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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【Schizoid】合奏お一人様Co-op

   ↑  2018/08/01 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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山田風太郎忍法帖シリーズに、「銀河忍法帖」という隠れた傑作がある。
風太郎忍法帖の中では異色と言ってもいいこの作品。他の忍法帖のような人間離れした異能力を持つ忍者は登場しないのだが、それでも本作で主人公の敵となる服部半蔵配下の伊賀五人衆は、いずれ劣らぬ武具の使い手である。
徳川幕府の蔵相、怪人大久保長安の前でその手練の技を披露する五人衆。連枷、鉄球、鋼糸、投げ針、そのあまりの武術に凍りつく一同。
そして五人衆の最後に登場したのは、安馬谷刀印という痩せ細った男。
伊賀五人衆大トリの男の超絶武技とは何か!? 息を呑む一同の前で、刀印は針を両方の手に持つと、そのまま地面にすらすらと左右同時に字を書いてみせたのだ。
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「……半蔵、だから何なの?」と、思わずツッコミを入れる大久保長安。長安の家臣たちも、この単なる水森亜土レベルの技を前に戸惑いを隠せない。
だがしかし、この安馬谷刀印こそ、かつてはあの宮本武蔵を怖気づかせ退散させた経歴を持つ、五人衆きっての実力者だったのだ。
そう、左右の手を独立して自在に動かせる技は、あらゆる武技をも凌ぐ究極の武術なのだ!
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XBOX LIVEアーケードに、まるで忍者のようにひっそりと隠れ住む、Co-op特化型全方位シューティング『Schizoid』。
いや、このゲームの場合、使用するのはスティック一本だけ。弾を撃つことなどまったく無いのだから、シューティングという呼び方は正しくないのかもしれないが、少なくとも『Geometry Wars』や『斑鳩』といった名作STGの影響下から出てきたことだけは、間違いのないゲームだ。
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自機を操作して移動させるだけの、シンプル極まりないシステム。敵は自機を体当たりすれば撃破できるが、ただしそれが可能なのは、赤か青、自機と同じ色の敵だけ。違う色の敵と接触すると、即座にワンミスとなってしまう。
だからこのゲームは基本的に2P協力プレイ仕様。自分と相方がそれぞれ赤と青の機体を担当し、一緒に行動して互いをフォローしあったり、囮となって相手の担当の敵をおびき寄せたりといったコンビネーションが必要となってくるのだ。
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これだけだと、この『Schizoid』は、地味だけどそこそこ良くできたタイトな協力プレイ特化型ゲームに思えるかもしれない。
しかし、協力プレイは『Schizoid』の仮の姿。スキゾイド=分裂病質というタイトルが暗示しているように、このゲームの本領は、スーパースキゾイドモードという1Pプレイモードにある。
通常の1Pプレイは、相方をCPUが担当してくるが、スーパースキゾイドモードに於いて頼れるのは、もう一人の自分のみだ。
左のスティックで青機を、そして右のスティックで赤機を、それぞれ独立した存在として同時に操作しながら、ステージに挑むのだ。
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サウスポーには限りなく両利きに近いタイプが多かったりするし、オレの場合でも、箸やギターは右、野球ではスイッチヒッターと、割と左右の融通が利く方なのだが、それでもこのスーパースキゾイドモードでは、先に進むにつれ、どんどん頭と指先がテンパってくる。
例の安馬谷刀印にこれをやらせたら、きっと常軌を逸した超絶プレイの数々を魅せてくれそうな気もするが、案外のところ、それ以前の問題として「刀印、ゲームが全く下手だった」なんてオチがつきそうな予感もぷんぷんする。
何せ「銀河忍法帖」の伊賀五人衆、「武技より科学」を旨とする大久保長安親衛隊の前に、全く影が薄かった有様だし、五人衆の大トリとして主人公の前に立ち塞がった刀印に至っては、神秘の両利き技を繰り出す暇もなく、あっさりと返り討ちにあっちゃってたからなぁ。

この記事に含まれるtag : XBLA 海外STG 

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2018/08/01 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |