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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Torchlight 3】列車男とアルパカ

   ↑  2021/03/02 (火)  カテゴリー: XBOX Series X|S
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一般にハック&スラッシュ(ディアブロクローン系)と呼ばれるジャンル。ゲーム好きな人の中でもかなりコアな層に好まれているような印象がある。
しかしコアな人々というのは得てして守旧的な体質であったりするわけで、それとどこまで因果関係があるのかは分からないが、ハクスラはイノベーションとはなかなか縁遠いジャンルであったりもする。
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なにせ『Diablo 4』がシームレスに移動できるオープンワールドになるというだけで、「余計なことすんな」と反発する人も少なくないほどだ(「それって『Sacred』じゃねえか」ってツッコみはひとまず置いといて)。
『Borderlands』のようにハクスラのエッセンスを取り込んで成功したゲームもあったりするが、それが新時代のハクスラとして新たな本流となるわけでもない。
コアな好事家が愛するのは、相変わらず昔ながらの見下ろし画面に豆粒のようなキャラのトラディショナルなスタイルだ。
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しかしこうもスタイルが画一化されると、よそのゲームとの差異化がなかなか難しかったりする。
なにせ一般のRPGのようにストーリーによって特徴づけるわけにもいかない。
ぶっちゃけハクスラ系ゲームの物語や設定を気にかけてる人なんて、そんなにいないんじゃないか。
少なくともオレは敵の殲滅とドロップアイテムの選別に忙しくて、ストーリとか頭に入ったことないぞ!
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もはや神格化された『Diablo』がデンと控え、さらに『Titan Quest』や『Sacred』などの大関クラスが並ぶ中、新規のIPが割って入るには間口が狭そうにも思えるが、それでも『The Incredible Adventures of Van Helsing』や『Victor Vran』などニューカマーが途絶えることはない。
そんなハクスラ新鋭勢にあって、もっとも気を吐いているのが『Torchlight』シリーズ。
まあこれの一作目については、国内Xboxユーザーにとっては芳しくない思い出もあったりするだが、とりあえずそのシリーズ最新作『Torchlight 3』は、こうして無事日本のXboxストアにもお目見えしている。
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他所との違いを打ち出すのが難しいこのジャンルにおいて、もっとも手っ取り早いのはクセのある個性的なクラスを用意することだが、その辺りにおいて『Torchlight 3』は抜かりがない。
普通この手のゲームのパッケージアートは、選択可能なキャラクタークラスが均等に配置されていたりするもんだが、本作の場合は他の連中を差し置いて中央の一番目立つところに陣取るおっさんが一人。
本作の実質的な主人公、レールマスターさんである。
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レールマスターさんの基本的なスタイルは、ダンジョン内に線路を敷いて列車を運行させること。
「ちょっと何を言っているのか分からない」と思う人もいるかもしれないが、それは常識的な反応だ。
このキャラをそれなりに使い込んだオレだって、何を根拠にそうなっているのか未だにさっぱり分からない。
とにかくこのおっさんの歩む後ろには常に線路と列車が付き従っている。
そしてその列車は迫撃砲やショットガン、火炎放射器などを搭載し、敵からの攻撃も受け付けない大火力戦闘列車なのだ。
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さらに『Torchlight』シリーズではお馴染みの随伴ペット。
これも種類と特性がどーんと増えてこだわり甲斐もより一層のものとなっている。
特にアルパカの登場。ああ、アルパカ可愛い。魑魅魍魎が蠢くダンジョンに連れて行くには、なんとなく憚れるところもある呑気な生き物だが、しかしその争い事なんか一切向きそうもないルックスとは裏腹に、ご主人さまのために果敢に戦ってくる。
ああ、可愛い。でもあんまり無理するな。
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『Torchlight 3』には、キャラクタービルドの幅をさらに広げてくるレリックと呼ばれるサブスキルがあるのだが、これの取得状況によっては回転する刃なんかを発動させたりもできる。
おっさん、列車、アルパカ、物騒な回転刃。なんだかワケの分かんない一行だ。こんなのに押し入ってこられるダンジョンの魔物たちは堪ったもんじゃないだろう。
これに加えてペットによっては他の動物やその霊体、レールマスターも先祖の霊を召喚できたりするから、もうソロプレイでも道中はめちゃくちゃ賑やか。
ハクスラ恒例大量に湧いて出てくる敵と相まって、行く先々は常に大乱戦の保証付きだ。
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小気味よいテンポ、タイトなロケーションとボリューム(これに関しては評価が別れるかもしれないが)、豊富なビルド要素、そして上記のような本作ならではの特性と、強豪ひしめくハクスラ界隈にあって『Torchlight 3』をチョイスする理由をしっかりと持った、安定と充実のシリーズ3作目。
何よりも素晴らしいのは横並びの主人公キャラたちを拒否した、潔いほどの線路敷設おっさん推しっぷりだろう。
アイラブレールマスター withアルパカ!

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2021/03/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【モーショングラビアシリーズ 根本はるみ】唯一無二の映像美

   ↑  2021/03/05 (金)  カテゴリー: PS2
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往年の国民機PS2が昨日でちょうど発売21周年を迎えたとかで、Twitterのプレイステーション公式アカウントが 「#忘れられないPS2タイトル 」なんてタグを提唱していました。
それにいっちょ乗ってやろうかと思い、とりあえず今一番大切に保管してあるPS2ソフトはなんだろうなと棚を覗いてみたら、上段に綺麗に収められていたのは『モーショングラビアシリーズ』全4作。
どうやら私にとってPS2というハードを象徴するソフトは、このイエローキャブのグラビアタレントたちの肢体を収めたノンゲームになるみたいです。
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まぁ実際素晴らしいソフトであることは間違いないんですが、しかしもどかしいのは私がいくらこの『モーショングラビア』の魅力を力説しても、「いやーお好きですなあ、ハッハッハッハ」と軽い笑いと共に流されてしまうことですね。
もちろんその裏には(この巨乳好きは、ホントしょうがねえなあ)なんて侮蔑の色が見え隠れしているわけですが、そうじゃねえんだよ! 根本はるみの真の魅力は決してバストだけじゃねえんだよ!
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あの酒ヤケしたような声とか、少々のボディーブロー食らってもびくともしなさそうなウエスト回りとか、粗野でがさつな身のこなしとか、そういったところに根本はるみがミューズたる所以があるんだよ!!
……いや、そうじゃねえって! 『モーショングラビアシリーズ』という唯一無二のビジュアルソフトの魅力についてだって!
根本はるみやイエローキャブ勢が絡んだゲームは、PS2で他にも色々と出ていますけど、『モーショングラビア』は、いかにもなそれらとは明らかに一線を画したクオリティがあるんだって!
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本シリーズを手掛けたのはソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)。
プレイステーション事業やソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)の立ち上げに大きく関わった、音楽事業を手掛けるソニーの子会社です。
プレイステーションという業界の新参者を特徴づけた、それまでのゲームの本流とは毛色が違ったカラーやセンスは、このSMEの血によるところが大きい印象があります。
『パラッパラッパー』『I.Q インテリジェントキューブ』『がんばれ森川君2号』『ビブリボン』など、SMEのカラーが濃いSCEの初期タイトルはプレイステーション独自のカルチャーをイメージづけてきました。
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この強烈なSME色は社内事情やなんやかんやで次第に薄まっていって、PS3が出た頃にはもうほとんどなくなってしまい、私なんかはプレステ本来のオリジナルカルチャーは、ここでいったん断絶してしまったんじゃないかとすら思っています。
そんなSMEテイストもPS2の頃にはまだ辛うじて残っていて、そしてそれは巨乳タレントのグラビアソフトというベタな企画すらも、独特のセンスが漂うビジュアルアートへと昇華させてしまいました。
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スクショを見ていただければ分かるように、『モーショングラビア』の基本的な素材は、ごく普通のスチル写真。
その大量のスチルをアニメーションのように動画化したものがモーショングラビアです。
この一種独特の補間がかけられて、ぬめーっとなまめかしくアニメーションする動画は、どことなく幻想的な質感を孕んでいて、被写体の魅力をグラビア写真集やイメージビデオとは違う次元で高めてくれました。
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同梱のメイキングDVDの旧態依然とした映像と並べてみれば、このモーショングラビアの唯一無二の映像美は、さらに際立ったものに映るでしょう(DVD中の肩をいからせてのっっしのっしと歩く根本はるみも、それはそれで見応えあるものですが……)。
グラビアソフトという、ちょっといいかげんに作っても差し支えのなさそうなジャンル(事実そんなレベルの他社製ソフトが溢れている)においても、アーティスティックとも言えるアイディアと作り込みを貫く。
そこに創成期のプレイステーションから連綿と続いていたSME的なアティチュードの片鱗を感じてしまいます。
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「グラドルのビジュアルソフト」なんて大雑把な括りから、つい軽く見られがちなこのシリーズですけど、私は『モーショングラビアシリーズ』のあまりにも個性的な映像美や作品性の高さを、声を大にして訴えたいです。
もっとも、「まず根本はるみの存在がありき」ってのが、いちばん重要なポイントであることは間違いないんですけどね!

この記事に含まれるtag : タレントゲー 実写ゲーム 

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2021/03/05 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【worldimagesoundplay】フィジットトイ風デジタルアート

   ↑  2021/03/07 (日)  カテゴリー: PS2
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90年代の次世代CD-ROM機戦争。
ソニーのプレイステーションとセガサターンは明暗を分けましたが、ゲームにあまり縁のなかった層への訴求力に格段の差があったことが、その大きな要因ではなかったでしょうか。
ビデオゲームの保守本流と言っていいセガに対して、プレステを擁するSCEの強みはゲームの世界に対して新参者であったことでした。
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畑違いの業界からやって来たSMEがもたらした新風は、古手のゲーオタを時として鼻持ちならなく感じさせることもありましたが、しかしそれは確実にエンドユーザーの裾野を拡げ、そして増えたパイはプレイステーションが総取りする結果に終わりました。
やがてプレステが業界の覇者となり良くもも悪くも保守の立場となった時点で、このプレイステーション本来の先鋭的な部分は必要とされなくなったのかもしれません。
PS2の時代に入っても『リモココロン』や『くまうた』『チェキッティービー』など、そのテイストを感じさせるゲームはそれなりに登場していましたが、しかしそれはかつてのようにプレイステーションを先頭で引っ張るような存在ではなくなっていました。
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この『worldimagesoundplay』は、プレステの革新性を担っていたSMEが発売したPS2用ソフト。
パッケージに大きく記された「TOMATO」の文字が、正式なソフトタイトル名を混乱させますが、これは音楽ユニットUnderwolrdのメンバーも所属するイギリスのグラフィックデザイングループの名前。
本作はこのTOMATOが制作した、インタラクティブアートとでも呼ぶべきような作品です。
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マニュアルに記されているのはクレジットと必要最小限の操作解説のみ。
ソフトを起動させても、ゲームありがちな導入やチュートリアルの類は一切ありません。
「とにかく触って感じろ」と言わんばかりのコンテンツが4つ静かにあるばかりです。
画像の断片に触れるとそれに応じたポエトリーリーディングが始まる、上下と左右にそれぞれスクロールする詩をシンクロさせる、奇声をあげる人々を組み合わせてサンプリングミュージックを作り上げると、それらはいずれもゲームの狭義から大きく外れたものばかり。
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ゲーム的なカタルシスとはおよそ対極なこれらのコンテンツは、どことなくハンドスピナーをだらだら弄っているときの感覚に似通っており、そういった意味ではデジタル版フィジットトイなんて言えるかもしれません。
いずれにせよコテコテのゲーム雑誌よりもStudio Voiceの誌面に載っているのが相応しいようなソフトです。
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ただすでに国民機として王道を歩んでいたPS2には、こういう尖ったソフトをあえて押し出す必要性は既になく、当時のSCEとSMEの微妙な関係性も影響したのでしょうか、このゲームハードに闖入したデジタルアート作品は、ほとんど世に知られないまま埋もれてしまいました。

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2021/03/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Eastshade】ボヘミアンを引き寄せる島

   ↑  2021/03/10 (水)  カテゴリー: XBOX Series X|S
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XboxにもSeries X|Sからコントローラにボタンがデフォルトで搭載されるようになり、スクリーンショットは、もう空気のようにあって当たり前の機能となっている。
システムのなかにフォトモードを備えたゲームも珍しくなくなり、写真がインスタばりに幅を利かすのは、現実もヴァーチャルもさして変わらないものとなってきた。
『Forza Horizon』に至っては、もう撮影がプレイのメインモードになっているような人たちもいるほどだ。
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そしてこの『Eastshade』のように、プレイ中の一画面を切り取る行為をメインとして盛り込むゲームも出てきた。
ただし本作のそれは他のゲームのフォト機能と違い、360度自在にカメラを動かしたりエフェクトをかけられるものではない。
本作の主人公は画家。
記録されるのはあくまで彼の主観で捉えた風景、アングル。
そして彼は任意のそれを、作品としてキャンバスに描き留めるのだ。
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主人公が訪れることになるのは、イーストシェードという名の風光明媚な島。
ここは彼の母親にとって想い出の地。
そして母親は今際の際に、彼に4つの忘れじの風景を絵に描き残してくれと告げる。
この4つの指定画以外にプレイヤーを縛るミッションは一切ない。
美しいこの島を自由気ままに彷徨い、人々の頼み事を聞いたり、気に入ったモチーフを絵画にしたり、あるいはただ散歩を楽しんだりと、好きなように時間を過ごすだけだ。
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もっとも絵は無尽蔵に描けるわけではない。
一枚の絵をものにするのは、インスピレーションと呼ばれる消費ポイントが必要だ。
これは新しい場所を発見したり、クエストをクリアすることによって獲得できる。
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そして絵を描き留めるためのキャンバス。これも入手する手段は限られている。
序盤のうちは島のそこかしこに落ちている木材と帆布を材料に自作するしかない。
ストーリーが進めば街の画商から購入もできるが、そこは潰しの利かない貧乏画家。
ボヘミアンな暮らしと引き換えに、お金のやりくりには終始苦労するだろう。
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それでも島のそこかしこにいる獣のなりをした人たちの頼みごとを適当にこなしていれば、必要最低限のお金は入ってくる。
もっともシンプルなのは指定の絵を描く依頼だが、それ以外にも物集めやメッセンジャーなどクエストの内容は多岐に渡っている。
これらはいずれも時間制限の類は設定されていない。イーストシェードは時の流れに急き立てられない島なのだ。
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とにかくのんびり気ままに緑豊かな島の中を歩き回り、気に入った景色があれば描いたり描かなかったり。そんな自由奔放な行動の合間にクエストはなんとなく達成されたりされなかったりするだろう。
戦闘もパズル要素もアスレチックアクションも無い、自由度という意味では真にボヘミアンなアドベンチャーゲーム。
母の言い残した4枚の絵を描きさえすれば、あとは島を離れるも、気ままな放浪を続けるも自由。
自分のアトリエの中で、島で描いた絵と共に住人から送られてきた手紙に目を通すエンディング後のインタラクティブパートも、これまたとても心に残る。
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びっくりするくらい少人数で作られたインディーゲームだが、それ故の作り込みの甘さも散見されたりもする。
特に描いた絵がバグって表示されることがままあるのは、雰囲気の根幹をなす部分だけにちょっと残念だったな。

<日本語化はされてません>

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2021/03/10 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Pinball FX3】Williams Pinball: Volume6

   ↑  2021/03/12 (金)  カテゴリー: XBOX ONE
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オレのもっとも思い入れのあるピンボール台トップ3はDate Eastの『The Phantom of the Opera』、そしてWilliamsの『Space Shutlle』と『Fun House』。
いずれも馴染みのあるゲーセンで長く稼働していてさんざんプレイしまくったのがその理由だ。
だからこの3台の思い出は、いずれも置かれていたゲーセンの記憶とセットになっている。
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『Fun House』が鎮座していたのは、今ではもうほぼ絶滅してしまった駅前50円ゲーセン。
ぶっちゃけやる気のない店で、だからこそどうでもいいピンボールなんかは、入れ換える手間も面倒臭くて長いことそのままだったのだろう。
その代わり状態はヒドいもんで、メンテナンスなんかろくにしてないもんだからプランジャーは常にへなへな。
末期にはひときわ目立つトーキングヘッドの外装が剥がれて中が剥き出しになってしまい、もうホラー映画のディストピア遊園地のような有り様だった。
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アミューズメントとしては明らかに失格な光景も、この台の怪しげな場末のカーニバルというコンセプトに妙に似合っていて、ピンボールマニアなら激昂して店員を怒鳴りつけそうな状態の台を、オレは飽きもせずそのままだらだらと遊び続けていた。
そんなちょっとねじくれたプレイ遍歴しかない台だが、表情豊かに喋りまくる腹話術トーキングヘッドのフィーチャーが馬鹿馬鹿しくも最高で、何よりオープン時と深夜で趣きをがらりと変える怪しいカーニバルの雰囲気がピンボールに見事にシンクロした、1万台超のヒットを記録した文句無しの名作台である。
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『Pinball FX3』のアドオン『Williams Pinball Volume 6』に『Fun House』と並んで収録されているのは『Dr. Dude and His Excellent X-Ray』と『Space Station』の二本。
つい最近まで高田馬場ミカドで実機が稼働していいたVallyブランドの『Dr. Dude』は、気弱なナードが胡散臭い科学の力でイカれたギークに変身し、ジョックスに反撃するコミカルなストーリー仕立てで、コミック調の賑やかさが小気味良い好台。
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このアドオンでは一番古い作品である『Space Station』は、オレの心のピンボールのひとつにして言わずと知れた大傑作『Space Shuttle』の続編的存在。
構成にイマイチ面白みが感じられないところもあるけれど、サウンドや盤面エフェクトには際立つ一面も感じさせる。
何よりマルチボール時に台がほのかな緑の光に包まれる演出にはとても美しい。
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3年前の『Pinball Arcade』からの権利以降以来、6パックを数えてきた『Williams Pinball』アドオンだが、気になるのは最近リリースの間隔が開いてきたことだ。
『Space Shuttle』や『Pin-Bot』『Black Knight』など、ラインナップ入りしていない名作台はまだまだあるのだが、どうもZen Stuidiosは90年代以前のゲーム性が地味なクラシックピンボールに対して消極的なとこも伺えるので、このままちゃんとリリース続けてくれるのかちょっぴり心配だったりするんだよね。

この記事に含まれるtag : ピンボール 

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2021/03/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |