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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

【Aragami: Shadow Edition】荒神

   ↑  2021/09/05 (日)  カテゴリー: XBOX ONE
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人には朝型人間と夜型人間がいる。
ゲーマーは夜型が多そうな偏見があるが、本作のプレイアブルキャラクターであるアラガミも典型的な夜型だ。
なにせ闇の幽体である彼に命が宿るのは夜のうちだけ。やがて朝日が昇ればアラガミの体は雲散霧消してしまうのだから。
一夜限りの儚い存在。たった一晩だけに凝縮された影で繰り広げられる人知れずの戦い。この『Aragami』というステルスアクションゲームは、そんな宵闇の物悲しいペーソスに貫かれた一作だ。
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彼の儚い命を脅かすのは陽の光だけではない。
篝火、灯籠、そしてほのかな月明かりですらも。照らされるだけで光は容赦なくアラガミの体から霊力を奪っていくだろう。
影から影へと移ろい暗闇をエネルギーとする。
古いところでは『Theif』に『The Darkness』などゲームにはこの手の作品が多いが、主人公にとって敵となる灯りを消すことができた上記のゲームと違って、儚く脆いアラガミは光に対してアクティブな行動を取ることができない。
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そして敵となる光の軍勢。連中の放つ眩い刃に矢は、たったの一撃でアラガミをこの世から消滅させるだけの力を持っている。
しかしアラガミには光を避ける者ならではの特技がある。
範囲内に影になっている場所があれば、ワンボタンで彼はたちまちのうちにそこに瞬間移動(シャドウリープ)する。
そして常人以上にその影の中に身を溶け込ませ、人知れず気配を消してしまうのだ。
面と向かって相対してはとても太刀打ちできない敵たちだが、連中が光のあたらない場所にいれば、あっという間にシャドウリープで背後をとって、悲鳴すらあげさせないまま息の根を止めることができる。
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このシャドウリープを基本としたスピーディーな立ち回りを後押しするのが、セルシェーディングで描画されたメリハリの効いたグラフィックだ。
個性的な深みのある色遣いも相まって、光と影、二つの存在をくっきりと際立たせるビジュアルは、闇の幽体のたった一晩限りの闘争に、さらなる彩りをもたらしている。
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一つのステージに対して、侵入ルートは元より敵の始末の仕方、いや、それ以前に敵をスルーするか否かまで、プレイヤーごとに無限のタクティクスが存在するのはステルスアクションの妙味だが、『Aragami』は数々のスペシャルスキルが、このタクティクスにさらなる拡がりを与えてくれている。
飛び道具から探知能力まで、ゲームの進捗によって任意にアンロックできるスペシャルスキルのこれまた限りない組み合わせは、ステージの再プレイややり込みの大きな原動力となるだろう。
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舞台となるのは和製ゲームの西洋風中世ファンタジーと対になるような、日本や中国のざっくりとしたイメージが混在した東洋風ファンタジー世界。
忍者をイメージさせる外見をまとったアラガミは闇の中だけで生きられる化身。何度も言うけど儚く脆い存在だ。
そしてそんなアラガミのパーソナリティは、弱者がシチュエーションを利して強者に転ずるステルスアクションの特性にこれ以上はないくらいピタリとハマる。
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キビキビとした操作感にスピーディーな展開、絶妙のゲームバランス、そして自ら重厚長大を拒否したかのようなタイトなボリューム。
面白みの勘所が即座につかめる明快さで高い評価を獲得して9月には続編がリリース予定だが、トレーラーを見る限りでは、大きな特徴となっていた個性的なビジュアルが減退しちゃっているのが、ちょっぴり不安なところではある。
Xboxストアで現在販売されているShadow Editionは、スピンアウト作品である『Aragami Nightfall』が併録されているお得なパッケージとなっている。

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2021/09/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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