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バトルボーン
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2020/12/29 (火) カテゴリー: XBOX ONE

2020年も残すところあと数日になって、商業個人問わずあちこちのサイトでGOTY的な記事が盛んだが、個人的に総括するとやっぱり2020年を代表するゲームは『バトルボーン』ですね。
なんてことを言うとあちこちから「なにワケの分からねえこと言ってんだ!」「4年も昔のゲームじゃねえか!」「お前まだやっていたのか!」なんて声が飛んできそうな気もするが、シャッチュアマウス! 4年前からずっと継続してやってりゃ充分今年のゲームなんだよ!

『バトルボーン』は『Borderlands』でお馴染みGearbox社が放ったMOBAとFPSを折衷したマルチプレイシューター。
なんかしたり顔で「同時期に出た『オーバーウォッチ』の影に埋もれちゃいましたね」なんてのたまう奴も出てきそうだが、シャッチュアファッキンマウス! お前の間抜けな目だと埋もれてるように見えるだけなんだよ!
その二つは似ているようでまったく異なるゲーム。
スポーツライクなシューターに近い『オーバーウォッチ』に対して、『バトルボーン』はよりMOBAの要素を強めた戦略的な展開を妙とする。
シチュエーションやキャラ特性を熟知すればするほど深みを増してゆく、スルメのように奥深いゲームなのだ。

この4年間もっとも時間を割いてプレイしていたゲームは、他でもない『バトルボーン』だった。
このゲームのメインである侵入モードの1回のプレイ時間は30分。決してサクサク回せるようなボリュームではない。
しかしマルチプレイゲームとしては明らかに長尺な30分は、常に様々なドラマに満ち溢れた濃厚なひとときであった。

個性豊かな30のキャラのうちから1人を選択し、敵陣めがけて推し進むミニオンと呼ばれるBOTキャラの群れを自軍のプレイヤーと共に援護する。
この主目的を忘れてしまったがために、相手チームをばしばし殺しまくっているにも関わらず押し負けるチームを何度見てきたことか。

しかし何よりも『バトルボーン』の最大の魅力は、『Borderlands』で培われたGearboxのセンスがふんだんに盛り込まれた、一筋縄ではいかないキャラクターだ。
"ヒーローシューター"という名乗りのくせして、およそステロタイプなヒーロー像とは真逆な30人のバッドアスたち。
それぞれに立ち過ぎたパーソナリティは個々の戦術特性、ひいてはゲーム性に繋がっていて、全キャラまんべんなく遊びこみたいと思わせてくれた。

何より出撃するキャラクターごとに、マッチの面白さのポイントはがらりと変わってくる。
カルダリアスで出撃したときとクリースで出撃したとき、例え同じマップでも目に入る戦場の風景は大きく違って見えたものだった。
ああ、もうオレはあの30人のバッドアスたちが全員愛おしくて堪らない。
戦場でいかにバッドアスのパーソナリティに準じた立ち回りや振る舞いをするかは、このゲームにおける大きな命題であった。

"プロレスバカ"エル・ドラゴンで出撃したときは、敵の群れの中にラリアットで突っ込む無謀にあえて走り、"高火力のキチ●イ"な厄ネタキャラ、オレンディではエキセントリックな行動を心がけた。
"クソ鳥"ことベネディクトでは、あの心底ムカつく挑発アクションを、いかにここぞというタイミングで出すかに腐心したし、戦いの最前線で常に盾を手にどっしりと居座っていたのはボールダーだ。
トビー、アラーニ、ソーン、キッド・ウルトラ、フィービー、ISIC、モンタナ、マルキ、レイナ、アティカス、ペンドルス、デアンド、ガレリア、ミコ、ベアトリクス、アーネスト、ガルト、ウィスキー、ラース、ケルビン、シェイン&オーロックス、メルカ、オスカー・マイク、それぞれのキャラクターの魅力と戦場での思い出を語っていたら、もうキリがない。

このまま30人のキャラを全員レベルカンストまで遊び込んだら、オレの中で『バトルボーン』は終わってしまうのではないか。
そんな不安に駆られることもあったが、さすがに全キャラカンストは遥か遠い話だった。
その代わりに終わりは別の形でやって来た。
Gearboxが『バトルボーン』のサーバー完全終了をアナウンスしたのは、去年の年末あたりであっただろうか。

サーバーが閉じればオフラインでもこのゲームは一切遊べなくなる。その時『バトルボーン』は完全に終わりを迎える。
最後の時までの猶予は約1年。2021年の1月25日がその最終期限だ。
様々なオンラインゲームが誕生してはあっという間に終わりを迎える昨今のペースからしたら、『バトルボーン』の4年という月日は充分すぎるくらいの時間だったかもしれない。
そして最後に1年というたっぷりとした猶予を与えてくれたことは、Gearboxに大いに感謝すべきだろう。

この1年、悔いが残らないようにたっぷりとプレイできた。もちろん一抹の寂しさはあるが、ここまで遊びきったと言い切れるゲームはそうそう他にはない。
ありがとうGearbox、そしてありがとう愛しいバッドアスたち。終わりの日まで1ヶ月を切ってしまったが、ギリギリまでとことん遊び倒してやるぜ。
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