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2020/12/02 (水) カテゴリー: PS2

12月2日。それは本来なら世界規模での祝日となるべき一日。
そう、ゼロ年代を代表する歌姫、ブリ姉ことブリトニー・スピアーズがお生まれになった日だ。
全世界でのトータルのCD売上枚数は約1億枚。想像を絶する数字である。
レコード産業が衰退の一歩を辿り、それに応じてポップスターのスケールもどんどん小さくなっている現在、ブリトニーは最後の世界的ポップスターにして、CDビジネスにおける最後の一大成功者と言えるかもしれない。

このPS2ソフト『Britney's Dance Beat』は、彼女が3rdアルバム「ブリトニー」をリリースし、その人気が絶頂の時期に作られた一作。
オフィシャルゲームを出したポップスターやアーティストは国内外を問わずたくさんいるが、こと大物度という点では、やはりブリトニーはマイケル・ジャクソンと並んで群を抜いた存在だ。
プレイヤーの立場は、その超大物ブリトニーのバックダンサーオーディションの応募者。
バックダンサーとはゲーム内サクセスの上がりマスとしてはいささか地味かもしれないが、しかしあのブリトニーのバックダンサーともなれば話は別である。
「ブリトニーのバックで踊っていた」
もうこれだけで一生食えていけそうな響きがあるではないか。

とは言えブリトニーはその一方で数々のフリーダムかつアナーキーな行動で知られたお方。
このゲームでは開始早々「ダンサーはツアー中ずっといっしょに過ごす家族のようなものよ」と、一応フレンドリーに接してはくれるが、ぶっちゃけブリトニーは遠くから崇めるのはいいものの、決して身内になって欲しいようなタイプではない。
「すいません、ボクこのオーディション辞退します」
なんてことを言ってはゲームが始まらないのでグッと飲み込んで、さあ、ブリトニーの後ろの座を賭けたダンスバトルの始まりだ!

対戦形式で行われる音ゲー。もちろん使われる曲はブリトニーのナンバーだ。
タイミングよく指定のボタンを押していくオーソドックスなスタイルだが、コンボを上手く重ねるとオーディションのライバルに音符を追加したり並びを変えたりするお邪魔攻撃が発動する。
その闘いを見守るブリトニーだが、時として審査員の立場を忘れて「頑張って」「あなたならできるわ!」とエールを送ってくれる。
ヤバイよ、オレ、ブリトニーに贔屓にされてるよ! 嬉しいんだか嬉しくないんだかよく分かんないな。

オーディションを勝ち抜きブリトニーファミリーの座に一歩また一歩と近づくプレイヤー。その最終関門、ラスボスとなるのはブリトニー本人だ。
え、これって真面目に勝ちを目指しちゃっていいんですか? 勝ったらブリちゃんヘソを曲げちゃったなんてことになんないんすか!?
収録曲はブリトニーの1st~3rdから全5曲。そしてゲーム内で稼いだポイントでブリトニーの諸々のビデオクリップをアンロックして鑑賞することができる。
ボリュームに欠けるきらいはあるけれど、この系統のファンアイテムとしては手堅く作り込まれた一作。
ブリトニーは実際に自身のバックダンサーと浮き名を流したこともあったが、それはこのゲームのリリース後のお話なのでその辺はお生憎様だ。
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(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2960.html
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