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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

映画【ウォーク・ハード ロックへの階段】

   ↑  2009/03/24 (火)  カテゴリー: 映画・DVD
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開始早々飛び出すのは、映画史上もっとも悲壮感がない胴体真っ二つシーン。
そして月日はあっという間に流れて、ジュニアハイスクールの校内フェスティバルステージに立つのは、我らがジョン・C・ライリー。
「ハイ、僕デューイ・コックス、14歳。」
ジョン・C・ライリーが、あの面下げて、言うに事欠いて「僕、14歳。」
掴みは文句なしにOK。そしてこの時が、デューイー・コックスが悪魔の音楽に足を踏み入れた歴史的な瞬間。
そう、デューイ・コックスの人生は、ロックンロールの歴史そのものなのだ。
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ホアキン・フェニックスが主演したジョニー・キャッシュの伝記映画『ウォーク・ザ・ライン』のパロディ的な作品だけど、勿論このデューイ・コックスは実在しないミュージシャン。
だけど本腰を入れて作られた楽曲の数々が、この作品を単なるパロディ映画から、さらに上の地平に引き上げています。
タイトル曲の"Walk Hard"を手がけたのは、マーシャル・クレンショウ。『ラ・バンバ』やこの『ウォーク・ハード』など、この人は映画がらみでやたらといい仕事をしますね。

デューイ・コックスの歴史はロックンロールの歴史。
時代に合わせてボブ・ディラン化したり、ビートルズ化したり(ビートルズともインドで邂逅。ジョンやジョージ、リンゴはそれなりに似ているのだが、一人だけ似ても似つかないデブが居ます。どんなデブかは観てのお楽しみ)、ブライアン・ウィルソン化したり、さらには世界で一番最初にパンクロックを演奏したのも、デューイ・コックスであったりするのだ。もっともあまりにも早すぎて理解者は皆無だったようですが。
特にブライアン化した際、巨大スタジオにあらゆる民族音楽奏者を詰め込んで執拗に音を重ね録りし、見かねたロック創世記からのメンバーがクレームを入れると、「お前らもテルミンの弾き方くらい覚えろ!」と逆ギレするシーンは最高です。
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この役を例えばウィル・フェレルあたりがやってたとしたら、過剰なくらいこってりとしたコメディになりそうですが、ライリーの淡泊なコメディ演技は、架空の伝記映画という構造を崩さずドラマティックに仕上げることに成功しています。
表題曲を始めとするデューイ・コックスの代表曲を網羅した(という触れ込みの)サウンドトラックも必聴の出来映え。

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