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【Commodore 64】Bruce Lee

   ↑  2011/08/05 (金)  カテゴリー: iOS
1日から3日にかけて、NHK-BSプレミアムでブルース・リーの映画が3夜連続で放映された。
内訳は「ドラゴン危機一発」「ドラゴンへの道」「死亡遊戯」の3本。ちょっと主流から外れたラインナップだ。
もっともブルース・リー主演の映画は僅か5本しかないから、主流も傍流もないかもしれないが、しかし、いささかイレギュラー的な存在の「死亡遊戯」がテレビで放映されるのも、随分と久しぶりのことではないだろうか。
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ブルース・リーの監督主演作として一部が撮影されたまま、「燃えよドラゴン」の撮影が始まって凍結され、リーの死によって幻と化した企画。
その残されたフッテージの一部を流用して、無理矢理作られたリーの"遺作"。もちろん事情が事情だから、その完成度と言えば相当にアレなのだが、それでも相当に面白い映画なことは確かだ。
2001年には、リーの残したオリジナルフィルム全てを再構成した「Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯」という作品が公開され(リーとジェームズ・ティエン、チェン・ユアンのライバル武術家同士が、お互いに出し抜きあいながら塔を登って行く、リーが本来思い描いていた「死亡的遊戯」のコンセプトが、この作品で伺える)、オリジナルフィルムを10分の1程度しか使っていない78年版の「死亡遊戯」は、さらに微妙な立場に追い込まれてはいるのだけれど。
されど'78年版「死亡遊戯」は、やはりそれなりに意義のあった作品だと思うし、その無理矢理さ加減なども含めて、とても大好きな映画であることに変わりはない。
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無理矢理と言えば、8bit機時代のシネマゲーム、キャラクターゲームの類も、その制約上から殆どが無理矢理なものばかりだ。
恐らくブルース・リー初のビデオゲーム化である「Bruce Lee」は、1983年から84年にかけて、シンクレアZXスペクトラムや、アップル2、コモドール64などのホビー系PCで発売された作品。日本でもMSX版が発売されたらしい。
現在ではiPhoneアプリのコモドール64公認エミュレータで遊ぶことが可能だ(コモドール64エミュ本体は有料。「Bruce Lee」は本体にバンドルされてはいないが、無料で追加ダウンロードができる)。
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最低限のドット絵とは言え、後ろに重心を置いたリー独特の構えなどは、なんとなしにそれっぽく表現されてはいるのだけど、その内容は、このブルース・リーを操作してステージ各所に散在する提灯を拾って回るという、何が何だか分からないもの。
出てくる敵は忍者と相撲取り(松崎真かよ!)が各1体ずつ。相撲取りは何故か全身緑色で、さらに相撲取りにも拘わらず、リー顔負けの軽快な飛び横蹴り(相撲キック)を放ってきます。
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忍者と相撲取りのやる気があるんだかないんだか分からない攻撃と、ドンキーコング風のトリッキーなステージの仕掛けを躱しつつ提灯を集め、そして最後はラスボスである悪の魔法使いと対峙するという、どこがブルース・リーなんだか、さっぱり分からないような強引キャラゲー。
一応あちらでは、それなりに名の通ったビデオゲームクラシックですが、このApp版C64エミュバージョンは、ちっとも思った方向に入力されないバーチャルスティックのおかげで、まともなプレイもままなりません。

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2011/08/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

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