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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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DVD【センチメンタルグラフティ SG Girls' Live Memorials】

   ↑  2013/01/29 (火)  カテゴリー: 映画・DVD
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1997年から98年にかけて、『センチメンタルグラフティ』の熱狂は、たちまちのうちに下り坂のサターン界隈を覆い尽くしていた。
時はギャルゲーブームが飽和点に達していた頃。ブームが弾ける前に、もう一花咲かせようと、NECインターチャネルとマーカスが、青二プロを巻き込んでぶち上げたこのプロジェクトは、様々なゲーム媒体を煽っての一大プロモーションが功を奏して、まだゲーム本体が出ていないのに、CDやフィギュア、グッズや関連本などが好セールスを記録するという、ワケの分からない盛り上がりをみせていた。
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それが最高潮に達したのが、単なるパイロット版ファンディスクに過ぎない『センチメンタルグラフティ ファーストウィンドウ』がプレミア化してしまう事態である。
この"前夜祭が事実上の本祭"という本末転倒な盛り上がりのおかげで、肝心のゲーム本体がリリースされる頃は、熱狂的ブームは既に下り坂に入ってるという有様。
20数万本という、当時のサターン情勢を鑑みれば、大健闘とも言えるセールスを記録したものの、ゲームの中身が中身だったことも相まって、セングラ界隈の話題はあっという間に終息に向かったのだった。
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一時の狂熱に浮かされていた人々も、そのほとんどは我を取り戻し、日常に戻っていった。
しかし、カルト的な熱狂に揺り動かされていたムーブメントが、ブームが終わりを迎えると、熱が冷めて離れる人々と、さらに先鋭化しカルトにひた走る人々に二極化するのは、この世の常。
セングラブームを支えた闘士たちの中でも、もっともピュアでせつなさが炸裂したハードコア集団であるSGガールズファンたちにとっては、例え肝心のゲームがへっぽこだった事実が露わになろうと、まだまだ祭りは終わっちゃいなかったのである。そこにSGガールズが居る限り!
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『センチメンタルグラフティ』の不思議なところは、ギャルゲー一大メディアミックスでは、重要な一翼となる声優事務所に、この手のプロモーションにはあまり不得手そうな老舗、青二プロをチョイスしたことだ。
『セングラ』に登場する12人のご当地ヒロイン役に、まずピックアップされたのは、前田愛を始めとする、当時まだ実績がほとんど無かった6人の若手。
そして残りの6人は、オーディションでド新人を抜擢する大胆な施策がとられた。
この12人には"SGガールズ"というグループ名が与えられ、以後、CDリリースに、コンサートに、ラジオ番組に、ゲームのプロモーションにと引っ張り回される。
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青二プロの若手組は、元々アイドル声優予備軍と言うよりは、むしろ青二らしい堅実な職業声優の卵といった雰囲気が強かった人たち。そこにオーディションを潜り抜けてきたとは言え、ちょっと前までは、そこらの普通の女の子だった人たちが加わった混成軍。
そんなSGガールズの最大の特徴は、"板に付いて無さ"だ。
後のアイドル声優グループ売りのプロトタイプともなったSGガールズだが、その構成員はアイドル声優とは微妙にベクトルの違う人たち。
その彼女たちが、アイドルチックな華々しい舞台に立つ様子には、常に「なんか無理してるな」的な、いっぱいいっぱいさがつきまとっていたのだった。
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カルト集団の中のさらなるカルトであるSGガールズファンたちも、恐らくそれを敏感に感じ取っていたのだろう。
そんな微妙な空気を、彼らはヤケクソに近い熱狂的盛り上がりを持って覆い隠そうとした。
一見、今どきのアイドル声優コンサート会場と違いはないような、SGガールズの客席の盛り上がり。しかしそこには、他にはない独特の切羽詰まった悲壮感が満ちている。ここに炸裂しているのは、せつなさではなく刹那さだ。
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この「センチメンタルグラフティ SG Girls' Live Memorials」は、SGガールズとそのフリークたちの最後の大盛り上がりを記録したライブビデオ。
VHSビデオとレーザーディスクで発売されていた「SG Girls' Live Memorials」と、その舞台裏を追った「SG Girls Tour Making Special」をまとめた、SGガールズ映像の決定版とも言えるDVD。
このコンサート自体が行われたのは、既にゲーム版『センチメンタルグラフティ』が発売され、セングラブームがいっきに鎮火している頃であったが、SGガールズの、とりあえずのファイナルを見届けようとする会場は、そんな世間のセングラブーム終息などとは、まるっきり隔絶された雰囲気だ。カルトの鑑みたいな光景である。
このコンサートから15年の月日が経とうとしているが、SGガールズのメンバーは、あの一見潰しの利かなそうなオーディション組も含めて、そのほとんどが地味に、しかし堅実に声優や役者、ナレーターの仕事を継続中だ。これなんかも、実にSGガールズらしい話である。

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3DSおすすめゲームソフト集 管理人 |  2013/01/30 (水) 09:04 [ 編集 ] No.380

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