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【Forza Horizon 4】ブロスナンの微妙ボンドカー

   ↑  2020/03/09 (月)  カテゴリー: XBOX ONE
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ショーン・コネリーからダニエル・クレイグに至る歴代ジェームズ・ボンド俳優の中で、オレ的に一番評価が微妙なのが20世紀007の末尾を飾った5代目ボンド、ピアース・ブロスナンだ。
長身で眉目秀麗で確かにぶったちは悪くないんだけど、どうしてもそれだけという印象をオレはこの人に抱いてしまっている。
歴代の中で一番好きだったティモシー・ダルトンからのバトンタッチであるのが、ブロスナンに今一つな評価を持ってしまう大きな一因なのかもしれない。
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いかにも殺しのライセンスを持った特殊諜報員の雰囲気プンプンだったダルトンの獰猛さ、荒々しさとはまったく正反対。
洒脱ではあるんだけどロジャー・ムーアのような飄々とした一面にも欠ける。
薄味の一言に尽きるんだけど、されど死に体だった007のブランドを再び浮上させた功績は、やはり認めるほかはないだろう。
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ブロスナン=ボンド時代は結構長かったようなイメージもあるが、出演作は「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネヴァー・ダイ」「ワールド・イズ・ノット・イナフ」「ダイ・アナザー・デイ」計4作と意外に少ない。既に本数ではダニエル・クレイグに抜かれていたりする。
そしてボンドカーを大収録した『Forza Horizon 4』のBest of Bond カーパックに登場するブロスナン由来の車も、これまた意外なことにわずか一台だけ。
BMWとのタイアップが蜜だったブロスナン時代。ここに収録されているのもBMWのロードスターモデル、BMW Z8。
「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」に登場したボンドカーだ。
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しかしこの「ワールド・イズ・ノット・イナフ」ってのが、これまた評価に困る、ぶっちゃけオレの中では歴代007映画では最下位の作品だったりする。
アクションシーンは過去作の焼き直しが多いし、"痛覚を失った不死身の男"との触れ込みだった悪役のとんだ一杯食わせ者っぷりもハンパではない。
それよりも何よりもボンドガールのソフィー・マルソーにブロスナンがボンドとしても役者としても完全に食われまくられているのが問題だが(この映画に出てくる男どもは、はっきり言ってすっとこどっこいばっかだ)、まあ相手がソフィー・マルソーであるのが不運だったというほかはないのであろうか。
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そしてボンドカーのBMW Z8も、これまた映画同様に煮え切らない存在だったりする。
ボンドカーであるにも関わらず、カーチェイスはおろか気の利いた走行シーンすらなし。
それもそのはず。このZ8、実は映画の撮影に車の開発が間に合わず、仕方なくコルベットにガワを被せたものを無理やり登場させただけなのだから。
見せ場らしい見せ場は波止場で駐車中にリモコン遠隔操作のミサイルでヘリコプターを撃ち落としたのみ。単なる固定砲台みたいなもんである。
しかもその直後にノコギリで真っ二つにされてお役目終了。ボンドや"不死身の男"レナードと等しく、ソフィー・マルソーの露払いという役目だけで終わってしまった。
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ブロスナンゆかりのボンドカーなら、「トゥモロー・ネヴァーダイ」の遠隔運転も可能なBMW 750iLとか「ダイ・アナザー・デイ」でジャガーと凄絶な氷上チェイスを繰り広げたアストンマーチン・ヴァンキッシュなど、他に適任はいくらでもあるのに、なんでよりによってこんな一番パッとしないやつをチョイスしたのかいささか疑問だが、BMW車としては数少ないロードスターという辺りでバランスをとったのだろうか。

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