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2009/03/08 (日) カテゴリー: PS1

Robotron 2084の作者、ユージーン・ジャーヴィスは、後にRobotronのシステムを継承したスマッシュTVを開発。この作品も現在、LIVEアーケードのラインナップに加わっている。
そして'96年にプレイステーションで登場したRobotronの3D化作品が、このロボトロンX。ただし本作の開発には、ユージーン・ジャーヴィスは関わっていない。
日本ではゲームバンクが展開していた洋ゲーブランド、黒船サンパチの一環として発売された。
黒船サンパチは、主にミッドウェイの作品を中身は英語のまま日本語マニュアルをつけて、3800円で販売していたシリーズ。

ゲームの3Dポリゴン化に伴って、見下ろし型の固定画面から、斜め上からの俯瞰視点に変更され、フィールドも広くなり画面もスクロールするようになっている。
殺す気満々でこちらに押し寄せてくる大量の敵は健在なので、フィールドが広がり逃げやすくなったのは有り難いが、逆にスクロールする画面が災いして、画面外から突進してくる敵と衝突死するパターンも増えてしまったのはご愛嬌。
Robotron 2084に登場した脳状の敵が、本作ではポリゴン化されなまじ胴体がはっきりついてしまったのが災いして、脳と言うより萎びたブロッコリーにしか見えなくなっているのも、これまたご愛嬌。

方向キーで移動、四つのボタンで上下左右斜め八方向に撃ち分けるのが基本の操作法だけれど、面白い事に、シングルプレイで左右の手に一つずつコントローラーを持って操作するタイプも選択できる。
この場合は左手に持った1コンの方向キーで自機を移動させ、右手に持った2コンの方向キーで弾を撃ち分けるのだ。
こんなツインスティック操作へのちょっとしたこだわりが、ちょっぴり嬉しい。

ロボトロンは人類を超える能力を手にし、人類に反逆したロボットたち。世界はロボトロンに支配され、人間は彼らに虐殺されるだけの存在と化してしまっている。
プレイヤーは、そんなロボトロンに立ち向かう超能力戦士という設定。
人間に反旗を翻したロボットが支配する世界という設定は、否応なしに『ターミネーター』を連想させるけれど、このロボトロンのオリジナルが世に出たのは、『ターミネーター』が公開される以前のことだ。
Robotron 2084では、人間がロボトロンに殺されると髑髏マーク化するだけだったが、このロボトロンXでは、悲鳴と共に血だまりが残る演出に変えられている。

もし2000年代にロボトロンが再びリメイクされていたら、それこそロボトロンが人間の腹を引き裂いてはらわた引きずり出すゴアな演出まで進化していたりして。
そんな見かけによらないブルータルな設定のロボトロンだけど、モーコンならいざ知らず、この辺の立場的に微妙なゲームの権利は、果たして今後どのような運命を辿るのだろうか。
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この記事に含まれるtag : STG ミッドウェイ XBLA
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