この記事に含まれるtag :
Xboxアプリ
↑
2015/04/27 (月) カテゴリー: XBOX ONE

通勤電車の中で、あるいはちょっとした待ち時間に、3の魔力は日常のほんのわずかな隙間にスルスルっと入り込む。
スマホやタブレットに常駐し、ムダに忙しい現代人の無聊を慰める、顔文字のフレンドリーな奴ら。
かく言うオレも手持ち無沙汰のときは、つい3とその倍数たちに、さんざんお付き合い願った。
思えばこの『Threes』は、昨年遊んだゲームの中でもっとも延べプレイ時間が長かった作品だったかもしれない。
その付き合いの良さは、スマホという常に身から離せないガジェットとの相乗効果によるところが大きいだろう。
だから据え置きゲーム機であるXbox Oneのラインナップにこれが加わったときは、さすがに場違いな感が否めなかった。
テレビの前にどかっと腰を下ろして、コントローラを握り締めた態勢で、このゲームの本領が存分に発揮されるとは、とても思えなかったからだ。

オリジナルのモバイル版よりも、ちょっとばかり割高な上に、とりあえずの付加価値と言えば総計1000Gの実績くらい。
しかもその実績も、ゲームにちなんで3刻みになっている、やたらと扱いにくいシロモノ。
その存在意義が早々と疑われるXbox One版『Threes』であったが、ちょっとスクリーンショットを残そうとしたときに、スクショ機能が無効になっていることに気づいた。
スクショだけじゃない、ゲームクリップも撮れない。自分の姿がゲーム画面に映し出されるKinect系のゲームに、プライバシー保護のためにスクショやクリップ撮影機能がオミットされている例はあるが、それとはちょっと違う。
元からその機能が付いていない仕様、つまりこれはゲームでありながらゲーム扱いではなく、アプリと同等の位置づけになっているのだ。

もしかしたらと、スナップ画面をちょいと呼び出したら、そこに各種アプリに並んで『Threes』のアイコンが加わっているではないか。
そう、このOne版『Threes』は、今のところ唯一のスナップ画面で遊ぶことのできるゲームなのだ。
テレビの端っこの細長いサブスクリーン、『Threes』はまるでそこが本来の居場所であるかのように、ちんまりと収まっている。
スナップできるということは、他のゲームをプレイしながら同時進行で『Threes』も遊べるということ。
マルチプレイの部屋が埋まる間、フレンドを待つ間、クソ長くてどうでもいいムービーが流れている間、もうコントローラを手にイライラしながら過ごす必要はない。
スナップ画面で『Threes』を遊びながら、悠然と待てばいいだけだ。それに『Threes』なら、その性質上ゲームをそのままほっぽり出しても、またいつでもそこから再開できる。

元々がスマホの画面に収まりのいいゲームだから、スナップの縦長画面でもプレイにまったく問題はない。
さらにゲームとの組み合わせだけじゃない。スカイプでお話しながら、Twitchの動画をチェックしながら、MLB.TVでメジャーリーグの試合を観ながら、根本はるみのDVDに鼻の下を伸ばしながら、Xbox Oneが許す限りのあらゆるシチュエーションで、『Threes』をながらプレイ。
駅のホームやフードコートの片隅に留まらない。『Threes』は家に帰ってもリビングエンタテイメントの隙間にスルっと入り込み、そしてあの顔文字で微笑みながらこう言うのだ。
「手持ち無沙汰なときは、いつでも呼んでくれよな」。
<配信専用タイトル / 国内ストア未発売>
この記事に含まれるtag : Xboxアプリ
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-2301.html
2015/04/27 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |私もネモハルさん大好きなんです。
SAMURI |
2015/05/01 (金) 15:48 No.1056
コメント:を投稿する 記事: 【Threes】Xbox One版スリーズ
お気軽にコメント:をぞうぞ。非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。
Comment