fc2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

この記事に含まれるtag :
LDゲーム  

【タイムギャル】LDゲーム日本代表

   ↑  2010/12/04 (土)  カテゴリー: メガドライブ&メガCD
101204002.jpg
アメリカが生んだLDゲームの頂点が『ドラゴンズレア』ならば、日本の生んだそれは間違いなく『タイムギャル』で決まりでしょう。
我が国が生んだ著名な同種の作品としては、LDゲームきっての長寿シリーズとなった『THE野球拳』シリーズなどがあり、正直どっちを和製LDゲームの代表作に挙げるか、ちょっぴり迷ったりもしたのですが。やはりここは『ドラゴンズレア』にひけをとらないアニメーション作品かつ死に様ゲームである『タイムギャル』を代表としておきます。
101204003.jpg
『ドラゴンズレア』と『タイムギャル』、日米を代表するアニメーションゲームを、こうして並べてみると、両国のアニメーションに対する意識、嗜好の違いが如実に表れていて興味深いです。
ディズニーやハンナ・バーベラなどの、アメリカン・カートゥーンの流れを汲む『ドラゴンズレア』に対して、この『タイムギャル』は、うる星やつらやダーティーペアをイメージさせるギャルが、適度なチラリズムを交えて、太もも剥き出しにしながら躍動する。
手の込んだ多彩な死に様というのは、LDゲームのもはやお約束(と言うか、むしろメインディッシュ)ですが、『ドラゴンズレア』のその各種死に様は、どちらかというとゲラゲラ笑いながら眺めるもの。
方や『タイムギャル』のそれは、むしろどことなくサディスティックなエロティシズムをかき立てるもの(ここまで尻を囓られまくるゲームヒロインが、果たして他にいるでしょうか?)。
一見酷似したLDゲームのお約束パターンを踏んでいても、両者のそれの間には、その様なテイストの違いが無意識のうちに現れているように見えます。
101204005.jpg
ゲームが生んだ萌え系ヒロインの元祖的存在とも言える、本作の主人公レイカ。
キャラクターボイスを担当したのは、アイドルから声優への転身組の中では、日高のり子や佐久間レイの先輩格である山本百合子。
その声の収録は、ほとんどアドリブだったらしいですが、なるほど、今観てみると、その画面の中の様子にダイレクトに反応したような、悪い言い方をすれば、とってつけたようなアドリブっぷりが、あからさまに表れていて結構笑えますよね。
と言うか、ここまで無理してみっちりとボイスを詰め込まなくてもよかったような気もするんですけど。
101204006.jpg
後にサターン版やプレステ版が、やはりタイトー製のLDゲームである『忍者ハヤテ』とのカップリングでリリースされたりもしましたが、あいにくと私の手元にはこのメガCD版しかありませんでした。
だけどこのメガCD版。もの凄い力業を駆使して、ハードのスペックというハンデを乗り越えた移植となっています。
そこまでしてわざわざメガCDでタイムギャルを再現させようとした、そんな情熱も含めた色んな意味での味わい深さの前には、オリジナルとそもそも何かが違うとか、画像が粗いとか、そんな非難はとんだお門違いなのです。
101204007.jpg
あくまでもオリジナルに拘るのならば、レーザーディスクゲームとしてこれ以上オリジナルは望めないメガLD版があります。その存在を踏まえた上での、普及版とも言えるメガCD版なのですから。
まぁそのメガLD版『タイムギャル』は、今ではとんでもないプレミア価格になっちゃってるみたいですけど。

関連記事

この記事に含まれるtag : LDゲーム 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-229.html

2010/12/04 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment


宇宙戦艦ヤマト(LDゲーム版)

日本製のアーケードLDゲームは実写映像を使用したアストロンベルト、レーザーグランプリ、スターブレイザー、GPワールド、タイムトラベラー等が掲げられますが…、アニメ映像を使用した日本製のアーケードLDゲームだと、幻魔大戦、アルベガス、サンダーストーム、スーパー・ドンキホーテ、エッシュズ・オルンミラ(エシュのオルンミラ)、忍者ハヤテ、バッドランズ、ロードブラスター、宇宙戦艦ヤマト、タイムギャル等が掲げられます…。その中でTAITO製の宇宙戦艦ヤマトはLDゲームにしては珍しく、メジャーな作品をゲーム化した作品で、映像素材は「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」、「ヤマトよ永遠に」、「宇宙戦艦ヤマト 完結編」が
使われており、本ゲーム用の新規新規描き下ろし作画シーンも存在する。基本は「宇宙戦艦ヤマト 完結編」のストーリーに沿って、ゲームが進行し、発進シーンの一部や地球に帰還するシーン等はさらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」、「ヤマトよ永遠に」等が使用されている。ゲームオーバーになると、ヤマト 完結篇のクライマックスシーンで流れたヤマト自沈シーンが流れる模様。声優は完結編の声優さん(富山敬、納谷悟朗、仲村秀生、青野武、安原義人、石田太郎他多数)が起用され、音楽は宮川泰、今村良雄、小倉久佳等が起用されている…。 タイムギャルよりも無駄にゴージャスなLDゲームでもあった宇宙戦艦ヤマト…、しかし版権上の絡みで家庭用ゲーム機に移植されていないのが残念だ…。

マイケル村田 |  2014/11/25 (火) 23:44 [ 編集 ] No.975


確かゲームオーバーシーンだけ新規にアニメーションを製作したやつでしたっけ?

与一 |  2014/11/27 (木) 18:55 No.977


MEGA LDのタイムギャルは何度か店頭で見掛けたのですが購入には至りませんでした
今思うとあの時買ってればなぁと名残惜しい気持ちで一杯です

オレ、 |  2016/03/28 (月) 23:01 [ 編集 ] No.1203

コメント:を投稿する 記事: 【タイムギャル】LDゲーム日本代表

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback