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2013/08/25 (日) カテゴリー: XBOX 360

立ち上げ間もないXBOX 360に於いて、XBLAの最大のキラータイトルとなった作品。それは間違いなく『UNO』です。
より洗練されたXBOX LIVEのシステムに対して、それに見合うだけのタイトルがろくに揃っていなかったこの時期、『UNO』の存在は別格でした。
誰もが知っているルール、リーズナブルな価格、とっつきの良いオンライン対戦。
LIVEアーケードのゲームを初めて購入するにあたり、とりあえずこの『UNO』をチョイスした人も少なくないでしょう。

例えひとりぼっちでも、ランクマッチにアクセスすれば、あっという間に遊び相手が揃ってしまう人口の多さも、『UNO』が重宝された理由の一つです。
少なくともXBOX LIVEで、ここまで人で賑わっているゲームは、過去にはありませんでした。
「XBOX LIVEなのに、待たずにオンラインマルチプレイが遊べるなんて!」
そんな驚きと共に、XBOX 360の(グローバルレベルでの)スタートダッシュの手応えを強く感じたものです。

2008年夏の大型アップデートで、XBOX LIVEにアバターシステムが導入されるようになってからは、この『UNO』もアバター対応に刷新されましたが、それ以前にアバターの役割を果たしていたのは、XBOX LIVEビジョンの映像でした。
この『UNO』は、LIVE用のWebカメラであるXBOX LIVEビジョンに同梱されていたこともあり、プライベートマッチでは、LIVEビジョンの使用者が大変多く見受けられました。
そこからは老若男女多岐に渡る、様々なXBOX LIVEユーザーの生の姿が伺えたものです。私の印象に強く残っているのは、いつも仲良く並んでカウチに腰掛け、1ラウンド毎に順繰りにコントローラを回している、イタリアの老人(壮年?)三人組の姿です。
自分がコントローラを握っていないときも、いつもニコニコとLIVEビジョンに笑顔を送っていましたが、あの人たちは今も同じ並びで『UNO』を遊んでいるんでしょうか?

ぽつぽつとフレンドが増えつつあったXBOX 360初期時代に、飲み会における「とりあえず全員にビール」的な存在であったのも『UNO』(これがマチャアキとかエブリパであったら、「とりあえず全員にカルーアミルク」と頼むような暴挙です)。
なにせこのゲームは所持率がべらぼうに高かったですし、例え持っていない人がいたとしても、400MSPという価格は「じゃあこの際、買っちゃおうか」と、ぽんと手を出しやすいものでした。
それに当時はXBLAやDLCコンテンツのタマもろくに揃っておらず、みんなMSPを果たして何に使っていいのやら困ってる時期でもありましたから。
初期XBOX 360をもっとも賑わせたゲーム『UNO』。XBOX LIVEの新時代は、このあまりにもポピュラーなカードゲームと共に幕を開けたのでした。
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1906.html
2013/08/25 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |コメント:を投稿する 記事: 【UNO】初期XBLAのキラータイトル
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