fc2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

この記事に含まれるtag :
野球  ピンボール  

【Hit The Deck Baseball】郷愁の野球エレメカ

   ↑  2011/12/04 (日)  カテゴリー: iOS
11120408.jpg
大型スーパーやデパートのゲームコーナーは、人が幼少期のうちに触れる、恐らく最初のゲームセンターでしょう。
しかし常に素寒貧で、10円のうまい棒1本を買うにも往生していた子供時代、1プレイに100円を必要としていたビデオゲームは高嶺の花でもありました。
そんな金のないガキどもの大きな味方となったのがエレメカです。
既に時代遅れのシロモノであったために、1プレイが20円から30円程度で済むエレメカは、逆にそんなリーズナブルさが重宝されて、ゲームコーナーの中では結構しぶとく生き残り続けていました。
11120406.jpg
そんないにしえのエレメカの中でも、私が特に思い出深いのが野球のエレメカです。
野球盤の原型にもなったこのエレメカの歴史は古く、遡れば1930年代にまで行き着くそうです。
アメリカでは"Baseball Pinball"という名称で知られているそうですが、言われてみれば確かにピンボールの亜流とも言える構造ですね。
スマートボールから派生して、やがてバットでボールを打ち返すギミックが確立されて、そのスタイルが固定化したという流れも、ピンボールにそっくりです。
11120407.jpg
バンパーを備えたピンボールと瓜二つのものから、ランナーの人形がちゃんとダイヤモンドを1周する本格派まで、その長い歴史の中で様々なタイプのBaseball Pinballが産まれましたが、ビデオゲームの登場によってそれらはやがて駆逐され、ピンボールのように細々と生き残ることもなく消滅していきました。
そんな懐かしのBaseball PinballをiOS上で再現したiPhoneアプリが、この『Hit The Deck Baseball』です。
11120409.jpg
フィールドの奥に、アウトやシングルヒット、二塁打や三塁打のゾーンが配置され、その一段奥の高いところにホームランゾーンが設けられた、Baseball Pinballとしてはシンプルな構造。
通常の状態ではホームランゾーンにボールを打ち込むのは至難の業ですが、シチュエーションに応じてセカンド後方の板が斜めにせり上がり、ホームランゾーンへの誘導台となってくれます。
これなんかは実機のBaseball Pinballにも、よく見られたギミックですね。
Baseball PinballのiPhoneアプリは他にも数種類出ていますが、台の再現性の高さに加え、ボールがごろごろとフィールドを転がる音や、昔のエレメカのそれをしっかりと再現した電子音など、サウンド関係が非常に丁寧に作られているこの『Hit The Deck Baseball』は、他の"もどき"レベルなBaseball Pinballアプリを、遥かに凌駕するクオリティです。

関連記事

この記事に含まれるtag : 野球 ピンボール 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1393.html

2011/12/04 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Comment

コメント:を投稿する 記事: 【Hit The Deck Baseball】郷愁の野球エレメカ

お気軽にコメント:をぞうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback