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映画【悪魔のゾンビ天国】

   ↑  2009/05/20 (水)  カテゴリー: 映画・DVD
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『鮮血!悪夢の卒業式』『悪魔の毒々おばあちゃん』『死神ランボー』など、レンタルビデオ店ブームの折りに大量に市場に撒き散らされたゴミくずホラー映画の数々。
それらを酔狂にもDVDで再発しまくっているのが、DARK RABBITという謎のレーベルだ。
あのレンタルビデオブームの狂騒の時代ならいざ知らず、今の時代にこんなものをありがたがる人間が、どのくらい居るのかは定かではないが、まあどんな時代にも、こんなクズ映画に惹かれるダメ人間が一定数存在するということなのだろう。
この『悪魔のゾンビ天国』も、そのDARK RABBITから放たれた一本。
原題は『Redneck Zombies』。インディペンデントの作品を、トロマが拾い上げて配給したもの。その筋のダメ人間の間では、比較的有名な作品だ。
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ロメロ以来、ゾンビ映画には”アフリカ系の法則”というものが存在する。
街中がゾンビで溢れかえる世紀末な状況に置かれたとき、屈強なアフリカ系の人間と行動を共にしていれば、とりあえずしばらくの身の安全は確保できるというものだ。
ところが、この『悪魔のゾンビ天国』は、そんな法則に真っ向から逆らっている。本作に登場する二人のアフリカ系の男(一人は軍人役)は、揃いも揃って役立たずのろくでなしだからだ。
いや、役立たずならまだいい。登山パーティーの方のアフリカ系青年に至っては、全キャスト中、真っ先に錯乱状態に陥り、そして以後エンディングまで、そのアッパーな錯乱芸をしつこいくらい披露して、観るもの全てをげっそりさせてくれるのだ。
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だけど、この『悪魔のゾンビ天国』は、”政治的に正しい”スタンスに貫かれた映画だ。バランスを取るために、白人のレッドネックたちはもっと馬鹿に描かれている。
ドラム缶に書かれた「危険!放射性物質」と言う文字を「クリスマスまで開けちゃダメだよ」と解読し、そのドラム缶を使って密造酒を蒸留し、それを近所中に売りさばき、買った方のレッドネックは、景気づけにそれを赤ん坊にまで飲ませる始末。
そんな経緯で大量生産されるレッドネックゾンビ。まぁゾンビになる前となった後と、その行動原理に大差は無いような連中だが……。
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在ってなきが如くのストーリーに、くどいだけが取り柄のぐだぐだな酷い演出。
もう典型的な'80年代掃きだめインディーゾンビ映画なのだが、なんとなく最後まで観続けさせてしまう闇雲なパワーみたいなものも、確かに存在しています。
それと、この時代の掃きだめゾンビ映画に共通する独特のホルモンテイストは、近年のB級ゾンビ映画ではなかなか観られない、胸焼けするようなこってり感ですね。
監督のペリクレス・レウニスは、この作品がきっかけでトロマ映画に加わり、その後イヤと言うほど安給料でこき使われたらしいです。

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2009/05/20 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


アフリカ系の法則、言われてみれば・・・。

そういえば「ゾンビ」でショッピングモールから妊婦さんと
ヘリで脱出したのも黒人の男性でしたね。一作目でも生き残ってたけどラスト悲惨の極み。「ゾンビ大陸アフリカン」
という作品を最近レンタルしましたがゾンビものとしても
バディものとしても頑張っていて見応えがありました。

奈良の亀母 |  2013/07/04 (木) 16:15 No.506


リメイクの「ドーン・オブ・ザ・デッド」では、黒人男性の屈強度がさらに当社比50%アップに!

与一 |  2013/07/05 (金) 16:13 No.511

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