fc2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

この記事に含まれるtag :
スポーツゲーム  

【Rockstar Games presents Table Tennis】ロックスターテーブルテニス

   ↑  2022/06/20 (月)  カテゴリー: XBOX 360
220620009.jpg
卓球は国内外のスター選手が認知され、メディアのニュースにも頻繁に取り上げられる人気スポーツとなっている。
しかしそれも近年からのこと。その昔となるとタモリからは「暗い」とディスられまくり、卓球部などは体育会系ではないような扱いを受けていた。
その風向きが変わってきたのはいつ頃であったろうか。
松本大洋のコミック「ピンポン」が登場した90年代末辺りがひとつの転機であったのは確かだろう。
220620002.jpg
ではゲームにおける卓球の扱いはどうだろうか。
ビデオゲームの始祖のひとつである『PONG』のモチーフとなったのは間違いなく卓球であるが、それ以降となるとMSXの『コナミのピンポン』なんて秀作があったりはしたが、野球やサッカーのようなスポーツゲームの定番的な地位には至らなかった。
一応Simple1500に卓球もあったが、あのシリーズは取り上げられていないジャンルを探す方が大変だし、PS2期に至っては代表的な卓球ゲームはイロモノの『いくぜ!温泉卓球!!』である。
220620004.jpg
そんな中で最初期Xbox360のオリジナルタイトルとして卓球ゲームの名がリストに上がってきたときは驚かされた。
しかも送り出すのがあの『Grand Theft Auto』のロックスター社。
ラケットで通行人をボコリ倒して路上強盗するゲームを想像する人がいたとしてもおかしくはない。
だが『Rockstar Games presents Table Tennis』というド直球なタイトルと共に登場したのは、これまたドが10個くらい付くようなストイック極まりない卓球ゲームであったから驚きも二乗三乗であった。
220620003.jpg
ハイデフを謳う新世代機と足並みを合わせて多くのゲームが華美なビジュアルを売りにする中にあって、『Rockstar Games presents Table Tennis』はとことん装飾を削ぎ落とした表現で異彩を放っていた。
薄暗い会場に卓球台の上だけに灯された質素な照明。事務的に徹する場内アナウンス。
出てくる選手たちには一切の美化が施されず、派手な入場やパフォーマンスも皆無だ。
試合中のBGMも基本的にない。聞こえるのは選手の息遣いと控えめな観客や審判の声。そしてラケットの快音とボールが弾む音。
220620007.jpg
そんな質素に質素を煮詰めたような環境だからこそ、4つのボタンでシンプルにスピンを打ち分ける攻防への没入感がハンパではない。
そしてラリーが続くとゾーン突入。まるで世界にはボールを打ち合う二人しかいなくなったかのような演出が入る。
このときのラリーに早くケリをつけたいような、それでいてこの瞬間が永遠に続いて欲しいような矛盾した感情は、ストイックにストイックを極めた『Rockstar Games presents Table Tennis』ならではのものだろう。
220620008.jpg
WiiやSwitch、KinectにARといったデバイスの普及によって、現在では卓球のゲームはまたその数を増してきている。
しかしそれらにおける扱われ方は基本的に温泉卓球の延長のような、体感ゲームのお手軽な素材として重宝されているもの。
ストイックなスポーツゲームとしての側面をとことんまで追及した『Rockstar Games presents Table Tennis』の後継は、まだ当分出てくる気配もなさそうである。

<Xbox後方互換タイトル>

関連記事

この記事に含まれるtag : スポーツゲーム 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-3094.html

2022/06/20 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメント:を投稿する 記事: 【Rockstar Games presents Table Tennis】ロックスターテーブルテニス

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback