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2010/12/08 (水) カテゴリー: PSP

Nacho Libreと前後してしまったが、こちらがジャレッド・ヘスの監督デビュー作『バス男(ナポレオン・ダイナマイト』のゲーム化作品、Napoleon Dynamite The Geme。
発売元がPSPに対してそれなりに積極的なCrave Entertainment だからなのか。或いはこの頃のPSPは、北米でもまだ多少なりとも勢いがあったからなのか。
ニンテンドーDS版のみの発売に留まっていたNacho Libreに対して、こちらはDSとPSPのマルチで発売された。
タッチペンを使わせるなど、インターフェース上の違いはあるものの、どちらも基本的には同様のミニゲーム集。

ただ、ナチョの場合はプロレスとか、弱者が成り上がる王道ストーリーなど、ゲームに持ち込めそうな要素がそれなりに詰まっているから、まだいいけれど、このナポレオンの場合は、登場人物がナチュラルな変人ばかりのオフビートコメディ。ゲームにできるような要素なんか、そもそも何一つとして持っちゃいないのだ。
それでもめげずに、このゲームの開発者たちはゲームにできそうなところを無理矢理探し出してきた。

ナポレオンが放課後に一人で遊んでいた妙なボール遊び。リコおじさんのフットボールトス。ナポレオンの兄、キップが通信教育で習っていた胡散臭い東洋武術。ラマへの餌やり。ナポレオンが通学バスの車内で興じていた、フィギュアを引き摺る変な一人遊び。
そう言えばナポレオンたちのお祖母ちゃんはオフロードバイクが趣味だったなぁ。だったらオフロードバイクのミニゲームも入れちゃおう。お祖母ちゃん、一度も画面には登場してなかったけど……。
映画のクライマックスとも言えるあのダンスシーンも、勿論ミニゲーム化だ。何せ映画のクライマックスだから、家編、学校編、ダンス・コンペティション編などと分けて、ミニゲームの数を水増ししてしまおう。

そしてそれらのミニゲームは、映画全編に漂う緩いムードを再現するために、ひたすらアバウトでいい加減なものにしてしまおう。
ちょっと待ったぁ! 確かにこちらとしても、手に汗握るようなゲームに、ナポレオン・ダイナマイトの名を冠して提供されても困ってしまうけれど、だけど映画のオフビート具合を、テキトーに作ったいい加減なゲームを並べていい理由にされても、それはそれで困る。
まぁ確かに開発する側としても、ナポレオン・ダイナマイトをゲーム化しろだなんて、無理難題を押しつけられて困り果てたことだろう。
悪いのは、こんなゲームに向かない素材の版権をとってきて、無理矢理ゲーム化を目論んだ側だ。
<北米版 / 日本のPSP本体で動作します>
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