鬼ですから、銃で撃ち倒しても相手の肉体が灰にならない限り油断してはなりません。
ダウン状態の相手の心臓に木の杭を打ち込んで、初めて完全に相手を屠れます。
銃撃で一定量のダメージを与えれば、この作業を省いて吸血鬼を灰に出来たりもするのですが、木の杭フィニッシュの場合はセスの体力を回復させる効果もあるので、できればこちらの手段をとりたいところ。
何せ吸血鬼は音もなく背後から忍び寄ってくる厄介な連中。対してこのゲームの回復アイテムは、絶対的にその総量が少なすぎるのですから。
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ストーリーといい、全体に漂う雰囲気といい、いかにも本国ではテレフィーチャー、日本ではDVDスルー、巡り巡って木曜洋画劇場。そんなパターンがお似合いなB級臭がぷんぷん漂ってきます。
もっともそんなこてこてなB級の味わいは、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」という極上のB級映画の続編には、実に相応しいものであることも確かです。

<Windows / 英語版日本語マニュアル付き>

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