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音楽【The Godfathers - Birth, School, Work, Death】

   ↑  2009/04/28 (火)  カテゴリー: 音楽
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前身はSid Presley Experienceというパンクバンド。
メンバーチェンジを経て、The Godfathersなんて不遜な名前に改名してから一気に大ブレイク。
この手の硬質なブリティッシュビートグループとしては、珍しくアメリカでも人気を博した。
メンバーの中で、一番タッパがあってイケメンの男がドラマーとして奥に引っ込み、一番チビで挙動不審な男がフロントマンとしてボーカルを勤める、何かが間違っている編成。
またこのボーカルのピーター・コインは、常にマイクスタンドを自分の背丈より長く伸ばして余計におのれのチビさを際立てていたりした。一体なんのこだわりだったのだろうか、あれは。
ただ、オイラはこのピーター・コインの、装飾の一切無いぶっきらぼうなボーカルが、結構好きです。

インディーからデビューアルバムをリリースした後に、メジャーのエピックと契約。
そして'88年に同社から鳴り物入りで登場したセカンドアルバムが、この『Birth, School, Work, Death』。
プロデュースは、このタイプのバンドを手がけさせたら天下一品のヴィック・メイル。
スーツをびしっと決めて、愛想を一切振りまかずぶっきらぼうに「産まれて、学校行って、働いて、死ぬだけだ」なんて身も蓋も無いことを連呼するその様は、永島のオヤジでなくとも思わず「カ…カテェ…!まるで溶岩石のように凝り固まった Godfathersのビート!」と呟きたくもなりますが、アルバムを通して聞いてみると、案外と柔軟で懐の広い音楽性が伺えたりもします。
The godfathers member.jpg
けれんのない硬派なバンドというイメージを、自ら押し出してはいますが、彼らはその根底に「ストイックな俺、素晴らしい」なんて、いささかねじくれたナルシズムを抱えていたりして、それが実は絶妙な隠し味となってバンドに独特の色気を与えています。
'90年代中盤までに7枚のアルバムを残し(初期の数作は国内盤も発売されました)、やがて幸か不幸かブリットポップブームの渦に巻き込まれ解散。
ギターのクリス・ドリモアは、その後The Damnedのアルバム『Not of This Earth』に参加。この時期のDamnedは、その正統性にいささか疑問符がついたりするので、彼をDamnedの歴代メンバーに数えていいのかは、少しばかり悩むところ。
そして'08年に、突如としてオリジナルメンバーでGodfathers再結成。ニューアルバムのリリースこそ未だ無いにしろ、現在も現役バンドとして活動中。
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2009/04/28 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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