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【Space Ribbon(スペース・リボン)】パンダの口を追いかけろ

   ↑  2020/04/22 (水)  カテゴリー: Switch
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太陽を目指す、あるいは地平線を目指す。人間の衝動としてはなんとなく理解できる。
たどり着けないことは分かっていながらも、「あの太陽に向かって競争だあ!」なんてなるのは青春ドラマなんかでもよくあるシチュエーションだ。
しかしパンダの口の中を目指したくなる気持ちというのは、やっぱりよくわからない。
ましてや「パンダの口に向かって競争だあ!」なんて言われた日には、なんでそこに競争という過程を経て赴かなけれればならないのだと、疑問を持つのが当たり前であろう。
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Nintendo Switchなどで発売されている『スペース・リボン』はそんな不条理がまかり通る世界。
今から112年後の未来。そこではジャイアントパンダとトラが口からリボン状のコースを吐き出し、いにしえの車を改造したレースマシンたちがゴールとなる動物の口めがけて突っ走るレースが人気番組となっていた。
こんなことを親しい友人知人が言い出したら「ストロングゼロの飲み過ぎはよくないですよ」と軽く諌めるところだが、これがゲームの公式設定であるのなら、もう何を言ってもムダである。
ちなみにこの設定、公式の説明は機械翻訳の力もあってさらにトリッピーな文になっており、もうストロングゼロ程度の心配では収まらなくなっている。
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とにもかくにも宇宙空間に浮かぶ巨大なパンダの口から蛍光色でラインが引かれたコースがうにょにょにょにょにょーっと吐き出され、その上を十数台の車が競い合いながら駆け抜けていく光景は強烈にサイケデリックだ。
小洒落てクールを気取ったサイケ風ではない。もっと天然、オレは『Space Giraffe』とかあの辺のゲームと同類の匂いを感じる。同じスペース繋がりだし。
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このレースゲームが尋常じゃないのはビジュアルに留まらない。
参加するレースカーたちのメインの動力となるもの。それはガソリンや太陽光なんてありきたりのものではない。
先行するライバル車が発するスリップストリーム、それを受けることによって自車はブーストゲージを溜めて加速を得られる。
このゲージがまったくゼロの状態では、クリープ現象程度のゆるゆるなスピードでしか前に進めなくなるだろう。
つまり先行車の後ろにピッタリつけてのドラフティングは、このゲームでは必須。NASCARなんかでもおなじみのテクニックだが、しかしゲージの残量を脚力に置き換えて競輪などの自転車競技に例えたほうがわかりやすいかもしれない。
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とにかくこのレースで先頭はスリップストリームでゲージを溜められなくなるのでメリットがほとんどなくなる。
中段上位につけて自動生成コースの終わり際を読みいっきにスパートをかける。しかしそんな戦略をなかなか成り立たせてくれないのは、ライバル車のこれまたストゼロのロング缶をひっかけてからレースに挑んでるんじゃないかと疑いたくなるくらいフリーダムなドライビング。
ダンゴになってるところでは、これに巻き込まれてしっちゃかめっちゃかになるのが常だったりする。
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このスリップストリーム動力やおもちゃじみた挙動なんかは、やはり『Space Giraffe』と同時期にリリースされた『Mad Tracks』という、ちょっとストレンジなトイカーゲーム(これの動力もバネエンジンとかいう妙ちきりんなものだった)に似たものを強く感じるのだが、もしかして開発者的に繋がりかなんかあったりするのだろうか。
まあそれはともかくとして、普通じゃないビジュアルに普通じゃないシステム、そして普通じゃないカオスなレース展開がスピーディーにぽんぽんぽんと続く。
『スペース・リボン』はちょっと破綻してストレンジなレースゲーム。多少道理が通じないところがあるが、そんなもんはパンダの口をひたすら目指すワケのわからないビジュアルの前には、もう筋道たてることを諦めるしかないだろう。

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