fc2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

この記事に含まれるtag :
シネマゲーム  TPS  

【007 Blood Stone】007 ブラッドストーン

   ↑  2012/11/02 (金)  カテゴリー: XBOX 360
121102001.jpg
007製作50周年記念版ブルーレイBOXも無事我が家に届き、現在、一晩に一ボンドのペースでボンド映画を堪能しています(昨夜は「女王陛下の007」でした。ボンド映画の中で一番の傑作は、やはりこれなんじゃないかと思います)。
ゲームの方でも、『007 Legend』という新作が登場しました。こちらは「女王陛下の007」、「ムーンレイカー」、「ゴールドフィンガー」、「消されたライセンス」などのプロットをオムニバス的に並べた、やはり50周年に対応したような記念版的な内容。
そんなお祭り的な企画ではなく、ちゃんとした長編としての体裁を持つ007ゲームとなると、2010年に登場した、この『007 ブラッドストーン』にまで遡らなくてはなりません。
121102005.jpg
『007 ブラッドストーン』は、映画の原作を持たない完全オリジナルストーリー。
EA時代の『007 ナイトファイア』や『007 エブリシング・オア・ナッシング』など、原作映画シリーズが停滞している時期に、やはりこの手のゲームオリジナルストーリーの007ゲームが登場していました。
『ナイトファイア』にしろ、この『ブラッドストーン』にしろ、ゲームオリジナルと言えど、ボンド映画お約束の流れは、きちんと踏襲しています。
ボンド映画と言えば、オープニングタイトルが出る前の、挨拶代わりのいきなりなド派手アクションが恒例ですが、『ブラッドストーン』の冒頭も、その例に倣って、アテネはピレウス港での、ド迫力のボートチェイスから幕を開けます。
121102006.jpg
前作『007 Quantum of Solace』は、凡庸なファーストパーソンシューターの体裁を取っていましたが、『ブラッドストーン』は『007 ロシアより愛を込めて』や『エブリシング・オア・ナッシング』のようなサードパーソンシューターに回帰。
ゲーム様式に縛られてしまいがちなFPSと違って、キャラクターの姿を常に視界に納められる三人称視点は、銃撃戦に、肉弾アクションに、カーチェイスに、脱出アクションと、ボンド八面六臂の活躍を幕の内弁当的に、ゲームの中に盛り込むことが容易です。
121102011.jpg
そして本作の開発を担当したのは、『Project Gotham Racing』シリーズでお馴染みだった、今は亡きBizarre Creations。
『The Club』でサードパーソンシューターを手がけた経験に加えて、ここはなんたって『PGR』で養ったレースゲームのノウハウがあります。
シューター系ゲームに差し挟まれる乗り物のチェイスパートは、得てしてとってつけたようなものになりがちですが、ここならその点はまったく遺漏がありません。
121102008.jpg
ただ、自信があり過ぎてしまったのか、アテネ、イスタンブール、シベリア、バンコクと、もうボンドが訪れる先々で漏れなく発生するカーチェイスパートが、いずれも長尺すぎるのは、ちょっと玉に瑕かもしれません。もっとタイトにまとめた方が、よりインパクトが残ったかもしれないのになぁ。
各カーチェイスの中で最も面白かったのが、道にある車を片っ端から踏み潰し、街中をぶち壊しながら逃走する超巨大ダンプトラックを、レッカー車で屋台を蹴散らかしながら追跡するバンコクのパート。
Mをして「バンコクの半分をめちゃくちゃにした」と言わしめたこのカーチェイス。例えビッグバジェットを投じようと、実写映画ではまず再現不可能な、ゲームならではのしっちゃかめっちゃかぶりでした。
121102009.jpg
『ブラッドストーン』のもう一つの特徴は、ボンドの異様なまでの携帯電話依存。
かつてのボンドと言えば、やれライター型カメラだとか、万年筆型麻酔銃だとか、腕時計型レーザーなんて、Qお手製のスパイガジェットを、あれこれ使い分けていましたが、最新型のボンドは、これらが全部携帯電話に集約されています。
121102010.jpg
連絡から、盗撮から、ハッキングまで、何でもかんでも携帯一つで済ますボンド。
その常に携帯を手放さないボンドの姿を見ていると、かつて携帯電話普及時に、新聞の投書欄なんかでよく見かけた、「若者の携帯依存にひたすら苦言を呈するヒマなお爺ちゃん」みたいな気分になってきます。
こんなのが幅をきかすようじゃ、そりゃQの出番も減ってきますよね。
121102003.jpg
ボンドの携帯依存が度を越した形で表れているのが、モナコでの潜入ミッション。
夜のカジノ。敵の見張りたちの目を避けて建物の内部に侵入しようとしている最中、"ぷるるるるるるるる!" 「もしもーし、はい、こちらボンド」。
折しもこのパートは、"敵に見つからず潜入せよ"という実績チャレンジが進行中。思わず、「マナーモードにしとけや、このあんぽんたん!」と、モニターの前で声を荒げてしまいました。
121102004.jpg
そんなボンドの携帯フリークぶりも含めて、百発百中のフォーカスキルに、平易な操作で流れるように進行するアクションムービーパート。ステルスを極めようと思えば極められるけど、見つかったら見つかったで、力押しでもどうにかなるバランス(ただしベテランモードを除く)と、ボンドの華麗な活躍をカジュアルに実体験できる、Bizarre Creationsの遺作となった007ゲームの秀作です。
ボンドガールを務めるのは、歌手のジョス・ストーン。『エブリシング・オア・ナッシング』のマイヤといい、ゲームオリジナル系007に、歌手がボンドガールに就く例が多いのは、主題歌を歌って貰うついでなんでしょうかね?

関連記事

この記事に含まれるtag : シネマゲーム TPS 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1679.html

2012/11/02 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメント:を投稿する 記事: 【007 Blood Stone】007 ブラッドストーン

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)