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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

Vシネマ【くノ一忍法帖IV 忠臣蔵外伝】

   ↑  2013/01/26 (土)  カテゴリー: 映画・DVD
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日本史の闇に活躍したくノ一たちの、正しい姿を現代に伝える「くノ一忍法帖」シリーズ。
山田風太郎の奇想天外忍法小説を原作に持つ、この映像化作品は、60年代に東映が数本製作した映画版と、90年代にキングレコードから発売されたVシネマ版の二つに大きく分けられるが、私たちの世代を直撃したのは、もちろん90年代Vシネマ版の方だ。
『餓狼伝説2』の不知火舞を皮切りに、格闘ゲームの世界では、ちっとも忍んでない派手なコスチュームに身を包んだくノ一が頻繁に登場するが、それら"ちっとも忍んでいない系"くノ一像を確立させたのも、このシリーズ。
派手な色使いで、裾が極端に短く、胸がやたらとはだけやすい、くノ一コスチュームは、シリーズ第一作の無印「くノ一忍法帖」以降、伝統として長く使い回され続けた。
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シリーズ第四作「くノ一忍法帖IV 忠臣蔵秘抄」で、能登くノ一衆が身に纏うのも、もちろんこの伝統のコスチューム。
馬鹿な殿様が殿中で刃物振り回して大暴れ。、お家ごと処分され、逆ギレしたその家来たちが、なんの落ち度もない老人一家を襲って虐殺するに至る忠臣蔵は、よくよく考えてみれば相当に酷い話なのだが、これはその陰に咲いた悲しいくノ一たちの物語である。
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上野正希子(前名・星野由妃)を筆頭とする能登くノ一衆たちは、上杉家家老千坂兵部より、赤穂浪士の主要メンバーを色仕掛けでたらしこんで、仇討ちを諦めさせる密命を受ける。
大石内蔵助、堀部安兵衛、高田郡兵衛、奥野将監ら、赤穂浪士の中核メンバーたちを、ハニートラップに絡め捉えようと、セクシー忍者服で出動する能登くノ一衆。
夜のお江戸、仇討ちに燃える赤穂浪士たちに、くノ一たちの奇天烈エロ忍法が迫り来る!
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しかしこの能登くノ一衆、女の色香を武器とするクセに、妙に惚れっぽく、そして職業意識がまるっきり欠如した連中でもあった。
70年代風エロ情緒溢れるお色気忍法で浪士たちをたらしこむ能登くノ一衆。その色香の前に男の本能を抑えきれず身もだえする赤穂浪士は、「こんなものがあるから煩悩が芽生えるのだ!」と、陰茎を自ら切り落とすという最終手段で、エロ忍法に対抗するのだった。
堪らないのは、おのれの忍法の拠り所であるイチモツを、目の前でセルフ阿部定された、くノ一だ。
「なんてもったいないことを!」と、転がった陰茎を握りしめては、「そこまでして本懐を遂げたいとは。あなたに惚れたわ!」 ……なんなんだ、お前。
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このように能登くノ一衆は、揃いも揃って忍者としての本分よりも、女の情念を優先させるから始末に悪い。
浪士の首魁、大石内蔵助を襲ったのは、その名も"魔羅蝋"という忍法。
これは膣と挿入した陰茎が細胞単位で一体化して抜けなくなってしまう、世にも恐ろしい術だ。
早い話が気持ちいいままの膣痙攣みたいなもんだが、とにかく仇討ち決行日まで、繋がった状態のままでリーダーである内蔵助の動きを封じてしまおうという、くノ一の捨て身な作戦の前に、仇討ちの成就は風前の灯火かと思われた。
膣痙攣技で繋がったまま、大八車であちこち引き回されるすったもんだがあった挙げ句、寄りによってそんなところを別の刺客に襲われる内蔵助、絶体絶命。
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しかし内蔵助は、そんな事態に至っても、「この女の命だけは助けてやれ」と、くノ一に情をかけるのであった。
そんな優しさにうるっときたくノ一は、「私なんかに、そんなお情けを。あなたに惚れました!」と、自ら術を解くと、内蔵助を守って刺客と戦い相討ち。……だからなんなんだ、お前。
この"魔羅蝋"。絵ヅラ的には地味だが、「くノ一忍法帖」シリーズの中でも、"火炎乳"、"母如礼縫亡"と並ぶ、屈指の面白忍法。
ちなみにかけられた内蔵助さんは、「気持ちがいいんで、仇討ちの日までマジでこのままで居ようかと思った」(大意)と、ナイスなコメントを残している。
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そんなこんなで、おのれの職務を捨てて、結果的に赤穂浪士をアシストして回る、くノ一たちのおかげで、太平の世を騒がせた、あの吉良邸討ち入り事件は無事に決行される。
忍者としての使命よりも、女の情念を優先させた能登くノ一衆と、男のスケベ心に忠実だったがために、結果としておのれの本懐を成就させた赤穂浪士たち。なんともやるせない男女の縁の巡り合わせである。
能登くノ一衆には、"動ける女忍者"担当として、戦隊シリーズなんかの常連だったアクション女優の咲田めぐみ(現・成嶋涼)がキャスティングされているのだが、「アクションよりもベタな色気」が優先されてしまうのが「くノ一忍法帖」。
「色気はないけど動けます!」が売りの咲田は、本来の見せ場に恵まれず、ちょっと貧乏くじを引かされちゃっている。

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2013/01/26 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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