fc2ブログ
 

ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

このページの記事目次 ( ← 2013-09- → )

← 前のページ  total 4 pages  次のページ →  

【オレゴン・トレイル American Settler】

   ↑  2013/09/10 (火)  カテゴリー: Android
13091015.jpg
2200マイルにも及ぶ長大な道のりの果てに、ついに辿り着いた新天地オレゴン。
しかし開拓者一家の苦難はこれで終わったわけではない。荒れ果てた大地を切り拓いて、一家の基盤となる生活の地を、一から作り上げなければならないのだ。
前作『オレゴン・トレイル 開拓者のミニミニ冒険』は、70年代に作られた超古典ゲームのリメイク作品。
アメリカ西海岸に繋がる街道、オレゴン・トレイルを渡って新たな大地を目指す開拓民たちの道程を再現して、合衆国の礎を作り上げた偉大な先人たちに思いを馳せる、歴史エデュケイション的な要素を多分に含んだゲームだ。
13091013.jpg
その続編『オレゴン・トレイル American Settler』は、『オレゴン・トレイル 開拓者のミニミニ冒険』で、艱難辛苦の果てにオレゴンに到達した開拓民一家のその後を描いた作品。
ロードムービーならぬロードゲームとでも言うべき、ちょっと類を見ない旅路シミュレーションゲームだった前作から一転、モバイルゲーム界隈ではいささか氾濫気味な、タイニー版箱庭経営SLGへと趣を変えたが、まあ開拓者が一から町を作り上げると言うテーマには、これほど相応しい形態も他にはないのかもしれない。
13091010.jpg
斧を手に森を切り開き、家を建て農地を造り、時々現れる野生の鹿やリスや兎を狩って当座の食料を手に入れる。
例えクマが出没しても、「これはなかなかボリュームのある食べ物」とばかりに、顔色一つ変えず猟銃の餌食にする頼もしいトーチャンだが、唯一の泣き所はスタミナゲージだ。
これが空になるとトーチャンは一切行動できなくなってしまう。まあ数時間も放置しておけばスタミナは回復するが、しかしそんな途切れ途切れの仕事をしていたら、町はなかなか広がりやしない。
そんなときはリアルマネーの出番。景気よく財布をはたいてスタミナの詰め合わせを購入してしまおう。なあに、ユンケルの一番効くやつに比べれば安いもんだ。
13091011.jpg
そう、この『オレゴン・トレイル American Settler』は、これまた最近のモバイル系箱庭経営シムではお馴染みの、ゲーム本体無料でインゲームストアのアイテムが有料のシステム。
なかなかに因業な話だが、実際の開拓民の労苦を思えばこの程度は堪え忍ばなければならないのかもしれない。もっとも東洋の島国に住むオレが、アメリカ人のご先祖様たちの苦労を慮る義理は、ちっともないのだが。
例え定住の地を手に入れたとは言え、19世紀アメリカ未開地の苛酷な現実は、プレイヤーが拓いた町にもしっかりと襲いかかってくる。
13091016.jpg
洪水やハリケーンなどの災害。町を襲う泥棒。なかでもやっかいなのは病気対策だ。診療所を作ってハーブや薬、包帯の量産にせっせと勤しむが、この時代の医療にはやはり限界がある。
対策が追いつかず、町のあちこちにぽつんぽつんと建ってゆく墓碑。あのー、そんなとこに墓石を勝手に作られると、建物造るときとかに邪魔になってすげえ迷惑なんですけど。死ぬんなら町の外れの森とかで死んでくれませんか?
だが、そんな無慈悲な現実に対しても、妙にあっけらかんとして呑気なテイストは前作譲り。
「女どもが森に行ったまま帰ってこない。どうやらクマに食われちまったみたいだぜ」
そう陽気に報告されたら、こっちだって「ハハ、そうなの。今頃食あたりおこしてないといいな、そのクマ」としか答えようがない。
13091017.jpg
形式としては典型的な今どきの箱庭ビルドゲームなんだけど、アメリカのそれぞれの町は、そもそもこうやって興り、人々はこうやって生活の基盤を成り立たせていったなんて過程がなんとなく理解できる、歴史エデュケイション的な要素は、ぼんやりと残っているのかもしれない。
若手カントリーバンド、Lady Antebellumとのタイアップもあり。町に音楽公会堂を建てると、彼らのムービーが拝めたりできるぞ。

