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Forza
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2015/01/10 (土) カテゴリー: XBOX ONE
『Forza Horizon 2』の拡張マップ『Storm Island』は、一見ラリーで実績がある車やオフロードモンスターが主役のように思えるかもしれないが、ところがどっこいアメリカンマッスルカー限定のチャンピオンシップも、なかなか捨てたもんではない。
極端なアップダウンが続く荒野を、バカでかいエンジンと重たいボディが取り柄のクルマが、群れをなして跳んだり弾けたり転がったりするクロスカントリーは、ラリーカーやSUV車のレース以上にはっちゃけた種目だ。
燃費とか排ガスなんてせせこましいことを考える必要のなかった古きよき時代のマシンたちが、砂塵を巻き上げてフリーダムに爆走するさまを眺めていると、幼い頃にテレビ放映でさんざん観た、これまた古きよき時代のカーアクション映画を強烈に思い起こさせる。

「バニシング・ポイント」のダッジ・チャージャー、「バニシングin60」や「ブリット」のフォード・マスタング、TVドラマでは「爆発!! デューク」のダッジ・チャレンジャー。
CGなんてない時代の、生のカースタントで構成されたこれらの映画で、スクリーン狭しと駆け抜けていたのは、たいていがアメリカの香りをぷんぷんと振りまくマッスルカーやポニーカーであった。
ポンティアック・ファイヤーバード・トランザムは、その自己主張の強いデザインによって、ある意味これらのアメリカンカーを象徴するようなマシン。
『Forza Horizon 2』にも、ボンネットの火の鳥がインパクトのある73年型、その後継の77年型、そしてTVドラマシリーズ「ナイトライダー」で主役マシンのベースとなった87年型と、三世代のトランザムが登場する。
中でも火の鳥ロゴを受け継ぎつつ、さらにはったりの強いノーズに黒と金のカラーリングと、まるで気合の入りすぎたヤンキーみたいなルックスを持つ77年型は、飛び抜けてインパクトの強いマシンだ。

こいつを転がしてダートを爆走していると、否が応でもデジャブしてくるのが、77年の映画「トランザム7000」。
後に「キャノンボール」や「メガフォース」などのクルマ映画大作を生み出すハル・ニーダムの監督デビュー作で、主演は以降ニーダムと名コンビを組むことになるバート・レイノルズ。
州境を越えてビールを運ぶ違法仕事を請け負ったレイノルズが、トラックの露払いで警察をかく乱する目的で乗り回すのが、当時最新マシンであったイーグルマスク・トランザム。
南部の自由人(アウトロー)が、政府の手先である役人たちを翻弄してコケにする図式は、『爆発!! デューク』なんかでもお馴染みだが、脂が乗り切っていたこの頃のバート・レイノルズは、その男の色気をふんだんに振りまいて、政府(北部)にも、それが押し付けてくる決まり事にも束縛されない南部の色男を、魅力たっぷりに演じている。

荒天をついてトランザムを乗り回しているうちに、無性にこの映画が観たくなり、ゲームを一時停止してXbox Videoをのぞいてみると、しっかりとラインナップに「トランザム7000」の名があるではないか。
さっそくこいつをレンタルしてストリーミング鑑賞。まさに絶頂期のバート・レイノルズと、それと対を成す北部の跳ねっ返り娘を演じるサリー・フィールドのブス可愛さ。
この時代のカーアクション映画とひとくちに言っても、クルマはあくまでも命じられた企画でしかなかった「バニシングinTURBO」から、クルマへの偏愛が映画を置いてきぼりにしてしまった「バニシングin60」と、そのスタンスは様々だが、「トランザム7000」はクルマ愛、カースタント愛と娯楽映画としての基本がバランスよく組み合わさった職人の映画だ。時代性を越えて、今観ても文句なしに面白い。

「トランザム7000」を久々に堪能したあとは、一時停止していた『Forza Horizon 2』をリジューム再開。
ゲームと映画を地続きで行き来できるクロスカルチャーマシンとしての側面は、Xbox Oneの大きな魅力の一つだ。
イーグルマスク・トランザムは、その自己主張抜群の外観ゆえに、乗り手をかなり選んでしまうマシンだが、映画を観てバート・レイノルズになったような気でいるオレなら、それに乗り負けることもない。
映画でもさんざんに魅せたジャンプにスピンターン。ここは南部アメリカではなくヨーロッパだし、助手席にブス可愛いカエルみたいな女はいないし、しつこく追ってくるパトカーもカントリーミュージックもないが、それは映画の余韻でいくらでも補える。
南ヨーロッパにある謎の荒天の島で再現される「トランザム7000」。ハイウェイから道なき道まで、土埃の似合う火の鳥は、いつでもどこでも自由に羽ばたけるんだ。
極端なアップダウンが続く荒野を、バカでかいエンジンと重たいボディが取り柄のクルマが、群れをなして跳んだり弾けたり転がったりするクロスカントリーは、ラリーカーやSUV車のレース以上にはっちゃけた種目だ。
燃費とか排ガスなんてせせこましいことを考える必要のなかった古きよき時代のマシンたちが、砂塵を巻き上げてフリーダムに爆走するさまを眺めていると、幼い頃にテレビ放映でさんざん観た、これまた古きよき時代のカーアクション映画を強烈に思い起こさせる。

「バニシング・ポイント」のダッジ・チャージャー、「バニシングin60」や「ブリット」のフォード・マスタング、TVドラマでは「爆発!! デューク」のダッジ・チャレンジャー。
CGなんてない時代の、生のカースタントで構成されたこれらの映画で、スクリーン狭しと駆け抜けていたのは、たいていがアメリカの香りをぷんぷんと振りまくマッスルカーやポニーカーであった。
ポンティアック・ファイヤーバード・トランザムは、その自己主張の強いデザインによって、ある意味これらのアメリカンカーを象徴するようなマシン。
『Forza Horizon 2』にも、ボンネットの火の鳥がインパクトのある73年型、その後継の77年型、そしてTVドラマシリーズ「ナイトライダー」で主役マシンのベースとなった87年型と、三世代のトランザムが登場する。
中でも火の鳥ロゴを受け継ぎつつ、さらにはったりの強いノーズに黒と金のカラーリングと、まるで気合の入りすぎたヤンキーみたいなルックスを持つ77年型は、飛び抜けてインパクトの強いマシンだ。

こいつを転がしてダートを爆走していると、否が応でもデジャブしてくるのが、77年の映画「トランザム7000」。
後に「キャノンボール」や「メガフォース」などのクルマ映画大作を生み出すハル・ニーダムの監督デビュー作で、主演は以降ニーダムと名コンビを組むことになるバート・レイノルズ。
州境を越えてビールを運ぶ違法仕事を請け負ったレイノルズが、トラックの露払いで警察をかく乱する目的で乗り回すのが、当時最新マシンであったイーグルマスク・トランザム。
南部の自由人(アウトロー)が、政府の手先である役人たちを翻弄してコケにする図式は、『爆発!! デューク』なんかでもお馴染みだが、脂が乗り切っていたこの頃のバート・レイノルズは、その男の色気をふんだんに振りまいて、政府(北部)にも、それが押し付けてくる決まり事にも束縛されない南部の色男を、魅力たっぷりに演じている。

荒天をついてトランザムを乗り回しているうちに、無性にこの映画が観たくなり、ゲームを一時停止してXbox Videoをのぞいてみると、しっかりとラインナップに「トランザム7000」の名があるではないか。
さっそくこいつをレンタルしてストリーミング鑑賞。まさに絶頂期のバート・レイノルズと、それと対を成す北部の跳ねっ返り娘を演じるサリー・フィールドのブス可愛さ。
この時代のカーアクション映画とひとくちに言っても、クルマはあくまでも命じられた企画でしかなかった「バニシングinTURBO」から、クルマへの偏愛が映画を置いてきぼりにしてしまった「バニシングin60」と、そのスタンスは様々だが、「トランザム7000」はクルマ愛、カースタント愛と娯楽映画としての基本がバランスよく組み合わさった職人の映画だ。時代性を越えて、今観ても文句なしに面白い。

「トランザム7000」を久々に堪能したあとは、一時停止していた『Forza Horizon 2』をリジューム再開。
ゲームと映画を地続きで行き来できるクロスカルチャーマシンとしての側面は、Xbox Oneの大きな魅力の一つだ。
イーグルマスク・トランザムは、その自己主張抜群の外観ゆえに、乗り手をかなり選んでしまうマシンだが、映画を観てバート・レイノルズになったような気でいるオレなら、それに乗り負けることもない。
映画でもさんざんに魅せたジャンプにスピンターン。ここは南部アメリカではなくヨーロッパだし、助手席にブス可愛いカエルみたいな女はいないし、しつこく追ってくるパトカーもカントリーミュージックもないが、それは映画の余韻でいくらでも補える。
南ヨーロッパにある謎の荒天の島で再現される「トランザム7000」。ハイウェイから道なき道まで、土埃の似合う火の鳥は、いつでもどこでも自由に羽ばたけるんだ。
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2015/01/10 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |仕事終わったら観て見ます。
松戸のサル |
2015/01/14 (水) 14:33 No.994
この時期のよくできたアクション映画は、肩肘張らず観れてホントとっつきいいですよ。
与一 |
2015/01/15 (木) 17:54 No.996
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