この記事に含まれるtag :
レーシング
↑
2013/10/09 (水) カテゴリー: ドリームキャスト

自我を持ったラジコンレースカーたちの反乱。プロポの鎖から抜け出して、オレたちは勝手気ままに走るぜ!
ラジコンカーの崇高な独立精神の表れと言えるのが、『マイクロマシーンズ』などの見下ろし画面型おもちゃカーレースとは一線を画した、通常のレースゲームのようなマシン後方からの視点タイプなのだ! ……って、そこまで大袈裟なもんではないが。
大量のすっとこゲームの中に、ごく少数の当たりゲームをまぶす駄菓子屋くじみたいな営業戦略を得意としていたアクレイムが送るこの『リボルト』は、幸いなことに当たりくじ。これを引いたごくごく少数の物好きの皆さん、おめでとう! あなたはドリームキャストの隠れ良質レースゲームを、見事にゲットしました!

何せこのDC国内版『リボルト』は、一部のデータによると数百本しか売れなかったとか。アクレイムを信じて報われることだって、この世にはあるんです!
もっとも、こんなゲーマー好みのタイトルを発売して売り上げがそんな調子だったら、そりゃアクレイムも日本市場からトンズラこきたくなるでしょうとも。

マシンがラジコンカーなのは見た目だけじゃない。その挙動もラジコンそのままにクイックで扱いに苦労するもの。
軽い車体はつるつると不安定で頼りなく、スティックの傾きがちょっと過ぎた程度で、ラジコンカーはくるんと意図しない角度に大きく車体を曲げてしまう。
そのセンシティブな操作感は、ほんの僅かなミスが大きく順位を下げてしまう命取りに。そんな一瞬たりとも気の抜けないレースで、通常のカート系カジュアルレースゲームのとき以上に効果的なお邪魔アイテムはオイル。ただでさえつるつるとしたフィーリングで走ってるところに、路面にまかれたオイルは効果てきめんだ。

このドリームキャスト版は、マルチプレイは画面分割のローカルのみだが、ラジコンカーが町に繰り出してのレースという舞台設定には、この分割のちまちまとした画面が意外と相性がいい。
バトルモードにスタントモード、さらにはコースコントラクトモードなど、お楽しみというお楽しみは、一通り揃えた『リボルト』。
売り上げが振るわなかったのは、何とも残念なところだが、数年後にこのタイトルは、Xbox Liveクローズドベータテストのスターターキット同梱ソフトという形で、思わぬ日本でのカムバックを為す。

ただ、この初代Xbox版『リボルト』が歯痒かったのは、せっかくクローズドベータのデフォルトゲームとなりながら、ベータテスト期間が終了すると、何故かそのまま姿を消してしまったこと。
契約上の色んな問題が絡んでるんだろうけど、そこはもちょっと頑張って、製品版のXbox Live スターターキットにも、これを同梱させるべきだったのではないだろうか。オンライン対戦の楽しさをせっかくダイレクトに伝えてくれる好ゲームだったのに。
『リボルト』さえ付いてくれば、こっちもわざわざ『頭脳大戦LIVE』なんかで遊ぶ必要もなかったんだしさ。
- 関連記事
-
- 【ネッパチ ~10連チャンでラスベガス旅行~】
- 【WEB MYSTERY ~予知夢ヲ見ル猫~】
- 【リボルト】ドリキャスの隠れ好レースゲーム
- 【ルームメイトノベル ~佐藤由香~】田舎町の夏休み
- 【ル・マン24アワーズ】我が家6時間耐久レース
この記事に含まれるtag : レーシング
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1940.html
2013/10/09 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |コメント:を投稿する 記事: 【リボルト】ドリキャスの隠れ好レースゲーム
お気軽にコメント:をぞうぞ。非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。
Comment