この記事に含まれるtag : 経営シム 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1917.html

2013/09/10 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

映画【宇能鴻一郎の濡れて打つ】

   ↑  2013/09/12 (木)  カテゴリー: 映画・DVD
13091219.jpg
「あたし、高校のテニス部員。まだ一年生なんです。あたしが入部したのは去年の春。あの素敵なおかた、お蝶様に憧れたからなんです」
平成「ガメラ」シリーズや「デスノート」などで、今や押しも押されぬビッグネームとなった金子修介監督のデビュー作は宇能鴻一郎原作。
しかし宇能テイストは、日活ロマンポルノのスターとして一世を風靡した山本奈津子演じる主人公ひろみのモノローグに留まり、メインで展開されるのはド直球の「エースをねらえ!」パロディ。
なにせ、ひろみが憧れるテニス部先輩の通称がお蝶様。やたらと複雑な巻き毛ヘアで(ヘアメイクさんは、さぞや大変だったろう)、やたらと上品な口調で喋る、どっからどう見てもあのお方。
13091213.jpg
パロディすれすれのハマリっぷりを見せるお蝶様の寵愛を受け、「恋は禁物よ。男に溺れて挫折していった子は何人もいるの。男の存在を忘れなさい」と釘を刺されるひろみであったが、しかし色気の芽生えかけた女子高生、そういうわけにはいかないんです。
「エースをねらえ!」では藤堂的ポジションにあたる男子キャプテンと、暇さえあれば乳繰り合い。お蝶様ごめんなさい。だけど自分で自分が抑えられないんです。
そんなシチュエーションをさらにややこしくするのは、新しく赴任してきた熱血コーチ。
13091218.jpg
このコーチ、外見以外は、どっからどこまで宗方コーチに生き写し。宗方コーチというのは、実に傍迷惑な情熱と性格の持ち主であったが、その宗方コーチが溢れんばかりのパッションをテニスではなくエロ方面に針を前回に振り切ったら、果たしてどうなるか。
「いかん、脱水症状だ! 注射を打つぞ!」「痛くしないでください」「むしろ気持ちよくなる!」
厳しい表情をまったく崩さず、そんなやり取りをする熱血コーチに偏愛を注がれたひろみは、元ネタの岡ひろみ同様に、そのペースに流されたり言いくるめられたり形ばかり苦悩したりするのででした。
13091216.jpg
さらにコーチは正選手の座をかけて、ひろみとお蝶様の対戦を厳命。仲良し疑似姉妹ごっこから一転、抜き差しならぬライバル関係となったひろみとお蝶様。
困惑するひろみに、コーチは容赦なく厳しい特訓を課します。
「試合は雨の日も風の日もあるんだ!」と、シャワールームで水をぶっかけながら素振りを命じるコーチ。
最初は大人しく従っていたひろみでしたが、よしゃあいいのに「ユニフォームが濡れて重いんです」などと、言わなきゃいいことを言ってしまう始末。
「だったら脱げ!」
それに続くコーチの厳しい一言は、観ているの者のほとんどが予測し期待していたことでしょう。そうだそうだ、さっさと脱げ!
13091215.jpg
てんやわんやの騒ぎを経て、いよいよやって来たひろみとお蝶様の対決の日。ひろみのテニスと男にかける想いは、果たしてお蝶様の壁を越えられるのでしょうか。
からっと乾いた艶笑ギャグが、ツボにハマリすぎなパロディの上にテンポよく放たれる、ロマンポルノのみならず日本映画でも屈指の傑作コメディ。
どんよりと湿ったロマンポルノ上映館の空気を、あっという間にドライにさせる、80年代の陽性が昇華した、金子作品の中で私がもっとも大好きな映画です(次点は「いたずらロリータ 後ろからバージン」)。

この記事に含まれるtag : おとなの時間 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1919.html

2013/09/12 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Assassin's Creed: Brotherhood】アサシン クリード ブラザーフッド

   ↑  2013/09/13 (金)  カテゴリー: XBOX 360
13091309.jpg
『アサシン クリードⅡ』のラストで、非道の限りを尽くしてきたラスボスを見逃すという、プレイヤーに凄まじいフラストレーションを残す仕事の甘さを披露してくれた、すかした色男エツィオ・アウディトーレ。
おかげでこつこつと繁栄させたモンテリジョーニは灰燼と化し、伯父さんは殺され、あれだけ苦労し手に入れたリンゴも、あっさりとボルジア家に奪われた。全部おめーのせいだ、このクソぼんぼん!
そんな身から出たサビもどこ吹く風。今度はいけしゃあしゃあと、「やっぱり仲間がいるにこしたことはないね」などと、ゲームキャラとしてのアイデンティティをかなぐり捨てた妄言を吐きやがるんだから、こいつも相当にいい性格をしてやがる。
13091302.jpg
そんなワケで、「メンゴ、メンゴ、また一から出直しね」とばかりに無反省なノリで始まるエツィオ・アウディトーレ対ボルジア家の第二章。
同じことをまた最初からやり直させられるプレイヤーこそいい面の皮だが、今度の舞台がローマと言われると、「ベネツィア、フィレンツェを巡ってローマを観ないで帰るのは、なんか片手落ちだよね」と、旅行代理店にオプションという名のニンジンをぶら下げられた、お上り観光客みたいな気分になってくるから困ったものだ。
13091303.jpg
しかし訪れたローマ市街のあちこちには、無粋な塔がにょきにょきと建っていやがる。ちょっとちょっと、ガイドのマキャベリさん、コレ一体何?
「ローマの新観光名所、ボルジアの塔でございまーす」
近寄れば問答無用で矢を射かけられるようなところを観光スポットとは言わねえ! しかたなしに塔にえっちらおっちらよじ登っては、火をかけて回るエツィオであった。アサシンと言うより、まるで八百屋お七みたいなビジュアルじゃねえか、これって!
13091304.jpg
ローマ観光の合間には、どうせオチが付かないと分かりきっているメインストーリーも進めなければならないが、今回のエツィオには頼もしい弟子たちがいる。
ささいな恩と引き替えにリクルートした連中だが、しかしこいつら新弟子時代の頃から、オレのエツィオより遥かに暗殺の手際がいいから、なんかムカつく。
オレのエツィオは、いつも屋根から足を滑らせターゲットの前に転落しては、開き直って周囲を巻き込む大チャンバラ劇の末に、一般市民が泣きわめく阿鼻叫喚の騒ぎを残してドタバタと去る仕事を、その得意パターンとしているのだが、弟子どもはひらりと華麗に現れては、音も無くターゲットを一撃で仕留め、そして周囲に気づかれることなくあっという間に姿を消す。オレはそんな手際の良い仕事のやり方を稽古つけた覚えはねえぞ!
13091306.jpg
もしパンタシレア・バリオーニあたりに、「頼もしいお弟子さんたちですのね」などと社交辞令を言われたら、つい「それはオレなんかよりよっぽど頼りになると、暗に言ってやがるのかぁ!」と逆上してしまいそうだが、この弟子どもは、こっちが真にその力を欲するときには、決まってアクセス不可状態。
対象を追いかけるチェイスモードは、アサシンクリードの中で最も心躍らないクエストミッションなのだが(ジジイの枢機卿が、なんでアサシンのオレよりも身軽なんだよ!?)、そんなときこそ弟子を呼び出して、「お前、オレの代わりにあいつを追いかけろ!」と仕事を丸投げしてやりたいのに、つくづく使えない連中だ。
13091308.jpg
畳めもしない似たような柄の風呂敷を、手を替え品を替え何度も売りつけようとするUBIの商売に、いい加減不信感も生まれ始めてきたエツィオ・アウディトーレ三部作の第二弾。
しかし海千山千のあこぎな旅行代理店と同様に、UBIも「いや、今度はぶっちゃけオンラインマルチモードが主眼ですから」と、目の前の不満を何となくそらす術には長けてきているのであった。

この記事に含まれるtag : オープンワールド アサシンクリード 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1920.html

2013/09/13 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【アポカリプス】ブルース・ウィリス主演STG

   ↑  2013/09/15 (日)  カテゴリー: PS1
130915002.jpg
「ダイ・ハード」のジョン・マクレーン役があまりにも鮮烈だったからか、ブルース・ウィリスは、以降何を演じてもブルース・ウィリスのパロディにしか見えないことが多々ある、なかなか厄介な業を抱えた役者だ。
それを知ってか知らずか、時には自らのパブリックイメージを打破するような役柄にもチャレンジしたりするが、そういう映画はたいて興行的にも批評的にも失敗の憂き目にあったりする。
このゲームオリジナル作品『アポカリプス』(このタイトルって、もしかして同時期に公開されてた「アルマゲドン」に掛けていたの?)でウィリスに与えられた役は科学者。
しかし科学者らしい振る舞いを何一つ見せないまま、結局は「ロックンロール!」と大騒ぎしながら銃弾を四方八方にばらまき、爆発の中を大ジャンプしていたりするのだから、つくづく因果な話である。
130915003.jpg
抑圧的な宗教が幅を利かし、それと対立する科学が禁制化されている時代。
「ブルース・ウィリスが科学者やってるような有様だから、科学はタブーになっちゃったんじゃないですか?」などと思いたくもなるが、とにもかくにも理系受難の末世である。
こんな時代に理系をやっていくのに必要とされるのは計算式なんかじゃない。裸足でガラスの破片を踏んづけても我慢できるような精神力である。
ともあれ宗教勢力の手によって刑務所にぶち込まれ、死刑宣告を下された科学者トレイ・キンケイド(ブルース・ウィリス)の、たった一人の反乱が幕を開けるのだ。
130915005.jpg
この『アポカリプス』は、『ロボトロン』や『スマッシュTV』のような全方位シューティングの流れを汲むゲーム。
○×△□ボタンで上下左右への自在な撃ち分けが可能なのだが、固定画面で敵が四方八方から現れるわけではなく、ほぼ進路の奥から出現してくるばかりなので、この全方位システムが有効に機能しているとは、ちょっと言い難い。
ジャンプなどのアスレチックアクション要素がハンパに多いのも、ぶっ放し行為に専念させてくれないもどかしさばかりが先に立って、どうもとっちらかった印象が残ってしまう。
130915004.jpg
まあこの頃のありがちな米国産ゲームに、ブルース・ウィリスを無理矢理載っけて勢いで商品化したような一品なのだが、「ロッケンロール!」、「シー・ユー・イン・ヘル!」、「ブリング・イット・オン!」など、ブルース・ウィリスの肉声シャウトはふんだんに詰め込まれているので、こっちも何も考えずに弾をばらまきながら、「ポストウォーター!」、「イッツ・ドリーム・タイム、じゅわいよくちゅーるマキ!」と、シャウトを補完しつつ勢いで突き進むのが、このゲームの正しいプレイスタイルと言えるのではないだろうか。
130915006.jpg
「マシンガン→こいつがなけりゃ始まらねえぜ」、「火炎放射器→焼く感覚を肌で感じたい向きにはお勧めの武器だ」、「誘導ミサイル→何も考えずにこいつをぶっ放せば、一番近くの不幸な敵がオダブツだ」、「粒子ビーム砲→こいつに触れた敵はキレイに真っ二つだ。おっと失敬、あんまりキレイじゃなかったぜ」などなど、これまた勢いだけの解説が並ぶマニュアルのウェポンガイドも、なかなかに味わい深いのだが、しかしこれってどう考えても、科学者に向けたとはとうてい思えないようなアドバイスばかりだな。

この記事に含まれるtag : STG シネマゲーム 

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1921.html

2013/09/15 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【幻魔 鬼武者】鬼武者"実質的な"完全版

   ↑  2013/09/16 (月)  カテゴリー: XBOX
130916002.jpg
CGモデル化された実在俳優が、映画原作ではないオリジナルゲームの主演を務める例。日本の場合だと、思い浮かぶのはやっぱり金城武主演の『鬼武者』です。
『バイオハザード』をベースに、当時の家庭用機基準では驚愕もののビジュアルを実現し、音楽からムービー監督に至るまで豪華なスタッフを揃え、アクションゲームとしては本家を遥かに凌ぐ内容を擁して、PS2初期を代表するビッグヒットとなった作品。
これだけでも万全なのに、さらに金城武の起用でアジア方面にもしっかりと目配りをする抜かりの無さ。
この手口は後に『ロストプラネット』のイ・ビョンホンという、ハーフスイング気味の空振りを生んだりもしましたが、とにかく当時のカプコンの圧倒的な底力を、まざまざと見せつけてくれたゲームでした。
130916005.jpg
そのカプコンが初代XBOXの立ち上げ時にはなむけとしたのが、その『鬼武者』のコンバート作品。
カプコン、コーエー、コナミと、国内の大手メーカーは揃ってXBOXロンチに既存作の焼き直しかベタ移植を送り出し、「お前ら基本的にこっちじゃやる気ねえだろ!」と、ユーザーとの間に早々と乖離を生んでいたのですが、しかしオリジナルを格段にブラッシュアップさせた『幻魔 鬼武者』を、コーエーやコナミの「とりあえず様子見」と一緒にしてしまうのは、ちょっと失礼だったかもしれません。
130916003.jpg
オリジナルから大きく手応えを増した難度。溜め斬りアクションの追加。幻魔側も吸収することができる緑魂のフィーチャーは、ゲームにさらなる広がりをもたらしてくれました。
そして『幻魔 鬼武者』のもっとも印象的な新要素は、恐怖の市松人形"綾女"。我らが明智左馬介を、まるで『クロックタワー』のジェニファーみたいなポジションに追いやってしまうこの恐怖の存在に、応戦を忘れてひたすら逃げに徹した人も少なくないでしょう。
そのビジュアルもPS2版からより美麗に。この『幻魔 鬼武者』はXBOX 360環境で動かしてみると、今どきの旧作HDリマスター(と称する)作品と比べてみても、ほとんど遜色ありません。
130916006.jpg
今でも充分プレイに耐えられそうなポテンシャルを保つ『幻魔 鬼武者』ですが、唯一のネックは『バイオハザード』からうっかり引き継いでしまったリモコン操作システム。
PS2からせっかくアナログスティックが標準装備となったのに、この一点だけ前世代基準に足踏みしてしまったのは、大いに悔やまれるところです。
130916004.jpg
オリジナルを遊び込んだ人間も納得させる充実の内容は、もしこれがXBOXからPS2にコンバートされたゲームであったら、いけしゃあしゃあと"鬼武者 完全版"とかを名乗っているところでしょうが、何故か日本のゲーム業界では、完全版をタイトルに冠するのは他のハードからPSに移植されたときのみって慣習があるみたいですよ。不思議ですねー(棒)。

(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1922.html

2013/09/16 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |