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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【インファーナル: ヘルズ ヴェンジェンス】

   ↑  2010/09/22 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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'90年代末から2000年代の始めにかけては、海外PCゲームの日本版発売が非常に活発でした。
中には「そんなもん出して商売になるの?」などと、こちらが思わず心配してしまうような、どマイナータイトルも含まれていたのですが、コンソールゲーム機と違ってハードのロイヤリティが無く、利益率が高いPCゲームは、例え少ない販売本数でも採算が見込めたのでしょう。
しかし国内PCゲーム市場の縮小と共に、これら海外ゲームの日本版も徐々に少なくなり、今ではPCに特化したストラテジーゲームのタイトルが目立つ程度です。
これは市場の縮小化の他に、PCゲームとコンソールゲームの境界が薄れてきたこと。さらにはSteamの登場なども、理由として挙げられるのかもしれません。
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これにより、どマイナー、或いは妙ちきりんなジャンル等のニッチなPCゲームが日本で発売されることも、今では希になってしまいました。
しかし今此処に、やたらとニッチな海外ゲームを日本で販売する、かつての海外PCゲーム日本代理店のような戦略を、何故かコンソールゲーム機市場で展開する会社が一つあります。
その名はラッセル。あのトロピコ3日本版を発売するというナイスジョブを筆頭に、Stoked、Suparstars V8 Racing、SBK X Superbike World Championshipなど、どう考えても売れそうもないタイトルを日本に引っ張ってくる、男気溢れる会社です。
ただでさえマイナーなタイトルの上に、Suparstarsに至っては、元のツーリングカーチャンピオンシップそのものが、日本では全く知られていないときているのに、そんなマイナス要因をものともせずローカライズに踏み切る。そこまでいくと、もはや勇気と言うより蛮勇と言うべきなのかもしれませんけど。
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そんなマイナーゲーム愛好家の俺にとっては、非常にありがたい存在のラッセルなのですが、しかし、いくらニッチなゲームを出すと言っても、ものには限度があります。
Infernalは、今からほど3年前に出たPC用のサードパーソンシューター。このPC版の時点で既に酷評されていたゲームを、Infernal: Hell's Vengenceのタイトルで堂々とコンソール機用に移植して、PC版以上のさらなる酷評を浴びた元の開発会社やパブリッシャーも、実にいい度胸していますが、それを知ってか知らずか日本に引っ張ってきたラッセルも相当なもんです。
昨年度、海外サイトでめちゃくちゃにこき下ろされたシューターにRogue Warriorという作品がありましたが、俺の実感としては、このインファーナルはRogue Warriorの比ではありません。
いびつで力不足とは言え基本的には破綻していないRogue Warriorが2点だとしたら、インファーナルはマイナス5点くらいつけないと、釣り合いというものがとれないんじゃないでしょうか?
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がたがたな操作性、がくがくする照準、珍妙なキャラクターの挙動、行き当たりばったりのレベルデザイン、そこらの中学生に考えさせたような陳腐なストーリー、聞いてるこちらがむず痒くなってくるような臭いセリフ、全く機能していないカバーアクション、チェックポイント間のオートセーブどころかチャプター間のセーブすら存在しない仕様(セーブは全て自力で行ってくださいだとさ!)。
ここまで欠点を挙げ連ねていくとキリがないゲームも、今時珍しいくらいです。
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主人公は、自分を裏切った組織相手に、魔界の力を借りて復讐を果たそうとする元天界工作員。
その魔力の一つである体力吸収は、相手の死体からヒットポイントの他に弾薬なども一緒に吸収できる技。
体力以上に弾薬のやり繰りが厳しいこのゲームでは、非常に重要な魔力です。
しかしこの魔力を発動させている間は、完全に無防備な状態。そんな間に周りを取り囲む敵たちの銃撃を、一方的に浴び続けることになります。
だったら周囲の敵を一掃してから、ゆっくりと体力と弾薬吸収に励めばいいだろうと思われるかもしれませんが、このゲームの死体はすぐ消えちまうから、そうも言ってられないんだよ!
目の前の敵を一人倒してから、他の敵をほったらかしにして、銃撃を喰らい続けながら死体から吸収。また目の前の敵を倒して、やはり弾丸を浴び続けながら吸収。
もう何かが根本から間違っている、破綻しているような気がします。
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やはり主人公に備わった魔力の一つであるテレポートも、我々がイメージするようなA地点からB地点に完全に移動できるようなテレポートではなく、任意の地点に一時だけ移動できる(一定時間が過ぎると元に戻る)、暫定テレポートとでも呼ぶような中途半端なもの。
パッと見には使えない能力に思えるかもしれないですが、この暫定テレポートを駆使して銃撃戦で敵を翻弄(B地点に暫定テレポートして背後から敵を攻撃。慌てた敵が振り向く頃には、既にA地点に戻っていて再び背後から攻撃)するのは、このゲーム中で唯一面白い部分でした。
まぁ裏を返せば、それ以外の部分は全てつまらないどころか、こちらをイライラさせるものばかりということなのですが。
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こんな、さわりをやっただけで即座に「これはあかん」と分かるようなゲームを、何故日本発売に踏み切ったのか、その真意は分かりかねますが、恐らくはこれをうっかりプレイしちゃったラッセルの人が、こんなダメゲーを遊んでしまったやるせなさを慰めるために、無理矢理道連れを増やそうとしたとかなんじゃないでしょうか。
パッケージの裏に堂々と踊るキャッチは「30種類以上の実績をコンプリート!」
正直、実績がぬるいくらいがセールスポイントにしかならないこのゲームに対する、苦肉のキャッチなのかもしれませんが、実のところこのゲームの実績はそんなにぬるくはありません。
実績コンプの為には3周する必要があるこのゲーム。2周、3周、とてもじゃないけどそんな繰り返しプレイするモチベーションはありません。
このとっちゃん坊やな主人公の顔は、二度と見たくないというのが本音です。

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