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【the FEAR(ザ・フィアー)】B級ホラーインタラクティブムービー

   ↑  2011/07/16 (土)  カテゴリー: PS2
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エニックスと言えば一般にはドラクエでしょうが、私のような実写ゲーム好きにとっては、『ユーラシアエクスプレス殺人事件』に始まり、『鈴木爆発』、『0ストーリー』と、PS2の時代に至ってもビッグバジェットの実写ゲームを出し続けてくれた信頼のパブリッシャーだったりします。
そんなエニックスが最後に送り出した実写ゲームは、DVD-ROM4枚組の大作ホラーアドベンチャー。
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加藤夏希、福井裕佳梨、野村恵里、上原まゆみ、金田美香の綺麗どころ5人をメインに、長谷川初範、宮川一朗太、岩崎ひろみ、松岡俊介(YOUの元旦那)、椎名英姫(「東京残酷警察」)、東山麻美(この人は『ユーラシアエクスプレス殺人事件』にも出演していた)が脇を固めるテレビ番組の撮影クルー一行。
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彼女たちが訪れたのは、人里離れた場所にある曰くありげな洋館。
不気味なオブジェがこれでもかと辺りを埋め尽くす、この薄気味悪い洋館に閉じ込められた一行は、やがて身の毛もよだつ怪異に襲われるのでした。
プレイヤーは、スタッフの一員のくせに全く段取りを知らされていないカメラマンとして、どんなてんぱった状況になろうが撮影を断固として止めない職業信念のもと、謎の怪物と、ほぼ寝たきり状態の福井ゆかりんと、恐怖のあまりオカルトめいた発言を連呼して周囲をどん引きさせる加藤夏希と、そして終盤、化け物以上にプレイヤーをびっくりさせるミッキー・カーチスが徘徊するこの屋敷の中を、フラグ立ての為に右往左往するハメに陥るのです。
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一部のムービーパートを除き、プレイ中に表示される画面の殆どは、プレイヤーが撮影しているテレビカメラの映像という設定。
このゲームは基本的に、ちょっと安っぽいVシネ系邦画ホラーのインタラクティブバージョンという趣なのですが、この無意識なファーストパーソンへのこだわりが、映像作品にはない、ゲームならではの妙味をところどころで醸し出しています。
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アイドルたちのマネージャー役である岩崎ひろみは、ゲームの中でも最も因業な殺され方をするのですが、これが映画などであれば、岩崎さんの死に様は、一、二度拝めばそれでお役ご免となるところでしょう。
しかし、移動画面も全て実写ムービーで処理される本作では、箱に詰められて滅多刺しにされた岩崎さんの死体の前を、何度も何度も通過しなければならないのです。
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恨めしげな顔で虚空を見つめる岩崎さんの惨死体を前から横から目の当たりにするたびに、心の中で「成仏してください。もっとも、この死に方じゃ絶対成仏できねえだろうなあ」と手を合わせつつ通り過ぎるのですが、こんな放置された惨死体と何度も向き合う居心地悪さは、ゲームでなければ味わうことのできない感覚でしょう。
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プレイヤーがフラグを立てるたびに惨殺死体が増えて行く、幾分ゆったり目なペースの前半からは一転、終盤はこれまたいかにもVシネ系邦画ホラーらしい、失笑一歩手前のオモシロ展開に至るのですが、このパートで体当たり演技(本人たちにとっては、きっと忘れたいことでしょう)に挑む加藤、上原、金田、野村に対して、福井裕佳梨はどことなく美味しい役を独占しているような気がしなくもありません。
この他の4人と福井ゆかりんの微妙な格差は、ちょっと気になります。
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一周は数時間程度。マルチエンディングシステムですが、あらゆるエンディングを出した後に登場するトゥルーエンディングは、これまたやってる最中からどことなく予想がつく腰砕けなもの。
そんな展開もどことなく居心地の良い、「お金を掛けたB級」なインタラクティブホラームービーです。

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