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2022/09/02 (金) カテゴリー: XBOX Series X|S

子を持つ親にとって自分の息子や娘がYoutuberになりたいと言い出すのは、なかなか頭の痛い問題である。
反面教師と呼ぶにも度が越しすぎている輩が溢れかえるYoutuber界隈だが、そういう連中ばかりだったらまだ諭しようがあるものの、なまじHIKAKINなんて人格的にも申し分のないロールモデルも存在しているから話は面倒だ。
それに万が一我が子がライアンのように巨万の富を稼ぎ出すYoutuberになる可能性だって、決してゼロではないのだから。

ライアン・カジはアメリカ在住のアジア系少年。人呼んで"世界でもっとも稼ぐYoutuber"。
彼が始めたのはごくありふれたおもちゃ紹介動画であったが、ライアンのキャラクターと両親のプロデュース能力もあってたちまちのうちにチャンネルは急成長。
現在ではチャンネル登録者は約3200万人。Youtubeのみならず玩具業界すら左右するセレブリティに成り上がった。

そうなればもちろんおもちゃレビューアーに留まるはずがない。
彼のチャンネルRyan's Worldのキャラクターをあしらったライセンス商品が次々と発売され、そしてそれには当然ビデオゲームも含まれているのであった。

『Ryanとレーシング』はRyan's Worldのキャラクターがフィーチャーされたカートレースゲーム。
もちろんライアンと両親も実写ムービーで惜しみなく登場する。
他のマリオカートクローンと同様に、キャラクターに思い入れがなければいくらでも類似作で代替可能な内容だが、そんなスレた寸評などこのゲームの本来の購買層にとってはどうでもいいことだろう。

シングルプレイだと最上難度でもカタルシスのないトップひとり旅となってしまう微温いバランスだが、これはライアンを好きな子どもたちがローカルで集まりスプリットスクリーンで遊んでなんぼのゲーム。
それにカタルシスがこれっぽっちもなかろうと、それと引き換えに実績が楽に手に入るのだ。これもライアンなりのサービス精神だと汲んでおこう。

今年になって横スクロールアクション『Ryan's Rescue Squad』もリリースされ、今後さらなる登場が予感されるライアンゲーム。
それらはなんらかのジャンルのクローンゲームにライアンのガワを被せた内容になることが濃厚だろうから、どうせならライアンハザードとかライアン無双とかこの世の果てで恋を唄う少年ライアンなんてとこに行き着くまで作品を重ねてほしいものだ。
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