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2016/03/31 (木) カテゴリー: PS2

ヴァン・ヘルシング教授といえば本来はドラキュラ伯爵の宿敵……、と言うにはイマイチ頼りがいのない爺さんであるが、そのイメージをガン=カタ使いのアクションヒーローに書き換えたのは、2004年に公開された映画「ヴァン・ヘルシング」。
山場ばっかりをタメもなく繋いだような、相も変わらずのスティーブン・ソマーズ監督の芸風に貫かれたこの映画で、主人公ヴァン・ヘルシングを演じたのはヒュー・ジャックマン。
つば広帽に二丁拳銃、『The Incredible Adventures of Van Helsing』の主人公の原型となったのは、この映画版のヴァン・ヘルシングだ。

二丁拳銃にシミター、そして空飛ぶギロチンのような投擲武器。遠近様々な武器を使いこなすヴァン・ヘルシングが、アクションゲームと相性が良くないわけがない。
それに元々スティーブン・ソマーズの映画自体が、ゲームと勘違いしたような文法で作られているときてる。
そんなわけでシネマゲーム化された作品は、このヴァン・ヘルシングの造形にもしかしたら影響を与えているかもしれない『デビルメイクライ』スタイルに着地するのであった。

映画でインパクト抜群だった空飛ぶギロチンもどきに代わって、このゲームで重きをなすのは、フック付きのロープを撃ちだすグラップルガン。
難所や高所への移動はもちろんのこと、戦闘においても、これでモンスターを引き寄せたり大胆な位置取りを試みたりと、様々なバリエーションが望める基本アイテムだ。
このガジェットと多彩な遠近武器を組み合わせて華麗な立ち回りを積み重ねながら、ドラキュラやフランケンシュタインなど、ユニバーサルホラー映画伝統の怪物スターたちが絡みあう映画本編のストーリーをなぞってゆく、オーソドックスなシネマゲームとなっている。
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