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2021/10/02 (土) カテゴリー: XBOX ONE

10月に入った。そして『Forza Horizon 4』の猫の目のように変わる季節も秋になっていた。
4から導入された四季の移ろいだが、一番好きなシーズンはと言われるとやはり秋だ。
『Forza Horizon 4』のカヴァーアートに描かれているのも、マクラーレン・セナが紅く染まった落ち葉を舞い上げながら走る秋の情景。
何より舞台となっている英国の片田舎には憂いを帯びた秋の景色がよく似合う。

だがそんな英国でのホライゾンにも、あとちょっとでお別れだ。
1ヶ月もすればシリーズの最新作『Forza Horizon 5』がついにやって来る。
だからと言って4が消え去ってしまうわけではないが、過去のコロラドや南欧やオーストラリアと同様に最新作が出れば懐かしさを覚えてたまに舞い戻るだけの場所になってしまうことは分かりきっている。

2018年の発売から丸3年。このゲームを遊び尽くしたといったら嘘になる。
開いていない実績も、まだ壊していないトラベルボードも、ガレージに収めていない車も、三ツ星に達していないチャレンジポイントも山ほどある。
勿体ないことにまだスーパーホイールスピンも全部回しきっていない!(確か一度200スピンくらい大盤振る舞いプレゼントされた時があったはずだ)
だけど時間はたっぷりと注ぎ込んだ。起動させてはまず今の季節を確認し、ロケーションに合った車を引っ張り出して、バックグラウンドでSpotifyをシャッフル再生させながらゲームの進捗とはまるで関係の無いドライブを満喫した。

メインの家のある東側の海岸から北上してエジンバラの街なかを突っ切り、北の丘陵地帯を回って秋が一番映える西側の湖周りを気ままに流す。
そんな毎日のドライブによって否応無しに感じさせられたのが、初代からは比べものにならないほどのマップレイアウトの洗練だ。
海、都市部、森林地帯、草原、そしてホライゾン会場周辺。オープンワールドのゲームとしては決して広くないマップの中に見栄えのする景色がバランス良く配置され、ちょっとアクセルを強めに踏み込んで車を飛ばせば、このバラエティ豊かな風景を走馬灯のように体験することができる。

この変に凝って作為的でない自然なロケーションがあったから『Forza Horizon 4』はシリーズ歴代の中でもっともお国柄を強烈に感じさせる作品になっていた。
ロータス、アストンマーチン、MG、ジャガー、ボクスホール、めくるめくイギリス車たち。
ドライブのお供のSpotifyも自然とブリティッシュ・ロックが中心となる。中でも4の舞台のような英国の片田舎をテーマにしたザ・キンクスの名盤"The Village Green Preservation Society"は最高のBGMだった。

その素晴らしき英国での日々もあと少しでおさらばだ。
次なるホライゾンの開催地、熱いメキシコがもうそこまでやって来ている。そこでの日々は英国に負けないくらい、いやきっとそれ以上の毎日になることだろう。
長かったような短かったような3年間。いや、英国の秋は短い。なんだかんだであっという間だったような気がする。

あって当たり前だった何気ない景色の数々も、わずかひと月の猶予ともなると、途端にかけがえのないものに思えてくる。
それを目に焼き付けて想い出に残すための『Forza Horizon 4』ラスト1ヶ月。今まで以上にしっかりと轍を残していくぜ。
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