fc2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

この記事に含まれるtag :
  シネマゲーム  

【Disney's Bolt】ボルト

   ↑  2020/03/18 (水)  カテゴリー: XBOX 360
200318006.jpg
ボルトは特殊能力を備えたスーパードッグ。
その駆け足は特急列車よりも早く、一声吠えれば車はおろか戦車すらなぎ倒す衝撃波が発生する。
飼い主はペニーという名の女の子。科学者である彼女の父親は世界征服を企む怪人物ドクター・キャリコによって拉致されてしまった。
そしてキャリコはその魔手をペニーにも伸ばす。
果敢にも父親の奪還を目指すペニーを守るため、ボルトは今日もキャリコの手下たちとの戦いに明け暮れるのだった。
200318002.jpg
なんて設定は実はドラマの中のお話。
ボルトは子役であるペニーと共に撮影に臨んでいる動物役者でしかない。もちろん特殊な能力なんて持っていないごく普通のイヌだ。
しかしボルトはそんな事実をまるで認識していない。自分には並外れた力があると本気で思い込んでいる。
そんなボルトが撮影所のゴタゴタの中で、愛するペニーとはぐれてニューヨークに搬送されちゃったからさあ大変。
なんの縁故もない遠い街だがボルトはひるまない。なにせ自分はスーパードッグ。さっそくスペシャルパワーで事態を解決しようと試みたけど……、あれ?
200318004.jpg
2008年に公開された「ボルト」は、あまりディズニー臭のしない不思議なディズニー映画。
前年にピクサーを子会社化した流れで作られたこのアニメーションは、全編にピクサーの血を色濃く流し込んだ作品となり、硬直化していたディズニーアニメに新風を吹き込んだ。
ジョン・トラボルタ、マイリー・サイラス、マルコム・マクダウェルといった面々がボイスアクトを務めたことも話題になったこの映画のゲーム化を担当したのは、「カーズ」や「ルイスと未来泥棒」「チキン・リトル」などディズニー系アニメのシネマゲームを数多く担当しているAvalanche Software。
200318003.jpg
しかしそれらはゲームとしては高い評価を得られておらず、そしてこのゲーム版『Bolt』もご多分に漏れずあまり芳しいものではない。
ゲームのストーリーは劇中劇、ボルトやペニーが役者として参加しているアクションドラマの内容に沿って進行する。
つまりこのゲーム中では、ボルトは全てをなぎ倒すスーパーボイスや大ジャンプを使いこなすスーパードッグ。ペニーも愛するわんこを心配する一少女ではなく、ガジェットと勇気を駆使して巨悪に立ち向かうスーパーヒロインだ。
200318007.jpg
3Dプラットフォーマーのスタイルに「ボルト」という素材を押し込むには、まあ無難といえば無難なのだろうが(考えてみりゃ、あんなロードムービーみたいなお話はそのままゲームにしようがない)、しかしアクションゲームとしてもあまりパッとしたデキではない。
進行に応じてボルトとペニーをそれぞれ操作するのだが、両者にそれぞれ役割的な差異が大きくあるわけではないし、アクティブ時のボルトが画面内で豆粒のようなスケールでしか表示されないのは、キャラクターゲームとして根本的になにかが間違っている。
200318005.jpg
これはこの『Bolt』に限ったことではないが、360やPS3期に放たれたアニメ映画のゲーム化作品は、原作に対して予算やリソースが大幅に縮小しているハンデを抱えながら、同じCGアニメーションの土俵で比較に晒される宿命が常に付きまとっている。
これが実写映画のゲーム化であったら、ビジュアル質感の根本的な違いで取り繕えるが、CGアニメとなるとそうはいかない。
ビッグバジェットを注ぎ込んだ原作映画を前にしては、ムービーパートを始め何から何までが、どうしてもチープな印象が先に立ってしまう。
そんなハンディキャップを理解していても、やはりこのゲーム中のボルトとペニーがちっとも可愛くないのは致命的じゃないだろうか。一番肝心なのはそこだろうに。

<Xbox One 互換対応タイトル>

関連記事

この記事に含まれるtag :  シネマゲーム 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2883.html

2020/03/18 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメント:を投稿する 記事: 【Disney's Bolt】ボルト

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback