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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【You're in the Movies: めざせ!ムービースター】

   ↑  2014/08/06 (水)  カテゴリー: XBOX 360
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新庄剛志選手がまだメジャーリーグでプレイしていた頃、対戦チームの野手から「ここやめて日本に帰ったら何するんだ?」と尋ねられ、彼はこう答えた。「ムービースター!」
流浪を重ねたプロレスラー野上彰が新日本マットにカムバックしたときに、TEAM2000のリーダーだった蝶野正洋は彼をこう紹介した。「ムービースターだぞ、ムービースター! オラッ!」
そう、人は誰でもムービースターの資質を持っている。それを開花させるか、あるいはまったく気づかないまま萎ませるかは、その人次第だ。
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そしてオレは今、見事にムービースターとしての才能を花開かせた。
スタジオという名の我が家で、カメラの前にスタンバイし、オレは監督の指示を待つ。 例えカメラが映画撮影用の35ミリとはだいぶ様子の違うXbox Liveビジョンカメラであったとしても。
そして監督の指示が「腰をぶるんぶるん振ってフラフープを回してみよう!」だの、「コンガを一心不乱に叩きまくってサルどもを踊らせてみよう!」だのといった、それ、どんな映画の1シーンだよ!? と懐疑を抱いてしまうものであったとしても。
誰が何と言おうと、今のオレは紛うことなきムービースターなのだ!
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Kinectのプレイスペースを確保するリハーサル用に、積んだゲームの山の中から引っ張り出してきたのは、『You're in the Movies: めざせ!ムービースター』。
コントローラーを使わず、Liveビジョンカメラに視認させたプレイヤー自信の動きによって各種ミニゲームをプレイする、言うなればKinectゲームの始祖みたいなソフトだ。
そしてこれは単なるミニゲーム集に留まらない。
イマイチもどかしい動作判定のもと、バンジーランやらコンクリートブロック割り、フリーダンスなどに挑むオレの一挙手一投足は、演技の一環として映画のラッシュフィルムに流用される。
テレビの前でその場駆け足を死ぬほどやらされても、なんでオレこんなことしてるんだ?と疑問に感じることはない。 監督がすかさず「ナイスアクション、お疲れ!」とフォローしてくれるだろうから。
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ミニゲーム以外にも、「何かに驚いた表情をしてくれ」、「勝ち誇ったようなポーズをお願い」、「恐怖で怯える様子をちょうだい」などと、監督から様々な演技の要求が舞い込むことだろう。
ここで照れてしまうような奴は、おのれの中に眠るムービースターの資質を、自分自身の手でスポイルしてしまっているのだ。
仕上がった映画の予告編を観てみるがいい。「こんなバカなことをやらされて……」などと薄笑いを浮かべて斜に構えた演技は、羞恥を忘れて一心不乱にきめた演技の数十倍恥ずかしいシロモノであることを、映画の中に溶け込んだ自分自身の姿で思い知ることになるだろう。
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Liveビジョンカメラ対応のちょっとしたミニゲーム集がスタートラインだった、この『You're in the Movies: めざせ!ムービースター』は、擬似映画の予告編製作というコンセプトと化学反応を起こして、世にも奇妙な珍味として完成された。
このプレKinectとでも言うべきアイデアは、360Kinect時代に、カラオケならぬ映画オケゲーム『Yoostar 2: In The Movies』へと継承されるが、そんな"テレビの中に自分のアホな姿が"路線が、Xbox OneのKinectでさらにどんな発展を見せてくれるのか、ちょっと気になるところだ。
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精度を一段と増したKinect2カメラの前で、パーフェクトな演技を披露する日を心待ちにしながら、オレはとりあえず『You're in the Movies: めざせ!ムービースター』のショボいLiveビジョンカメラの前で、おのれの限りないムービースターとしての資質を研ぎ澄ます。
「じゃあプレイヤー1、カメラの前に入って」
OK、任せろ! ムービースター様の出番だぜ。どんな人様にはお見せできないような恥ずかしいアクションでも、どんと来い!

<Liveビジョンカメラ必須>

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2014/08/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Rocky and Bullwinkle】舶来駄菓子風味のメイドインワリオ

   ↑  2014/08/08 (金)  カテゴリー: XBOX 360
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「The Adventures of Rocky and Bullwinkle」、ロッキー&ブルウィンクル。我が国では「空飛ぶロッキー君」のタイトルで放映され、2000年にはロバート・デ・ニーロ主演で誰得の実写映画化も果たした米国製アニメのクラシックだ。
「ドラ猫大将」や「原始家族フリントストーン」などのハンナ・バーベラアニメと同世代の作品だが、日本のローカル民放などでしつこいくらい再放送されていたハンナ・バーベラ作品と違って、こちらの方はさすがにオレもテレビでは観た記憶が無い。
それくらい古い時代に放映されていたアニメだが、本国では古典として確たる人気と知名度があるらしく、今までにもジェネシスやゲームボーイなどで散発的にゲーム化作品が登場してきた。
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それの久々のゲーム化と相成ったのが、Xbox Liveアーケード。
正確にはこのゲームの前に、初代『Pinball FX』でロッキー&ブルウィンクルをテーマにしたテーブルが登場しており、これは初代『FX』では珍しい版権モノのピンボール台になっていたが、それの関係かこのXBLA版『Rocky & Bullwinkle』も、『Pinball FX』と同じZen Studiosからのリリース。
ロッキー&ブルウィンクルは、ムササビのロッキーとその相棒であるヘラジカのブルウィンクルが、ボリス&ナターシャのロシア人スパイコンビと丁々発止のやり取りを繰り広げる本編の他に、天才犬ビーボディ、騎馬警官ダドリー、イソップ親子といった面々がそれぞれ主役を張る短編アニメがサンドウィッチされた幕の内弁当的オムニバス構成。
このXBLA版『Rocky & Bullwinkle』にも、もちろんロッキーたち以外にこれらのメンバーも登場して、原作アニメになんとなくちなんだミニゲームの数々が、『メイド イン ワリオ』ライクなスピード感で、矢継ぎ早に展開する。
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一見『メイド イン ワリオ』の志の低いクローンに思え、コントローラーを酷使したイマイチな操作(左右トリガー連打とか、スティックぐりぐり回しなど、明らかにコントローラーの寿命を縮めそうな操作が連続する)を経ると、その思いをさらに強くするのだが、しかし実はこれ、数少ないXbox Liveビジョン対応ゲームの一つ。
Liveビジョンカメラをセッティングしてゲームを起動してみれば、いかにも取ってつけたようだったコントローラー操作の8割ほどが、カメラを通じたモーション入力に入れ替わる。
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するとどうだろう。コントローラーによる操作だと、単なる不出来な『メイド イン ワリオ』もどきに過ぎなかったのが、ビジョンカメラを通じると、両手を必死にバタバタさせたり、腕をひたすらぐるんぐるん回転させたりのすっとこ運動が連続する、全身を使ったアクティブな『メイド イン ワリオ』に変身するではないか。
まあ結局は『メイド イン ワリオ』もどきであることに変わりはないんだけど。

この記事に含まれるtag : キャラゲー XBLA 

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2014/08/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【EVERBLUE】海中、それは苦しい

   ↑  2014/08/10 (日)  カテゴリー: PS2
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うだるような真夏。こんな日は、青い海にどぶんと飛び込んで、綺麗なお魚さんたちと涼しげに戯れていたい。
猛暑の真っ只中で、誰もがぼんやりと憧れるステキなシチュエーションだが、そんな無邪気な想いを「海をナメんじゃねえぞ、こらあ!」と一喝するのは、蒸し暑い部屋の中で何故かPS2のコントローラーを握りしめているオレだ。
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水中、それは苦しい。なんかそんな名前のバンドもあったような気もするが、とにかく息が続かなくなると、それはのっぴきならない事態だ。
だったら浮かび上がって、思うぞんぶん肺に息を吸い込むがいいと呑気に言う人もいるだろうが、あいにくとここは大した心構えもなくうっかり入り込んじゃった沈没船の中。右も左も分からない。
いや、右も左もなんとなくは分かるが、陸の上のそれとは明らかに勝手が違う。ましてやただでさえ狭苦しい船の間取り。どっちに行けば出口かなんて簡単に分かるわけないだろう。進んだ先がどん詰まりだったら、その分の酸素はムダになっちゃうんだし!
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『Wizardry』は証明した。主観視点はダンジョンとしごく相性がいいことを。
そして『EVERBLUE』は証明した。海の中は主観視点と恐ろしく相性がいいことと、『Wizardry』のフォーマットをアレンジするには、これ以上はないくらい最適の場所であることを。
絵画のように鮮やかな背景と簡素なシステムで構成された地上と、時には涼しげで心地よく、時には恐怖を感じさせるほど息苦しい海中パート。
純朴な人々が集う地中海の港町で一息をついては、一見穏やかだけど静かな死と隣合わせな水の中に潜り、海底や沈没船に眠る遺物を拾い上げては、また地上に戻る繰り返し。
緊張と緩和の反復を後支えするのは、シンプルだけど太くしっかりとしたストーリーライン。
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その海洋冒険の障害となるのは、人智を超えたクリーチャーでも、謎の国際組織の暗躍でもない。
息が続くかどうか。酸素がまだ残ってるうちに海面に戻れるかどうか。ごく当たり前のダイビングの道理が、このゲームにおいてはプレイヤーの前に立ちふさがるもっとも手強い敵となる。
あ、そうそう、それから欲も密かな難敵だ。頑張って潜った沈船の奥深く。そこに眠る高くさばけそうなお宝の山を前にして、ダイバーは限界積載量と残りの酸素量を天秤にかけて、つい持てるだけの海中遺物をぎりぎりいっぱい持ちだそうとするギャンブルに走ってしまうことだろう。
そしてギャンブルは時に失敗するのがギャンブルたる所以。沈船からの脱出にちょっと手間取ってしまえば、待っているのは静かな静かな世界での静かな静かな死だ。
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アリカが黄金期のPS2に送り出した、この一人称視点のダイビングアドベンチャーは、斬新な切り口に基づいたダンジョンRPGの再解釈。
そして美しさも穏やかさも冷酷無情さも死の危険も、すべで静かに内包した海の姿を、ありのままにゲームに落とし込んだ至高の海洋ゲーム、エバーブルー。
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軸となるエレメントソナーによる探索システムに、シンプルな展開に彩りを施す写真撮影や収集物コレクション。
今では当たり前になったが、当時の国産ゲームではほとんど類を見なかった、左スティック移動右スティック視点のインターフェース。そしてその操作が生み出す、いかにも水の中を漂っていると錯視させるかのような、絶妙な浮遊感。
あらゆる要素、あらゆるシステムが見事なまでに調和して完成された、PS2カルチャーを代表する傑作中の傑作。
海中、それは苦しい。だけど海中、そこは心地よい。
太陽が狂ったように照りつける外の様子をよそに、いつまでもこの静寂の海の中に潜っていたくなる。
PS2本体ごといつまでも手元に置いておきたいと感じさせてくれる、エバーグリーン(不朽)な一作なのだ。

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2014/08/10 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【m 君を伝えて】ときめきの交換日記

   ↑  2014/08/12 (火)  カテゴリー: セガサターン
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交換日記。ああ、それは何と甘酸っぱい響きを持つ言葉なのでしょう。
私の小学生高学年~中学生くらいの頃に、この異性間での交換日記は、大流行いたしました。
思春期の人間の身の丈にあった秘め事として、親や教師などからも黙認されていたこの交換日記。
まぁ今思えば非常に他愛のないものですが、それでも下半身の毛が生えそろっていないガキどもからすれば、「誰と誰が交換日記をしている」なんて噂は、実に淫猥な響きを持って聞こえてきたものです。
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そしてこんな私にも、人並みに交換日記の経験はあります。
相手はIさんという大柄な人で、気弱な男子生徒のズボンを脱がせて校庭を一周走らせてしまうくらい、やんちゃな女の子。
ただし、交換日記に行き着くまでに色気づいた経緯などは一切無く、ただ単に学校中に広まった交換日記の流行に乗り遅れまいと、「取りあえずこいつでいいか」というお互いの思惑が一致しての、甘酸っぱさとはおよそ無縁な交換日記でした。
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そんな経緯、そんな両者ですから、交換日記の内容もおよそ殺伐としたもので、その殆どがそれぞれの同性の悪口陰口で占められているという有様。
そして案の定というか、互いの日記の内容は相手を通じて相手の友達の間にだだ漏れになり、やがてその悪口陰口の類はクラス中に広く知れ渡るハメになり、最後にはクラス中を巻き込んだとんでもないトラブルにまで発展してしまったのです。
「日記の内容を何で他人に喋った!?」「お前だって喋ったじゃねえかよ!」
罵りあいの果てに、私と彼女は卒業するまで険悪な関係が続いたのですが、思えば相手を根本から間違えていたと言わざるを得ません。まぁそれは向こうもお互い様でしょうけど。
だからこそ、何としてでも日記を手渡すときに頬が赤らんでしまうような、本来の交換日記を体験してみねば。例えそれがゲームの中であろうとも!
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やけに貧乏臭いオープニングに不安を覚えつつ、主人公の名前入力画面。
そして占いを経て、まずは三人のヒロインの中から交換日記の相手が決定します。
ここで主人公やヒロインたちは高校生であることが判明。……交換日記なんて子供じみたことをしていてないで、さっさとすることをしちゃった方が良さそうな年である気もしますが、まぁそんな訳で私と陸上部の武蔵野さんとの、嬉し恥ずかしな交換日記ライフがスタートしたのです。
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麗しの交換日記、それは月曜と木曜に下駄箱を経由して手渡されます。
街に買い物行ったときにスカウトされた体験などを、ノート二ページに渡って長々と書き連ねてくる武蔵野さん。
私もさっそく返事をしたためようとしますが、しかし私が手にしているのはキーボードパッドやタッチペンなどではなく、単なるサターンパッド。これでどうやって日記の返事を書けと言うのでしょうか?
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「納得いくなぁ」「断ったの? もったいない」「そういうのって怪しいからなぁ」「そのスカウトマン、目が悪いんじゃない?」
結局この四択の中から、日記の返事を選ぶだけのことなのでした。
しかもこの四つ。あくまで書き出し部分で、これを選べば残りの本文がだだーっと記されるのかと思いきや、本当にこれだけ。
二ページに渡って近況を綴ってきた武蔵野さんに対し、「断ったの? もったいない」の一行で済ます主人公。こいつ、筆無精にも程があります。
交換日記をテーマとしたゲームなのに、主人公はおよそ交換日記には向かないタイプの野郎だったのでした。
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肝となる交換日記も、単に既存のギャルゲーの会話四択の毛色を変えただけのもの。
ルートのよってはこちらの予想の斜め上を行く展開に突入してしまう突飛なシナリオや、攻略キャラに根暗な眼鏡っこ、羽田さんが選択されたときに体験できる、メンヘラ予備軍と定期的に文書をやりとりする危うい感覚などは、このちっとも心躍らない義務じみた交換日記生活の数少ないチャームポイント。
交換日記。今でもその響きに胸をときめかせる人も多いかもしれませんが、その本質部分が現在でも、LINEやSNSや学校裏サイトに形を変えて存続していることを鑑みると、実はそんなに甘酸っぱいシロモノではないのかもしれません。それはゲームの中でも同様だったみたいです。

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2014/08/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Wonder World Amusement Park】直輸入の縁日

   ↑  2014/08/14 (木)  カテゴリー: ニンテンドーDS
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夜店で賑わう縁日は、夏休みの夜の中でもとびきり印象に残る光景だが、こういう子供の頃の思い出は洋の東西を問わない。きっとアメリカなどでは、それがカーニバルの体験になるのだろう。
オレは日本に居ながらにして、このカーニバル的な景色をちっちゃい頃に体験したことがある。
近所にある米軍基地では、夏の真っ盛りなこの季節に、友好祭と称して日本国市民を招き入れるイベントを昔から催していた。
今でも脈々と続き、近年ではとみに来場者が膨れ上がって、内容もそれなりに洗練されてきてはいるが、オレのガキの時分のそれは、とりあえず自分たちの知っているお祭りをやればいいんだろとばかりに、いかにも本国のカーニバル直輸入的な催しが今以上に目立っていたのだった。
風船ダーツ割り、バスケットゴール、蹄鉄投げ、ミルク瓶シュート。 そんな異文化のお祭り屋台をそのまま持ち込んできたようなアトラクションをはしごし、アメリカ版ゼリコみたいな得体の知れないお菓子を景品に貰って、合成着色料で口の周りをド派手に染めながら、オレたち馬鹿ガキどもは、一夜限りの"アメリカの子供"気分を満喫したのだった。
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もっともゲームコーナーで、両替した25セント硬貨をテーブル筐体に放り込んでSNKの『与作』を遊んでいたときは、「なんでアメリカに来てまでわざわざ『与作』を? というか、なんでこのゲームコーナー、『与作』しか置いてねえんだ!?」と、さすがに疑問を感じたりしたが。
怪しげなマペット使い、即席のピエロ、なぜかボディビルを披露するマッチョな黒人。異文化の香りが直輸入されたそれらの光景は、日本の縁日とはまたひと味違った強烈な一夜限りの特別な夜であった。
今でも友好祭に足を運べば、その雰囲気の一端を味わえることができるが、しかしこういうものは、ガキの頃の目線と大人になってからとでは、また受け取り方や感じ方が変わってきてしまうのは、やはりお祭りの縁日と同様だ。
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お祭りの縁日やカーニバルのアトラクションをテーマにしたミニゲーム集なんてのも、これまた洋の東西を問わずしつこくリリースされている定番だが、近年ではニンテンドーDSとWiiの周辺がそれらの草刈り場になってるのも、またまた日本もアメリカも同様だ。
山ほどリリースされているカーニバル風ミニゲーム集の中でも、合成着色料山盛りお菓子的なイメージがもっとも強いパッケージなのが、B級ゲーム御用達メーカーMajescoから出ている『Wonder World Amusement Park』。
案の定、DSとWiiにまたがっての発売で、Wii版は登場キャラクターにMiiアバターがアレンジされているようだが、DS版に登場するのは普通のオリジナルキャラクター。
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おじいちゃんに連れられてやって来た不思議なカーニバル(ここの支配人はおじいちゃんが子供だった頃から年を取っていないらしい)で、モグラ叩きやバルーンダーツ、ハンマーゴングや輪投げなど、カーニバルアトラクションの数々をタッチペン操作で片っ端から遊び倒してゆく、まあベタと言ったらベタな内容。
スコアによって入手できるチケットを貯めて、新しいアトラクションを一つずつアンロックするシステムもひねりもなんにもない常道だけど、そもそもカーニバルや縁日というのは、ひねりが入ってよそと違うものだったらむしろ困ってしまうもんで、このソフトもベタと承知しながらも、夏休みの定番と割りきって受け止めるべきなのだろう。

<海外版>



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2014/08/14 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |