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【Wanted: Weapons of Fate】ゲーム版ウォンテッド

   ↑  2013/10/15 (火)  カテゴリー: XBOX 360
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「これまでのボクの人生は偽りだった。暗殺者こそがボクの本当の生きる道だったんだ」
そんな"生まれ変わったボク宣言"を嘯くのは、もしオレが上司だったら、「自己鍛練プログラム代わりに、大学の体育会に押し込んでやろうか!?」と一喝したくなるような、ウジウジした野郎。
覇気のカケラもなかった男が唐突におのれの立ち位置を一変させたのは、血筋がどうとやらこうとやら。
家柄なんて単語とはおよそ無縁なこっちには、一辺の感情移入もできないような世襲野郎が主人公の「ウォンテッド」。
人生を変えた気分になって調子づくも、その性根だけは何一つ変わってない世襲野郎が、暗殺者になるためのトレーニングで、まるでフィアーファクターの出演者みたいに酷い目に遭わされるところくらいしか、オレにとっては盛り上がりようがない映画だった。
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それは原作アメコミからおおまかな骨格だけを拝借した設定とか、プロローグを長く引き伸ばしただけの、パイロット版も同然のストーリーにも理由があるのだけど、そんな以降の展開を当て込んだ構成のくせに、肝心の続編は出演者たちに拒否られて棚上げ状態。
ならばその始末をつけるのはゲームでというわけではないんだろうが、とにもかくにも映画では何もかも投げっぱなしになって終わった"ウォンテッドその後"の唯一の補完となっているのが、この『Wanted: Weapons of Fate』だ。
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主人公役のジェームズ・マカヴォイを始め、映画版のキャストが引き続き登場する、すかした暗殺者の若造と、その血筋がどうたらこうたらの物語。
その主幹を成すのは、2007年作という時代性を割り引いてみても相当厳しいものがある、バタバタして詰めの甘い作りのサードパーソンシューター。
このゲームならではのセールスポイントは、主人公の特殊能力を再現したバレットカーブやエンハンスドクイックムーブだが、遮蔽物に隠れた敵をカーブする弾丸で狙い撃てるバレットカーブは、ミリタリー系シューターによくあるグレネード投擲軌道表示の変種にすぎないし(『バレットタイム』の主観視点追尾弾みたいな、アイデアも見た目的にも映えるものを期待していたのに)、エンハンスドクイックムーブに至っては、単なるバレットタイムのしょぼい版だ。
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特殊能力があるのは主人公だけじゃない。敵だって常人とは思えないほど硬く、中盤以降には、こちらのヘッドショットを首をちょいちょい振ってかわしてしまう連中が、うじゃうじゃ出てくる。
狙って撃っても当てられない。そんなシューターとしてのアイデンティティを自らぶん投げるような真似、お願いだから勘弁してください。
映画版のその後を描く補完的意味合いを除いてしまうと、相当しょっぱいデキのTPSでしかない、このゲーム版ウォンテッド。
唯一の良いところと言えば、主人公役ジェームズ・マカヴォイの吹き替えが、映画版でみんなを辟易とさせたDAIGOから、まともな職業声優さんにバトンタッチされていることくらいだろうか。

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