- 音楽【Debbie Harry - Rush Rush】 [2015/07/01]
- 【Fruit Ninja Kinect 2】フルーツニンジャ再び [2015/07/03]
- 【姓名判断】次世代CD-ROM機の運勢 [2015/07/07]
- 【Borderlands: The Pre-Sequel】Lady Hammerlock バロネスパック [2015/07/09]
- 【Just Dance Now】クロームキャスト連携ジャストダンス [2015/07/11]
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'80年代を代表する歌姫デボラ(デビー)・ハリーのブロンディ~ソロ時代を通してのキャリアの中でも、"Rush Rush"はそれほど飛び抜けた曲ではない。。
それにも関わらずこの曲は必殺の名曲となった。あの永遠の名画「スカーフェイス」の裏テーマ曲に起用されたからだ。
「スカーフェイス」の真のミューズは、ミシェル・ファイファーでもメアリー・エリザベス・マストラントニオでもなく、画面には一度たりとも登場しないデビー・ハリー。
トニー・モンタナは、このデビーの歌声に導かれるかのように、栄光と破滅への階段を駆け上がっていったのだ。
そして今となっては懐かしの『GTA Ⅲ』のミューズもデビー・ハリー。
Flashback 95.6から流れるこの曲に促されて、オレはついついアクセルを深く踏み込み、ハンドルを誤って通行人をまとめて撥ね飛ばし、駆けつけてきた警官を思わず射殺してしまい、街中に厳戒態勢が敷かれてもうのっぴきならない状態に突入してしまう。
「これはもどうにもならない」と、思わず観念しそうになったところに、カーラジオからループして流れてくるのは、この"Rush Rush"。
デビーの妖しい囁きに押し出されるようにして、オレはハンドルを握り直し、破滅の延長戦に突入する覚悟を決めるのだった。

結局警官隊に蜂の巣にされて病院前からリスタート。とりあえず手近の車を奪ってみると、持ち主が直前までカーラジオで聴いていたのがFlashback 95.6。デビー・ハリーがまたもや"♪ Rush rush, got the yeyo?"と、妖しくオレを急き立ててくる。
何て最悪の。そして何て至福のローテーションなのだろう。
リバティーシティでは"Rush Rush"、バイスシティではブロンディ時代の"Atomic"と、オレのゼロ年代GTAはデビー・ハリーと常に一体であった。彼女こそがニューウェーブのディーバであり、ミューズであり、アイコンであったから。
このやさぐれた街のあらゆる景色の記憶は、すべて彼女と歌声と共に蘇る。そして近年のGTAシリーズに物足りない点を唯一挙げれば、やはりデビー・ハリーの不在ということになるのだろう。
そんな彼女が今日70歳の誕生日を迎えた。「計算が合わねえ!」とニューウェーブ世代の人間はうろたえるかもしれないが、つまりアルバム「妖女ブロンディ」で1976年に(再)デビューして、おぼこ娘の恋慕などを歌い上げてた頃には、すでに30代半ばだったということになる。つくづく魔性の歌姫だ。
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2015/07/01 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
知人からでっかいスイカをいただいた。
さっそく切って食べようとしたが、ただでさえ大きい上に、皮は分厚いわ、おまけにめちゃくちゃ硬いわ。
もう包丁をノコギリみたいにして、木の幹を伐り倒すように、どうにかこうにか切り分けることができた。
ドラマやコミックなんかでは、まな板の上に置いたスイカを包丁できれいに一刀両断しているが、実際にはああ簡単にいきはしない。
包丁がケーヨーD2で買った安物だったこともあるが、なによりオレにはニンジャの鍛錬が足りていなかったからだ。

