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【朱津川國彦の奇譚ルポ 隠り世の村】

   ↑  2011/12/12 (月)  カテゴリー: iOS
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怪しげな都市伝説の影に隠れたどす黒い犯罪。
職業柄、その手の騒ぎに否応なしに巻き込まれ、真相の究明に余儀なくされるフリーライターの活躍を描いた朱津川國彦シリーズ。
その第2弾の舞台となるのは、もうすぐダムの底に沈まんとしている廃村。
この村、ダムの建設が決定した後も居残り続けていた住人が、ある日突然神隠しのように揃って姿を消してしまった、曰く付きの場所なのだ。
さらに、その神隠し事件を取材に来たテレビ局のディレクターとレポーターも、これまた揃って失踪してしまう事件があったばかり。
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そんな呪われた黄泉の村に潜入したのは、テレビ局のクルー一行と、その取材のご相伴を預かった朱津川國彦&押しかけ助手である雪香のコンビ。
朱津川國彦は基本的にオカルトや超常現象の類を全く信じていない男。そのクセ、それを飯のタネにしているという、よくよく考えれば結構罰当たりな男だ。
そして女性ディレクターを中心としたテレビ局クルーたちも、来た早々インチキ霊媒師とグラドルのやらせ収録に余念がないような連中。
しかしここは、村人のみならず、訪れた人間までもが姿を消してしまう隠り世の村。そこに山っ気丸出しでずかずか踏み込んだ一行が、ただで済むわけがない! ……と、思ったら、案外ただで済んでいた。
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前作の『朱津川國彦の奇譚ルポ 還らずの病棟』は、開始早々土砂の崩落で出口を塞がれてしまい、廃病院の探索を序盤から強いられる緊張の展開だったが、今回はお気楽極楽ムードが長い長い。
灯り一つない不気味な廃村の中だというのに、どいつもこいつもそれを怖がる素振りもなく、単独でふらふら行動する始末。
そんな緊張感のかけらもない深夜の廃村を巡っての、呑気なフラグ立て行脚が、前半から中盤にかけて延々と続くのだ。
しかもこのシリーズは、場所とコマンドを総当たりして、やっと次のステップに話が進む、あまりにも旧世代的なアドベンチャーゲーム。
緊迫の展開の中でならば、そんなコマンド総当たりもまだ耐えられるが、事件も何も起こってない状態で、それが長々続くのは、さすがにちょっと辛いぞ!
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その間、朱津川&プレイヤーを接待するのは、前作から3倍ほどパワーアップした、雪香の天然ボケ。
しかしこのボケ倒しぶりは、人の神経をナチュラルに逆撫でする鬱陶しさに満ちているから始末に悪い。
この貧乳天然ボケ娘と別れて、巨乳のグラドル娘と行動を共にしたくなるのも、実に自然なことだと言えよう。
結構性格のいい奔放な巨乳娘になつかれる。雪香がそれにヤキモチという流れは、前作にもまったく同様なパターンがあったっけな。
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前半の間延びした展開が災いして、コマンド総当たりシステムのネガティブな部分を、極端に露呈してしまった感のある、この『隠り世の村』。
次の展開が分かってしまっているのに、それが一向に進展しないイライラ感もさることながら、一番物足りないのは、神隠しの廃村というこれ以上はないくらい不気味な舞台に、肝心の怖さがちっとも感じられないことかな。

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