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2016/08/06 (土) カテゴリー: Android

「ボートのやっさんでっせー!」
競艇とはまったく関係ない自身のラジオ番組で、漫才師としての本分すら投げ捨てた自己アピールを連呼していたのは、故・横山やすし師匠だが、一つの分野に徹底して精通するのは、それはそれで素晴らしいことである。
ゲーム開発の分野においては、それはとても大きな強みになる。
「ボートのVectorでっせー!」
やっさんのように自らそう高らかに宣言したわけでないが、Vector Unitは、あのMidwayの名作ボートゲーム、『Hydro Thunder』のリメイクを任され、その期待に応えてXBLAの定番タイトル、『Hydro Thunder Hurricane』として生まれ変わらせた、ことボートに関しては信頼のおけるメーカーなのである。

かつて初代XBOXに『Blood Wake』という武装ボートゲームの秀作があったが、それこそがVector Unitの源流。
これの主要メンバーが独立して結成したVector Unitは、以後モバイルゲームをメインに開発を続けている。
そのほとんどがボートものという、まさにボートのVectorの面目躍如っぷりだ。
この『Riptide GP』も、Vector Unit産ボートゲームの一つ。
正確には水上バイクのゲームだが、プレーニングを駆使して水面を跳ねながら滑走するスピード感満点のテイストは、まさに『Hydro Thunder Hurricane』のタイニー版。小ぶりながらも遊び応えのあるボートレースゲームだ。

Vector Unitは以降も、本作の続編となる『Riptide GP 2』(Xbox One版もあり)や、南部の湿地帯を密造酒業者がエアボートで駆け巡る『Shine Runner』など、ボートゲームを主体に作品を送り出し続けている。
もし横山やっさんが健在であったら、Vector Unitのメンバーに対して、きっと興奮気味にこうまくし立てているだろう。
「ボートは男のロマンや。お前ら、よう分かっとるやないけえ! 笹川さんによろしく言っとくわ!」
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