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2010/12/28 (火) カテゴリー: PS1

『Hydro Thunder Hurricane』のベースとなったオリジナルの『Hydro Thunder』は、今は亡きミッドウェイが1999年にリリースしたアーケードゲーム。
この頃のミッドウェイは、この『Hydro Thunder』以外にも、オフロードものの『Offroad Thunder』や、スノーモービルものの『Arctic Thunder』といったエクストリームレースのアーケードゲームを、サンダーシリーズの名の下に発売していた。
その中でも最も評価が高いのは、やはりこの『Hydro Thunder』だ。

XBLAのHydro Thunder Hurricane は、このオリジナルHydro Thunder の続編というよりは、むしリメイクと言った方が正しいだろう。
オリジナルとハリケーンの違いと言えば、各コースが刷新されたことと(しかし、ハリケーンにも、オリジナルの痕跡を残すコースがいくつか存在する)、ジャンプがワンボタンで出し易くなったことくらいのものだろう。
登場するボートも両者ほぼ共通。オリジナルではミッドウェイと呼ばれていた機体が、ハリケーンではベクターと改称されたのが、ボートに関する数少ない変更点だ。
そこはやはりミッドウェイの名を残して欲しかったところだが、まぁ色んなやむをえない事情があるのだろう。

そのアーケード版『Hydro Thunder』は、プレイステーション、ドリームキャスト、ニンテンドウ64の3機種に移植された。
今ではマルチプラットフォームと言っても、重箱の隅を突かなければどの機種でもそれほど大きな違いは無いけれど、この'90年代末期は、第5世代ゲーム機であるPSやN64と、第6世代であるドリームキャストが混在していた時代。
同じ作品の移植でも、PS版とドリキャス版では大きな差が生まれてしまっていた。そしてそれはこの『Hydro Thunder』も例外ではないみたいだ。
アーケードをほぼ再現したドリキャス版に対して、このPS版は、特にそのグラフィック面が見劣りしてしまい、その評価もイマイチだったりする。

もっともPS陣営はこの借りを、ドリキャスと同じ第6世代ゲーム機のPS2で発売された『Midway Arcade Treasures 3』で、『Hydro Thunder』のみならず、姉妹作の『Offroad Thunder』までも1本のソフトにぶち込むという離れ業で、きっちり返しているけれど。
今、オリジナルの『Hydro Thunder』を遊ぼうとするのならば、この『Midway Arcade Treasures 3』が一番入手し易いかも。
<北米版 / 日本のPS本体では動作しません>
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