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2014/08/08 (金) カテゴリー: XBOX 360

「The Adventures of Rocky and Bullwinkle」、ロッキー&ブルウィンクル。我が国では「空飛ぶロッキー君」のタイトルで放映され、2000年にはロバート・デ・ニーロ主演で誰得の実写映画化も果たした米国製アニメのクラシックだ。
「ドラ猫大将」や「原始家族フリントストーン」などのハンナ・バーベラアニメと同世代の作品だが、日本のローカル民放などでしつこいくらい再放送されていたハンナ・バーベラ作品と違って、こちらの方はさすがにオレもテレビでは観た記憶が無い。
それくらい古い時代に放映されていたアニメだが、本国では古典として確たる人気と知名度があるらしく、今までにもジェネシスやゲームボーイなどで散発的にゲーム化作品が登場してきた。

それの久々のゲーム化と相成ったのが、Xbox Liveアーケード。
正確にはこのゲームの前に、初代『Pinball FX』でロッキー&ブルウィンクルをテーマにしたテーブルが登場しており、これは初代『FX』では珍しい版権モノのピンボール台になっていたが、それの関係かこのXBLA版『Rocky & Bullwinkle』も、『Pinball FX』と同じZen Studiosからのリリース。
ロッキー&ブルウィンクルは、ムササビのロッキーとその相棒であるヘラジカのブルウィンクルが、ボリス&ナターシャのロシア人スパイコンビと丁々発止のやり取りを繰り広げる本編の他に、天才犬ビーボディ、騎馬警官ダドリー、イソップ親子といった面々がそれぞれ主役を張る短編アニメがサンドウィッチされた幕の内弁当的オムニバス構成。
このXBLA版『Rocky & Bullwinkle』にも、もちろんロッキーたち以外にこれらのメンバーも登場して、原作アニメになんとなくちなんだミニゲームの数々が、『メイド イン ワリオ』ライクなスピード感で、矢継ぎ早に展開する。

一見『メイド イン ワリオ』の志の低いクローンに思え、コントローラーを酷使したイマイチな操作(左右トリガー連打とか、スティックぐりぐり回しなど、明らかにコントローラーの寿命を縮めそうな操作が連続する)を経ると、その思いをさらに強くするのだが、しかし実はこれ、数少ないXbox Liveビジョン対応ゲームの一つ。
Liveビジョンカメラをセッティングしてゲームを起動してみれば、いかにも取ってつけたようだったコントローラー操作の8割ほどが、カメラを通じたモーション入力に入れ替わる。

するとどうだろう。コントローラーによる操作だと、単なる不出来な『メイド イン ワリオ』もどきに過ぎなかったのが、ビジョンカメラを通じると、両手を必死にバタバタさせたり、腕をひたすらぐるんぐるん回転させたりのすっとこ運動が連続する、全身を使ったアクティブな『メイド イン ワリオ』に変身するではないか。
まあ結局は『メイド イン ワリオ』もどきであることに変わりはないんだけど。
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