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エルダースクロールズ
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2013/04/29 (月) カテゴリー: XBOX 360

スカイリム最後のDLC「Dragonborn」を導入したら、変な連中に突然からまれた。
家具作りに使う鉄のインゴットを、ホワイトランの街に買いに行ったときのことだ。
戦乙女の炉に入ろうとしたオレを、そいつらはいきなり呼び止めてきて、何やら面倒臭そうな難癖をネチネチとつけてきたのだ。
アルドウィンのドラゴン騒ぎもひとまず集結したし、皇帝を暗殺した報酬で生活は当分賄える。
今のオレは、家をちまちまと改築したり、二人の娘にお土産を買ってきてやったり、本棚に本を並べたり、ヘリヤーケンホールの別宅に執政の名目で愛人を囲ったりする平穏な暮らしを満喫している身。

「オレがファンタジーRPGに求めてるのは平和な日常なんだよ。もう変な騒ぎに巻き込まねえでくれないかなあ」
そうあしらおうとしたら、連中は「だったらこんなDLCを、わざわざ買うんじゃねえよ!」と、いきり立った。
まあそりゃそうだ。だけどたまたまセールで安かったからさあ。オレだって同じDLCなら、「Hearthfire」みたいな内容の方が遥かにありがたいんだけど。「Hearthfire」一つで半年は遊べるし。

そのおかしな風体の連中がオレにからんできた内容が、これまた面倒臭いものだった。
お前は不届きにもドラゴンボーンを名乗っているそうだが、真のドラゴンボーンはちゃんと他にいる。そんなことを、わざわざスカイリムから遠く離れたモロウィンドのソルスセイム島からケチつけにやって来たらしい。
例えるなら、元広島カープの衣笠祥雄さんの元にプロレスファンがいきなり押しかけて、「お前は鉄人を名乗っているそうだが、ルー・テーズこそが真の鉄人だ。勘弁ならん!」などと難癖をつけるようなものだろう。衣笠さんにとっては迷惑極まりない話だ。
それに衣笠さんにしろオレにしろ、僕は鉄人ですドラゴンボーンですと、何も自分から名乗ってるわけではない。人が勝手にそう呼んでるだけだ。

だけどそう説明しようとしても、連中は聞く耳なんて最初から持ってやしない。それどころか、いきなり剣を抜いてこっちに襲いかかってきやがった。おいおいおい、街中で勘弁してくれよ。
「ちょっとやめてよー」と逃げ回っていたら、衛兵の皆さんが駆けつけて、このおかしな連中をさっさと鎮圧してくれた。お勤めご苦労さまです!
通りの真ん中に放置しておくと子供の教育に悪いので、戦乙女の炉の裏手まで死体を引っ張っていって、懐を物色してみると、オレの命を狙わせた元祖ドラゴンボーンだか本家ドラゴンボーンだかの書簡が出てきた。

今までラーメン屋なんかの本家元祖騒動を見るたびに、いちいち揉めてないで本家と元祖に棲み分けて丸く収まればいいじゃんなどと無責任に思っていたが、自分がその立場になってみると話は別だ。
新加勢大周がいかにしょっぱかろうが、加勢大周の立場からしたら、これを放置するわけにはいかない。
それにこいつらを野放しにして、そのたびに娘二人が居る自宅に押しかけられたら堪ったもんではない。
「パパはちょっとドラゴンボーンのお仕事で、しばらくソルスセイム島ってところに行ってくるよー」
二人の娘にそう言い残し、オレは未知の土地ソルスセイム島行きの船に乗り込むのだった。
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