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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

【Carto】不思議な製図の旅

   ↑  2020/11/06 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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当たり前に北が上になっている地図も横にしたり逆さにして眺めてみると、今まで思いもしなかった地勢や町の連なりが見えてくることがある。
ましてやカートは伝説のカートグラファーの孫娘。天性の製図家の血を受け継いだ女の子だ。
彼女が地図を右に左に縦に横に動かせば、世界は驚くほどにその姿を変えてゆく。
台湾のディベロッパーSunhead Gamesが送り出した『Carto』は、そんな不思議な能力を持つカートグラファーの少女を主人公に据えたパズルアドベンチャーだ。
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祖母の飛行船からはぐれて地上に舞い落ちたカート。
悪いことに辺り一帯の地図も落下のどさくさで四散してしまった。
手元に残ったわずかな地図の断片から始まるカートの祖母との再開を目指す旅。
カートはまだ経験不足な製図家の卵。しかし必要な経験はこれからの冒険で少しずつ積み重ねてゆけばいい。それができるかどうかはカートに成り代わるプレイヤーの閃き次第だ。
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地図は基本的に正方形の断片となって世界のあちこちに散らばっている。
それを右に横にひっくり返し断片ごとを繋げれば、カートが行くことのできる世界はどんどん広がっていく。
このタイル状の地図を連結させてゆく手応えは、ビデオゲーム化も為されているアナログボードゲームの傑作『カルカソンヌ』にそっくりだ。
しかし固定の地図を作り上げる『カルカソンヌ』と違って、『Carto』の地図連結作業はもっと自由自在だ。
一度繋げたマップをバラして再び新しい形で繋げ直すパターンが常に登場する。
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時には新しい断片がどこにも見当たらないケースも出てくる。
だが案ずることはない。カートは不思議な製図能力の持ち主。
次の目的地は曲がりくねった道の先にある。NPCのそんなヒントを頼りに道が曲線を描く断片をくねくねと繋げてみれば、その先に忽然と出現する新たな断片。
最初は戸惑うかもしれないが、一度飲み込んでしまえば後はその応用系を突き詰めるだけだ。
森で囲まれた中に何かがある。OK、森林を含んだ断片を四方にぽんぽんぽーん。その真ん中に姿を現す目的地。やったね!
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スタートの小島に始まり、迷いの森に砂漠、活火山に極北と、どんどん広がる不思議な地図の世界。
それに応じて製図パズルの法則も次第に発展してゆく。上下連結型、地上地下二層型、テトリスのブロック型。
それと同時に世界のあちこちに住まう人々の文化や生態も様々。ただし共通しているのはどの人々もみんな心優しく暖かいということだ。
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そんな優しさに満ち溢れた世界は、それに相応しい水彩画風のどこか心落ち着くビジュアル。
森の民に海の民、砂漠の民、暖かい住人たちと触れ合う旅の中でかけがえのない友もできた。
アクシデントで始まったカートの旅も、エンディングに至る頃には一生に残る思い出ばかりとなるだろう。
地図の断片と絶妙な難度上昇曲線が織りなすハートウォーミングな冒険。この世界に製図家に不可能なことは何一つないのだ。

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2020/11/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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