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2021/04/07 (水) カテゴリー: セガサターン

唐突だけど、本日4月7日はなんの記念日だかご存知ですか?
世界保健デー? 確かに国際的な記念日ではあるが、ここでテドロスの話ししたってしょうがないだろ!?
農林水産省創立記念日? ファッキン霞が関の記念日なんか知ったこっちゃないってんだよ!
4月7日はスーチーパイ記念日。大事なことなのでもう一度言います。スーチーパイ記念日。

ジャレコが制定した由緒正しい記念日です。
ジャレコなんてとっくに存在してないだろって? ファイヤーせっかん! たとえジャレコが潰れていようと、スーチーパイとぶたさんとミシシッピー殺人事件のワケのわかんない探偵は永遠なんだよ!

紆余曲折あったジャレコを稼ぎ頭として最後まで支えたスーチーパイだが、やはりその黄金期は90年代。
スーファミに始まりアーケードを経てサターン、PS、3DOの次世代CD-ROM機を主戦場としていた頃だ。
バリバリの脱衣麻雀の始まりがスーファミであったことは、今となっては軽い驚きだが、やはりあれはプロトタイプみたいなもん。
その本領を発揮しだしたのは、タイトルが美少女雀士からアイドル雀士に変わってからのこと。

そして頂点を極めたのがシリーズ通算3作目となる『アイドル雀士スーチーパイⅡ』。
スーチーパイの最大の魅力といえば、他の脱衣麻雀ものから一歩やニ歩どころか千歩くらい突き抜けた飛び道具みたいなキャラクターたちだが、そのメインラインナップが確定したのが、他ならぬ本作だからだ。
言わずとしれたメインキャラクターながら、実のところその役割は好き勝手しまくる他のキャラクターたちの収拾をつける謹厳な進行役スーチーパイ(かないみか)。
前作から続いての登板だが、このⅡから実質的なもう一方のヒロインに昇格したスーチーユキ(高橋美紀)。

このツートップに加えて本作から加わったキャラ、宇宙うさぎのミルキーパイが、CV担当西原久美子のアクセルベタ踏みノンストップボイスを武器に、もう事実上のスリートップとしてトロイカ体制で全編を引っ張りまくり、前作でさえ過剰なまでにハイテンションだったのが、もう当社比5倍10倍状態。

本編は毎度おなじみスーチースタイル。
スーチースタイルってなんぞやって話だが、要するに麻雀は元より脱衣すら、アッパーな美少女キャラ漫才の繋ぎと割り切った、幕間の主従が逆転してしまった様式のことだ。
あまりにもふんだんに盛り込まれすぎた掛け合い漫才ボイスのおかげで、この手のアーケード麻雀移植物によくあるフリー対戦モードが、おまけディスクの方に追いやられている始末。
おまけディスクは、もちろん恒例の声優ムービーもたっぷり収録し、こちらもCD-ROMの容量パンパンだ。

もはや麻雀とかギャルゲーなんて範疇を飛び越えたスーチーパイというジャンル。
キャラや楽曲、声優(アイドル声優ビジネス確立前の、当時の実力派中堅をずらりと取り揃えたところが、初期スーチーパイの大きなポイントじゃないかと思う)と、スーチーにまつわるあれやこれやをこれでもかとばかりに2枚のCD-ROMに詰め込んで、おまけになんとX指定。
あらゆるスーチーパイシリーズの中でも、これこそベスト中のベストと断言できる一本。
何かとプレステに煮え湯を飲まされることの多かったサターンユーザーであったが、スーチーパイの女神と呼ぶにはちょっと憚られるイカサマ女たちは、サターンの民にしっかりと微笑んでくれたのであった。
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