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2022/09/12 (月) カテゴリー: XBOX Series X|S

宇宙飛行士になりたいってのは多くの人が子供の頃に漠然と抱く夢ですが、オレの場合は「ライトスタッフ」という映画を観たときに、「ああー、これ無理。もういいっす!」とあっさりその憧れにケツをまくってしまいました。
だって狭いの無理。ホント苦手。窮屈な状態で長時間拘束されるのが何より耐えられない。

だからLCCとかありえない。いや、LCC以前に飛行機がダメ。新幹線が通じてるとこなら割高になっても新幹線で行くわ!
そういった意味でもJAXAの日本人宇宙飛行士は「LCC無理」とか「夜行バスの4列シートなんてありえない」とか、そんな高いハードルを乗り越えてきた尊敬すべき人たちなんですよ。そういうリスペクトの仕方はされたくないだろうけど。

だいたいフィクションに出てくる宇宙船の描写がいけないっすよ。
ホワイトベースとかエンタープライズ号とか広々として快適そうでしょ? 少なくともビジネスホテル並みのホスピタリティは保証されてそうだもん。
国際宇宙ステーションとか響き的には池袋駅くらいのキャパシティをイメージしちゃうけど、実際はそんなことない。
Xboxで配信されているこの『Space Science Investigations: Human In space』の中で体験できる宇宙ステーションは想像以上に狭かったりします。

本作はあのNASAが無料提供するエデュケーションゲームの一種。
宇宙ステーションでのヴァーチャル体験を通して、無重力状態が身体にどのような影響を及ぼすのかを学習させる、基本的にお硬いソフトになっています。
そこで思い知るのは「地に足をつけた生活」という言葉の重み。本来の意味ではなく字面通りの意味で。

ふわふわ状態をアトラクション的に楽しめるのも最初のうちだけ。
そんなオプション設定の狂った『HALO』みたいな環境で狭い空間を視点動かしていたら、当然起こるよFPS酔い。
そう、無重力空間に出た者が最初に起こす身体の異変、宇宙酔いを仮想体験させようとするNASAの余計なおせっかいです。ホントありがとうございます。

そして栄えある最初のミッション「ゲロ袋を探す」に始まって次々と学ぶのは、宇宙空間での暮らしが人体の筋力や免疫力などに及ぼす様々な影響について。
ヴァーチャル体験と解説ビデオを通じてそれらを学んでゆくと、「なにもこんなことを克服してまで無理して宇宙に進出することないじゃん!?」なんて思えてくるのは、こちらの意識が低いからでしょうか。

だけどやっぱり宇宙ステーションの狭さは、そこに住めと言われても躊躇するものがあります。
いや、ミニマリズムとか流行ってんのは分かるけどさ。あれは狭い部屋だけじゃなく街なかを生活空間として利用するって前提があるわけで、宇宙にはウエルシアもドトールも焼鳥日高も無いもん! だいたい外に出るだけで大変だし!
せめてKinectができるくらいの空間……、と言っても無重力ではKinectやりようがないし、やっぱりオレは宇宙はいいわと再確認しながらもなんだかんだで興味深いゲームでした。
<未日本語化>
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