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2011/12/01 (木) カテゴリー: GB & GBA

「スターウォーズ」には、さすがに及びませんが、「ジュラシックパーク」はそれに次ぐくらい、関連ゲームが多くリリースされた映画です。
つい先日にも『Jurassic Park: The Game』という作品がリリースされたばかりですが、過去に遡っても、メガドライブにメガCD、3DOにプレイステーション、ゲームギアにアーケードゲームと、もう「ジュラシックパーク」のゲームが出ていないとこは無いんじゃないかと思わせるほど、ありとあらゆるハードでリリースされていました。

「ジュラシックパーク」のゲームは、ハードのみならず、そのゲームジャンルに於いても多岐に渡っていたのが特徴で、オーソドックスな横スクロールアクションから、インタラクティブADV、ガンシューティング、ピンボールと、非常にバラエティ豊かなラインナップになっています。
中には恐竜たちが闊歩するパークを経営管理する、『経営シミュレーション ジュラシックパーク』というタイクーン系箱庭経営シムの作品までもがあります。
管理を疎かにしていると、凶暴化した恐竜が柵をブチ破って客に襲いかかったりする非常に愉快なゲームでしたが、それのタイニー版であるこのゲームボーイアドバンスソフト、『ジュラシックパーク3 ~恐竜にあいにいこう!~』は、さすがにキッズ向けの内容なので、その手のファンキーな事態はさすがに出てきません。

とは言え本作は、『経営シミュレーション ジュラシックパーク』の要点整理版として、非常に手堅くまとまったゲームであることも、また確かです。
GBA上で箱庭経営シムを展開するという無茶から始まっていますので、パーク内の施設やオブジェクトの配置は、あくまでも簡素なものに留まり、経営的な要素も簡略化されています。
諸施設経営の鍵を握るのは、バスの運行状況と本数次第と言ってもいいでしょう。それ以外の宣伝や施設料金に関しては、軽く気を遣う程度で全く問題ありません。

ただ、自分のパークにお気に入りの恐竜を揃えるには、それなりの手間がかかります。
莫大な資金を投じて発掘隊を世界各地に送り込み、発掘した化石を解析してDNAを収集。そのDNAが完全に揃えば、めでたくその恐竜の卵を製作し、これを孵化することができるのです。
1回の発掘隊遠征で手に入るDNAは数個。1種の恐竜を再現するのに必要なDNAは、全部で5種類なので、序盤のうちはなかなかこれが揃わず、辛うじて再生できたしょぼい恐竜1,2頭を目玉にした、綱渡りのパーク経営を強いられるやもしれません。いくら資金が苦しくとも、発掘隊は常時送り続けねばならないからです。

そうやって地道にDNAを収集し、卵を孵化させ恐竜図鑑をちまちまと埋めて行く。
完全にタイクーン系のゲームに徹した『経営シミュレーション ジュラシックパーク』と違って、この『ジュラシックパーク3 ~恐竜にあいにいこう!~』の妙味は、そんな恐竜図鑑を埋める作業に、経営シムの風味を味付け程度に足したものと言えるかもしれません。

ゲームボーイアドバンスでは、他にも「ジュラシックパーク」のゲームがやたらと発売されているのですが、その中でも本作と並んで異色の存在が、『ジュラシックパーク・インスティテュートツアー Dinosaur Rescue 』という作品。
これは2003年に開催されたジュラシックパーク・インスティテュートツアーというイベントアトラクションの会場のみで販売された限定ソフト。
ただし、その中身はと言えば、ゲーム&ウォッチレベルのミニゲームが数本入っているのみという、イベント会場のお土産としては相応とも言える貧相なシロモノでした。
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(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1390.html
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