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【G-Force】スパイアニマル・Gフォース

   ↑  2010/08/10 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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「♪ 天才ヒーロー、ダーウィン(ダーウィン)、熱血レーサー、ブラスター(ブラスター)」
ディズニーとジェリー・ブラッカイマーが手を組んだ3D映画『スパイアニマル・Gフォース』。
日本公開時には、何故か紫SHIKIBUを起用して応援歌と称するものを歌わせるという、実にしょうもないプロモーションが繰り広げられたが、このプロモーションの何が頭に来るって、その応援歌というのが妙にキャッチーな代物で、うっかりするとついつい口ずさんじゃうことだ。

で、肝心の映画はどうだったかというと、これがひっくり返るくらい面白い。ただし必ず3Dで観ることという但し書き付きだけど。
とにかくこの『スパイアニマル・Gフォース』は徹底的に3Dを意識した演出に貫かれた、アトラクションイベント的な映画なのだ。
お話自体は非常に他愛のないものなんだけど、3Dメガネをかけて大スクリーンの前に、他の大勢の観客と共に座ると、それが得も言われぬ極上のエンターテイメントと化す。
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目の前でうろうろするふさふさモルモットたちに、いい年こいた大人たちが思わず触ろうと手を伸ばし、大量のゴキブリが登場するシーンでは、劇場全体に「ぎえええぇぇぇ!」という絶叫が響き渡り、立体花火がスクリーン全体を覆い尽くす瞬間に至っては、「ほーっ」という嘆声と共に、自然発生的な拍手が思わず巻き起こったりもした。
劇場を出るときの観客は、みんなまるでTDLのスプラッシュマウンテンから吐き出されてきた時のようにニコニコ顔。特に家族連れの満足げな表情が印象的な、実に素敵なアトラクションムービーだった。
最近ではDVD化もされたけど、やはりDVDでは3D劇場公開時の興奮は、これっぽっちも味わえないと思う。
3D上映だけでなく、他の大勢の人々と同時に体験するというのが、この映画の肝なのだからだ。
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その『スパイアニマル・Gフォース』のゲーム化を手がけたのは、ディズニー映画のシネマゲームを多く手がけるEurocom。
低年齢層向け映画のシネマゲームというと、それだけで中身に期待するだけ無駄なように思えてくるかもしれないが、そこはシネマゲームに関しては手堅い(その分、突出したものはない)仕事を積み重ねてきたEurocom。
このG-Forceは、充分及第点を与えられる作品に仕上がっている。
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このゲーム版G-Forceのチャームポイントは、映画とは違って徹底して主人公キャラであるスパイモルモットの視点から描かれていること。
スパイモルモット、ダーウィンが潜入するのは、映画と同様に巨大電気機器メーカー、セイバリング工業の本社や工場。
人間の施設をモルモットネズミの視点で駆け回るのだ。デスクやドアスイッチなども、モルモットの視点はまるで見上げるような存在。
我々が見慣れた調度品も何もかも、モルモットの目線では、その全てが新鮮に映る。
そしてダクトやほんのちょっとした隙間など、人間には及びも付かない場所が、モルモットにとっては恰好の通り道。
人間のスパイでは為し得ない、スパイアニマルだからこそできる潜入活動を、ばっちり体験できる。
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ただしいくら体が小さいモルモットでも、通り抜けられない場所はある。
そんな時は、ダーウィンの周囲を常にぶんぶん飛び回って待機しているスパイ蠅、ムーチの出番。
換気口の隙間など、思わぬ場所を突破してダーウィンの進路を切り拓いてくれるだろう。
時にはダーウィンとムーチが連携してスイッチを操作したりなど、このG-Froceはアクションパズル的な要素がかなり豊富で、またそれらがいずれも良くできている。
低年齢向けとはいえ、時には大の大人すらも悩ませるようなトリックやトラップもあって、歯ごたえは充分だ。
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G-Forceの敵となる殺人家電メカ軍団もバリエーション豊富。電気カミソリやホットケーキプレート、電子レンジやジューサーミキサーなどが、たちまち変身して戦闘メカと化し、ダーウィンにその牙を剥いてくるのだ。
またこの殺人家電メカたちは、その属性も多彩。全登場メカのうち、半数近くは正攻法では倒せず、それぞれの弱点を見つけ、それをついて倒す必要がある。
作業的にならず常に緊張感を強いられる、そんな戦闘パートも本作の魅力の一つだ。
モルモットネズミと家電の戦いなので、傍目からはあんまり殺伐とした情景に映らないのも特徴だろう。
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ただし残念ながら、映画版のあのモルモットたちのふさふさっぷりは、ゲームでは全くと言っていいほど再現されていない(思えばねずみくすは、ことふさふさに関してだけは、本当に凄いゲームだったんだなあ)。
それと映画同様に3Dをセールスポイントにして、赤青の3Dメガネを同梱してはいるが、はっきり言ってこの3Dモードは期待はずれもいいところ。
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目も疲れるので、ゲームは素直に2Dモードでプレイした方がいい。同梱の3Dメガネは、XBLAのInvincible Tiger などに流用しよう。
全体的に非常に良くまとまった、正調のアクションアドベンチャーゲーム。
凍った床でつるつる滑ったり、ネバネバ床に引っかかってもがいたりするダーウィンの姿は非常に可愛らしいが、映画を観られた方ならご存じのように、こいつの中身は人間で例えればジョージ・クルーニーみたいないい年こいたおっさんなので、あまり可愛い動物扱いしないように。したくなるけど。

<北米版・リージョンフリー / 日本のXBOX360本体で動作します>


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