修行を重ねたニンジャにできないことはない。
音もなく敵を倒すことも朝飯前なら、水の上や壁を走ったりもできる。
そしてニンジャがもっとも得意とするのは、フルーツを手刀ですっぱーんと気持ちよく一刀両断する技術である。
ニンジャを廃業して果汁工房やデザート王国にいつ就職しても困らない、なかなか潰しの利く特技だ。
ビール瓶の首を断ち斬ったマス大山の手刀も、柔らかいフルーツをきれいに真っ二つにすることはできなかった。プロレス界の実力者ダニー・ホッジだって、リンゴを握り潰すのがせいぜいだ。
だがニンジャは違う。彼らが腕を一振りすれば、どんな果物だって果汁しぶきをまき散らして地面に横たわる。
そしてひとたびKinectの前に立てば、スイカ一つに悪戦苦闘していたオレだって、たちまちニンジャのエキスパートとなれるのだ。

スマホで一世を風靡したのは仮の姿。kinectと合体することによって、その真価をフルに発揮したフルーツニンジャたちが、またKinectに帰ってきた。
そして海外から3ヶ月遅れとなったものの、国内Xbox Oneでもそれがようやくお目見えだ。
これが単なるモバイルヒットゲームのベタ移植ではない、Kinectとの親和性をきっちりと磨き込んだタイトルであることは、前作のXbox 360版できっちりと証明済みだが、今回ももちろんその点に抜かりはない。
テレビの前で両腕を振り回すプレイヤーの奇矯な姿を、Kinectセンサーは打てば響くようにフィードバックして、画面の中に再現してくれるだろう。
あとは自分の手刀に果物のヒットする感触と、べったりと飛び散る果汁を感じればいい。

ワンアイディアに立脚したコンセプトを継承しながらも、2が2たる所以は、出しゃばらない程度にほど良く付け加えられたミッションモードの存在。
ここでは手裏剣を躱せ、スポットライトから逃れろ、竹やぶを斬れ、手裏剣で的を射抜けといった変則ルールの課題によって、ニンジャとしてのさらなるキャパシティを鍛えあげることができるだろう。
そしてゲームプレイ録画配信機能をデフォルトで備えたXbox Oneは、自分のシルエットが画面に映し出されるタイプのゲームに、さらなる可能性を与えてくれた。
スコアのために脇目もふらずにプレイするのもいいが、せっかくだからよりスタイリッシュな体捌き手刀捌きで、ニンジュツエキスパートとしての栄えある姿をクリップに収めたいではないか。
そこかしこから聞こえるKinect is deadの声を打ち消すように、Kinect not deadを高らかに宣言した、Kinectセンサーと対を成すべき鉄板の一作。この世にニンジャがKinectがある限り、果物どもに決して明日は来ないぜ。
<Kinect専用タイトル>
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2015/07/03 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
えー、たくさんのお運び、まことにありがとうございます。
よくゲンを担ぐなんてことを申しまして、私どもの商売の方でも、昭和の大名人と謳われた桂文楽、我々は黒門町の師匠なんて呼んでおりますが、この師匠は八代目の文楽となっておりますが、初代から順に数えてみると、どうも八までいかない。
どうやらこれは黒門町の師匠が、八は末広がりでゲンがいいなんてことで、六代目七代目をかっ飛ばして、五代目からいきなり八代目になってしまったのが原因だそうでございます。
私らみたいな、いいかげんな商売ですらそうですから、ゲン担ぎの類は、どうも身分の上の人ほどこだわるみたいで、政治家や財界人にはかなり占いに凝る方が多いそうで。
少し昔に非業の死を遂げられた藤田小女姫さんなんかは、並み居る政財界の大物に何かと重宝されたとか言われておりますな。
責任ある立場の人ですらそうですから、私らはなおさらのことですよ、ええ。
それは人間に限らず、海のものとも山のものともつかない立場で、これから熾烈なハード戦争に飛び込もうとするゲーム機だって変わらないわけでして、

「えー、ごめんくださーい、ごめんくださーい」
「はいはい、アリ・アドネ発売、山下純一郎監修の姓名判断にようこそ。何かご相談ですかな?」
「ええとですね、ボクはですね、この三月に市場デビューを迎えるんですけれども、ライバルも多くひしめく中、ちゃんとゲーム機としてやっていけるかどうか、ひとつそこら辺を占っていただきたいんですが……」
「分かりました。ではまず姓とお名前の方を」
「ええと、姓は松下、名は3DOと申します」
「まつした……、すりーでぃーおー…と。……うーん」

「ど、どうしました?いきなり険しい顔になられて……」
「手遅れにならないうちに改名という手段もありますが」
「いきなりかい! そんな悪いんですか!? あ、あのボクの名前は親ではなく別の人の命名なので、そうそう簡単に改名ってわけにはいかないんですよ」
「ええとですね。この名前を持つものは、カリスマ性を持ち優秀でシャープではあります」
「いえ、シャープではなくパナソニックです」
「くだらんボケはよろしい! ですが反面、急転落下や不慮の事故、遭難などにみまわれる凶運ともなります。もっとぶっちゃけちゃうと、中途挫折の悲運となるケースが大変多いです」
「ちゅ、中途挫折!?」
「まぁこれはあくまで運勢の話ですから、あなたの資質次第でその運を変える事もできますので」

「じゃ、あの、せっかくですから僕のライバルたちの運勢も占って欲しいんですが」
「本命と目されてるのは二つほどありますが、どちらから?」
「ええと、まずは姓がセガで名はサターンの方を」
「サターンさんの運勢は悪くはないですね。創造性と発想は常に若々しく、確実な計画性と先見性で人より常に一歩先を行く、と出ております」
「確実な計画性? 行き当たりばったりの間違いなんじゃないですか?」
「まあ先見性はそそっかしさと紙一重と申しますしね、解釈次第ですよ。サターンさんと同じ運勢の有名人は、政治家の羽田孜さんと出ていますね」

「確かにポジションの煮え切らなさはセガとそっくりですね」
「仮にも首相経験者をつかまえてあなた……」
「天下がわずか数ヶ月だったとこも共通してますしね」
「あなた、私を差し置いて、なに未来の話をしてるんですか!?」
「あ、いえ、何でもないです。今の忘れてください! で、もう一つの本命機の方も。こことは双方の親が永遠のライバル同士ですから、なおのこと負けられないんですよ。姓はソニーで名はプレイステーション」

「こちらの運勢も悪くないですよ。目標に向かって一心不乱に努力する勤勉さも持ち合わせています。キーポイントは、学術技芸の才能があり多才ってとこでしょうかね」
「それってボクの運勢と比べると……」
「比べると失礼なほどの開きがあります。プレイステーションさんと同じ運勢の著名人は、毛沢東、伊達公子、松田聖子、吉村作治といった錚々たる顔触れですね」
「最後の人はあんまり錚々じゃないような気もしますが。でも毛沢東にダテックか……、確かに凄い面子だなぁ。あ、そう言えば僕と同じ運勢の著名人は誰なんです? なんか僕の場合だけ、そこのとこ飛ばしませんでした?」
「あー、あなたと同じ運勢の著名人でしたか。…えーと、……うーん」
「な、なんで口ごもるんですか!? 余計に気になるじゃないですか、お、教えて下さい!」
「3DOさんと同じ運勢の著名人は、劉少奇と出ています」

「何でそんな人の名前が、いの一番のに出てくるんですか!?」
「なんでか知らないけど、このソフトの定義する著名人って、財界人と中国の要人に異様に偏ってるんですよ」
「だからってそんな中国近代史に詳しくない人間にはさっぱりな人を……。あ、ちょっと待てよ。確かプレステが毛沢東だったよな。つ、つまり僕はプレステに粛清されるって事ですか!?」
「さ、さぁ、そこまでは……」
「占い師っていつも肝心なところになると口ごもりやがるよな!」
「い、いや、もう一人出ている著名人は財界人でも中国要人でもありませんから」
「誰なんです、もう一人って!?」
「ええと、3DOさんと同じ運勢のもう一人の著名人は、ずばりK・Sさんと出ています。」
「な、なんで急にイニシャルトークになるんすか!? 誰っすか、K・Sって!?」
「その昔、日航機を逆噴射させて羽田沖に突っ込ませた機長さん」

「そういう人の名前を実名で出しちゃまずいだろ! あぶねえなぁ、このソフト!」
「さすがにスクリーンショットにはモザイクかけましたが……」
「劉少奇にK機長って、どういう取り合わせだよ! おかしいだろ、それ! なんか変だよ、このソフト!」
「いやいやそう申されても、さんまは目黒にかぎります」
「関係ないオチつけて、無理矢理終わらそうとするんじゃねえ! もういい、自分の運勢は自分で切り拓く!」
そう啖呵を切って威勢よく飛び出した3DOでしたが、表に出た瞬間に走ってきたサターンとプレステに撥ねられてしまったという、3DO『姓名判断』という一席でございました。
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2015/07/07 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
ここ数日、衛星エルピス巡りのBGMとして、カスタムサントラ代わりのメディアプレイヤーからずっと鳴り響いているのは、グレイス・ジョーンズのアルバムだ。
モデルとして注目を浴び、そのひと目見たら忘れられない彫刻のようなルックスで80年代に一世を風靡した女性。
映画出演では「007 美しき獲物たち」や「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」が知られているが、いずれも"怪女"としか表現しようのない役どころで、ロジャー・ムーアやシュワルツネッガーを大いに食いまくっていた。
もちろんルックスだけの人ではない。シンガーとしてリリースした10枚近くのアルバムは、現在でも高い評価を得ている。
当時の最先端のレゲエと最先端のクラブミュージックのミクスチャーは、80年代ニューウェーブの象徴の一つであった。
そんなオシャレな音が、なんで下品で粗野なスカベンジャーどもしかいないエルピスで流れてるのかというと、それはVaultハンターのニューカマー、レディー・オーレリア・ハマーロックの存在があるからに他ならない。
あのサー・ハマーロックの姉という設定だけで、既にキャラが充分立っているような気もするが、オーレリア様はもちろんそんな血縁のコネに頼るようなお方ではない。
名家の生まれで高学歴。出生すら怪しい他のVaultハンターたちとは一線を画すセレブリティである。
『Borderlands: The Pre-Sequel』に登場する主人公たちは、そのいずれもが他のシリーズ作のVaultハンターよりも魅力的なキャラ付けが施されているが(悪の側に与した人たちって恩恵も混じってるだろうけど)、オーレリア様はその中でもさらに強烈なキャラクターだ。

この世のあらゆる贅沢に飽きてしまい、さらなる刺激を求めて冒険(ま、早い話が人間狩りだ)に赴く大金持ち。
欲得が原動力じゃない分、この人のタチの悪さは他のVaultハンターの比ではない。
そして「労働は穢れ」「高額納税者の怒りを思い知れ」「鍵をなくしたから家を買い直した」等々の、パンチの効いたセリフのオンパレード。
他の登場人物との絡みが、これほどいちいち面白いキャラも他にそうはいない(後発キャラというハンデも、ものともしていない!)。

そしてオーレリア様は鬼のように強い。
得意武器は貴族の出らしく狩猟用のスナイパーライフル。ただでさえ得手な上に、狙撃手系のツリーを伸ばすと獲得できる、命中ごとにスナイパーライフルのダメージボーナスがどんどんスタックされるスキルとの兼ね合いが、もう反則級の威力を持っている。
だからと言ってスナイパーライフルの活躍が見込めない乱戦に弱いわけでもない。
アクションスキルのコールド・オブ・アイスは、敵を順繰りに氷結させてゆく、混戦の収拾にはこれ以上ないようなアビリティだ。
この氷属性攻撃の伸ばすのが第2のツリー。そして最後のツリーは、マルチプレイにおいて他のプレイヤーを使用人として雇用する、これまた強烈で楽しいスキルである。

そのオーレリア様のスレンダーな長身、そして彫りの深い特徴的な顔立ちに、どこかずっと既視感を覚えていたのだが、キャラクターカスタマイズで角刈りヘアをチョイスしてみたら、その体型から顔立ちから何から何までがすっかりグレイス・ジョーンズになったので、そのデジャブの素が霧が晴れたように判明した。
かくしてオレのオーレリア様は、グレイス・ジョーンズを頭の中でキャスティングして、彼女の曲をBGMにしてエルピスとヘリオスを巡っている次第である。
80年代最先端クラブミュージックをバックに繰り広げる、刹那の楽しみのための人間狩り。レゲエのリズムと共に無重力空間を漂うスカベンジャーの死体。「暇つぶしとしては、まあまあ気が利いておりますわね」。
今のところ最新のVaultハンターは、この世でもっとも強力かつ強烈な、史上最凶のVaultハンターでもあるのだ。
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2015/07/09 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
Google Chromecast。ドングル型の小さな本体を挿しこんで、後は対応アプリを落としたAndroid端末さえあれば、手持ちのテレビからWebコンテンツを再生することのできるメディアストリーミングデバイス。
これが初めて我が家に来たときは、ぶっちゃけ大画面でDMMを観ることくらいしか使い道が思い浮かばなかったのだが、対応コンテンツが増えてゆくにつれて、その存在感をじわじわ伸ばしはじめている。
You TubeやTEDなどは言うに及ばず、今までdocomoから押し付けられる厄介者だったdビデオだって、このChormecastと組み合わせれば、Huluよりリーズナブルな定額動画配信サービスに早変わりした。そのHuluだってもちろん対応済みだ。

そして最近さり気なく加わってきているのがゲーム系のコンテンツ。
もっともChromecastはストリーミングデバイスという体裁上、動きの早いアクティブなゲームをコンテンツに迎えるには、まだまだ問題が多いのだが、それにめげず逆にChormecastの特性を活かしたアプリも登場してきた。
UBIの『Just Dance』シリーズは、Wiiのハード特性とそのユーザー層の二つを巧みに咀嚼して、たちまちのうちにジャンルのトップに上り詰めたダンスゲーム。
最近ではXboxブランドやPSブランドにもプラットフォームの環を広げてきているが、その本命はバリバリのコンソール機ではなく、Wiiのメジャーユーザー層を濃く継承するデバイスにあった。スマートフォンである。

AndroidやiOSアプリとして配信されている『Just Dance Now』だが、そのプレイ方法はスマホ単体では遊べないちょっとばかり特殊な形式だ。
『Just Dance Now』は、ブラウザを搭載したPCかあるいはChromecastを経由して、モニターやテレビ上にダンスルームを建てることでプレイ可能となる。
カラオケルームでボックスを借りるのをイメージしてもらうといいかもしれない。あれのダンス版をネット上を通じてグローバルで行っているような感じだ。
代表者がダンスルームを借りたら、その場にいる人間も各々のスマートフォンを使ってその部屋番号にアクセス。プレイ人数に縛りはない。スマートフォンの数だけダンサーは増殖可能だ。

ダンスムーブの判定はWiiの『Just Dance』に準拠。Wii版では右手に握ったWiiリモコンの位置判定でダンサーの動きを認識していたが、そのリモコンがまんまスマートフォンに入れ替わった形だ。
もっともWiiリモコンと違って、スマホは元々握って振り回すことを前提に作られていない形状。ストラップの備えはWiiリモコンのとき以上に入念にしておきたい。
数にどうしても限りが出てくるWiiリモコンと違って、スマホは今や一人が一台を必ず持ち歩いているようなデバイス。
そしてChromecastは手のひらにすっぽりと収まる、どこにでも簡単に持ち運べてHDMI入力を備えたテレビさえあれば即座に効力を発揮する端末だ。
家庭用ゲーム機のようなフットワークの重さはない。人の集まるところに行ってテレビにChromecastをぽんと挿せば、そこはたちまちダンスゲームパーティ会場に早変わりである。

アプリ自体は無料で配信されているが、VIPパス(30日700円、1年分は4000円))を購入しないとプレイ可能な曲に縛りがあったり、曲が始まる前に広告が強制的に流れたりするなどの制限あり。
だが部屋を建てるダンサーがVIPパスを所持してさえいれば、残りのルーム参加者はVIP特典の恩恵を受けることができる。
Chromecastが必ずしも必要というわけではないが、しかしそれさえあれば用途の幅が俄然広がってくる。
今はまだゲーム風のコンテンツもあるよという程度の段階だが、このクオリティの対応アプリが今後増えてくれば、Chromecastもゲームハードの一角として注目せざるを得なくなるだろう。
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2015/07/11 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |