- 【スパルタカス レジェンド】なにが「殺害」じゃ! [2013/07/03]
- 【天空のレストラン ~Hello! Project ver.~】 [2013/07/05]
- 【スター・ウォーズ バトルフロント】駆けろ一兵卒! [2013/07/06]
- 【Forza Horizon】80年代屈指の強豪 [2013/07/07]
- 【エリア51】すちゃらかエイリアン極秘ファイル [2013/07/09]
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かつて『シャドウ・オブ・ローマ』という、斬り落とした腕で相手をぼこぼこにぶん殴れたりする、実にイカレたカプコン製剣闘士ゲームがあったのだが、これの日本版は本来の売りであった四肢切断もできなければ血の一滴も出ないという、実に腑抜けた自主規制版だった。
何もこちらだって、グロであればあるほどいいことだなどと言うつもりはないが、しかしローマの剣闘なんてのは、元々が残酷でグロなだけの見せ物である。それをモチーフにしたゲームが、その描写を放棄するなんてのは、主人公が清く正しい男女交際を目指すエロゲーみたいなものだろう。

日本ではスターチャンネルで放映されている連続TVドラマ「Spartacus: Blood and Sand」をゲーム化した、この『スパルタカス レジェンド』も、残念なことに『シャドウ・オブ・ローマ』日本版と同じ轍を踏んでしまった。
基本無料で配信されている対戦型剣劇アクションだが、ちょっと遊んでみれば、むくつけき剣闘士たちと乾いて殺伐としたシチュエーションとは明らかにそぐわない、微妙な違和感にすぐ気づくことだろう。
剣で相手を斬りつけても血も出なければ傷もできやしない。ハードヒット時に、ときおり画面全体が赤くフラッシュする妙なエフェクトがかかったりするが、これは本来なら大出血ダメージを与えたときの演出であろうことは、容易に想像がつく。

極めつけは観客のボルテージが最高潮のときに極められる処刑フィニッシャー。
これが発動したときに、画面が突然「殺害」とだけ書かれた一枚絵に切り替わり、そのまま試合が終わってしまったのは、ブラックジョークか何かかと思った。
オレはどんな風に相手を処刑したの!? 処刑された相手はどうなってるの!? ちょっと教えてよ!
ちなみにこの処刑フィニッシャー。単なる演出の一描写ではなく、獲得賞金や剣闘士の格付け数値に関わる、ゲームの進行上、非常に重要なファクターである。
少なくともこっちは、このゲームを対戦アクションの形を借りた残酷剣劇ゲームと認識している。剣劇の形を借りた真っ当な対戦アクションをやりたかったら、大人しく『ソウルキャリバー』を遊んでるわ!

本来マチュア指定のゲームを日本で配信販売するには、面倒なことやクリアしなければいけない問題が山ほどあるというのは、こっちも理解している。
基本無料のゲームなんだから、多少の規制(多少どころじゃないけどさ、これ)に目くじら立てるなという人も居るかもしれない。
しかし有料のトークンで購入できるアイテムには、装備だけではなく、この処刑フィニッシャーに関わるボーナスアイテムなども存在するのだ。
これがあれば処刑フィニッシャーが解除されるのかもしれないと、フィニッシャーのブーストボーナスを買っちゃったオレはいい面の皮ではないか。
この単なる演出の一部のカットに留まらない問題に対して、何の補足や説明もしないUBI日本法人は、今回ばかりはさすがにちょっと不誠実なのではないだろうか。
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2013/07/03 | Comment (17) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
『天空のレストラン』は、元々が非常に評価が高いモノポリータイプのビデオゲームですけど、その登場キャラクターをハロプロのメンバーに置き換えた『天空のレストラン ~Hello! Project ver.~』は、今遊んでみると、「後藤真希をやといました」、「加護亜依が半人前になりました」、「矢口真里が一人前になりました」なんてゲーム中メッセージの数々が、いちいちイレギュラー的に面白くなっていて、とてもオススメですよ。

老若男女からのバッシングを受けて、逼塞を余儀なくされている我らが矢口さんですが、女性や近親者、関係者の立場ならいざ知らず、性に奔放な人妻(矢口さんの場合は元人妻ですが)を叩く男の気が、私にはさっぱり理解できません。
そういうのは、むしろ積極的に支援し保護していかなければならない性質のもんじゃないでしょうか。

ファミ通連載のコラムも休止状態(ハードコアゲーマーである彼女のコラムが読めないファミ通に、何の価値があるというのでしょうか)で、復帰の目処がまったく立たない矢口さん。
その復帰のきっかけがゲーム絡みの何かであったら、我々巷のゲーム好きは諸手を挙げてそれを歓迎することでしょう。
『Peggle』の画面右下から「(もう色々と)ヤバい!」のセリフと共に飛び出す矢口さん。『メタルギアソリッド』のゲストキャラクターに矢口さん(「スネーク、早くこのクローゼットに隠れて!」)。想像するだけでわくわくしてくるではありませんか。
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1871.html
2013/07/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
ライトセーバーのレプリカを無邪気に振り回していたガキンチョの頃ならいざ知らず、この年になれば、さすがに自分がジェダイの資質とはまったく無縁な凡人であることは理解している。
しかしそんな自分でも、ストームトルーパーあたりならスター・ウォーズ世界でその役割をこなせるかもしれない。
まあ冷静に考えれば、ストームトルーパーは、ああ見えてもジャンゴ・フェットの遺伝子を受け継いだ連中だから、オレみたいな凡愚な輩が遥か及びもしない存在であることは間違いないのだが。

圧倒的な能力を持ったジェダイやシスになって大暴れするスター・ウォーズゲームも、そりゃあいいだろう。
あるいはウェッジやビッグス程度のポジションになって、銀河戦争の片隅でちょっとばかりの活躍を残すゲームだって悪くない。
しかしもっとも自分の身の丈にあったヴァーチャルなスター・ウォーズ体験は、やはり名もない一兵卒になって、戦場で儚く命を散らすようなゲームであるべきだろう(厳密には、せいぜい戦乱に巻き込まれて慌てふためくジャワ族の立場辺りが妥当なとこなのだが、多少の上げ底は見逃していただきたい)。

『スター・ウォーズ バトルフロント』の主人公は、広い戦場を右往左往する数十名もの名もない一般兵卒たち。プレイヤーはその無名戦士のワン・オブ・ゼム。間違っても一人で戦局をひっくり返すようなヒーローではない。
この一兵卒たちが命を消耗品にして挑むのは、戦場内に点在する拠点を制圧して、敵の残存兵力を減らし最終的にはゼロにすることによって勝敗を決するコンクエストマッチ。
拠点を巡って非力な一般兵卒たちが、わらわら戦いばたばた死んでく。この無名兵士大集合祭りとでも言うべきゲームには、たいへん相性のいいシステムだ。
メインとなるヒストリカルキャンペーンは、クローン大戦、銀河内乱それぞれの、映画本編や外伝で御馴染みの戦いに、一般兵卒の立場で順を追って参戦していくモード。
モードの途中で唐突に、分離派軍→共和国軍、帝国軍→反乱軍と、何の前触れもなしに立場が変わってしまうのがちょっと引っ掛かるが、これはあらゆる勢力を万遍なくプレイさせてあげようという、気の利いたお節介なのだろう。

ナブー、キャッシーク、ジオノーシス、ヤヴィン、タトゥーイン、ホス、べスピン。
ファンなら堪らないこれら有名戦場を駆ける一兵卒たちは、主に五つの兵科に分かれている。これに特殊兵科としてドロイディカ(転がって移動するあいつだ)と毛玉野郎(ウーキーとも呼ぶらしい)が加わる。
この中で強さが突出しているのがドロイディカ。自分でドロイディカを使うと、案外脆い気もするが、こいつが敵に居ると、そのバリア越しの弾幕はかなり脅威。
それでも仲間の死体を乗り越え、ドロイディカに応戦する味方NPCの立派な一兵卒っぷりには泣けてくる。
せいぜいこちらも、彼らの健気な兵卒魂には兵卒魂をもって応えてあげよう。
敵のグレネードで仲間もろともどーん、敵のスピーダーに轢き逃げされどーん、激戦区のど真ん中にリスポーンしてしまい一秒ともたずにどーん、嗚呼、兵卒とはかくも脆く健気な存在なのですね。

そんな名もなき一般兵卒たちへのサービスなのだろうか、一部の戦場には高名なジェダイとダークジェダイの皆様方が参戦し、兵卒たちを鼓舞してくれる。とんだ役立たず連中だけどね、こいつらときたら!
モス・アイズリーの包囲戦にはかのベイダー卿が参加。あのー、ベイダー卿。無礼を承知で言っちゃいますけど、ちょっとは拠点を奪取してくれてもバチは当たらないと思いますよ。その印の横に立ってるだけでいいんですから。
ホスの雪上戦に加わるのはルーク・スカイウォーカー。お前なんでそんな訳のわかんないとこでライトセーバー振り回してるんだよ。お前の役目はAT-ATをどうにかする事だろ! さっさとあのデカブツなんとかしてくれよ!

みんなが拠点を巡って体張って銃撃戦やってる最中、白兵戦しかできず呑気に戦場を徘徊するジェダイ連中でそこそこ役に立つのは、拠点が密集して乱戦になりがちなキャッシークの戦いでのドゥークー伯爵。
そして栄えあるジェダイ役立たず大賞は、広大な戦場に大量の大型ビーグルで共和国軍苦戦必至のジオノーシスの戦いに参加するメイス・ウィンドゥ。こんな無駄飯喰いにジャンゴ・フェットがやられちゃったなんて、きっと何かの間違いだ!
教訓・ジェダイは戦場の規模が大きくなれば大きくなるほど、役立たず度が倍増する。

続編である『スター・ウォーズ バトルフロントⅡ』では、ジェダイで出撃することも可能となったが、これはゲームの方向性からは、あきらかにねじ曲がった余計なフィーチャーであることは言うまでもないだろう。
手にするのはライトセーバーではなく、汎用のブラスターライフル。戦場はヒロイックな無双の舞台ではなく、命を消耗しあうことによって勝敗を決する無慈悲なフィールドだ。
それでも戦いと銀河の趨勢はオレたち一兵卒にかかっている。映画で語られた銀河大戦もしょせんは神話。真の銀河史は、無名兵士たちの血と汗と涙によって紡がれているのだ。
『スター・ウォーズ バトルフロント』は、我々にそんな真実を垣間見せてくれる傑作なのである。
この記事に含まれるtag : スターウォーズ
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2013/07/06 | Comment (3) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
冗談みたいな価格の『Forza Horizon』1dayセールが昨日あったが、まぁ『Forza Horizon』は、Rally拡張パックやカーパックなど、追加で集金するコンテンツには事欠かないゲームなので、この太っ腹な価格でも提供も、長い目で見れば利するところが大きいのかもしれない。
追加ダウンロードコンテンツの中には、1000CLUB拡張パックのように無料で落とせるものも存在するが、実はこの1000CLUB。有料カーパックをいくつか購入しなければ、実績を解除できないというトラップが、密かに仕組まれていたりするのだ。なかなか抜け目のない話である。

『Forza Horizon』や『Test Drive Unlimited』のようなオープンワールドタイプのドライブゲームは、他のストイックなレースゲームと違って、普段乗りの愛車という概念が生まれてくるのが、その大きな特徴の一つだ。
そして現実で車を乗り換えてゆくように、長きに渡ってゲームを遊んでいると、その愛車も自然と代替わりする。
気づけば「おぎやはぎの愛車遍歴」にいつ出演しても恥ずかしくないような、マイカーヒストリーが刻まれていたりする。もちろん番組内での受け答えも、脳内できっちりとリハーサル済みだ。
やはぎ「で、この頃、乗っていたのがロータス・エキシージ?」 オレ「そうそう、これがまたきびきびと動くいいクルマでねえ。……ま、ゲームの中ですけどね」 竹岡圭「そのロータス・エキシージの次に、大沢さんが乗ったクルマがこちらです。フォード・シエラのコスワースRS500」 オレ「そうそう、これがまた念願のクルマでねえ。……ま、ゲームの中ですけどね」

80年代末のツーリングカーレースで圧倒的な強さを誇った怪物であり、R32スカイラインGT-Rが登場するまでは、全日本ツーリングカー選手権に於いても、このシエラ・コスワースの独壇場が続いた時代があった。
その強さや実績の割に、世界的に人気がイマイチなのは、やはりその80年代ダサクルマデザインの諸要素を全てぶち込んだかのようなルックスに一因があるのかもしれない。

しかし20年以上も経ってみれば、その80年代車にありがちなクソダサさ(Horizon登場車だと、これとアウディ・クワトロ、プジョー205の3台が、80年代的ダサ車の御三家だと思う)も、ぐるっと回って愛嬌になってきたりするもんで、デザインに抵抗さえなくなれば、やはりこのシエラは、JTCで他を圧倒していた憧れのクルマであり、コロラドの夕陽の下で胸を張って乗り回すことのできる、名車中の名車である。
ストアフロントには、シエラ・コスワースが世界ツーリングカー選手権を席捲していたときの、黒地に赤のこれまたクソダサくてヤンキーチックなテキサコデザインが提供されていたりするので、こちらも抜かりなく落としておきたいところだ。
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2013/07/07 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
昨日のGoogleトップバナーが、謎のエイリアンFlashゲームにジャックされていた。
そう、7月8日はロズウェル記念日。その後に派生する、ありとあらゆるフォークロアの元になったニューメキシコ州ロズウェルUFO墜落事件は、今から66年前の7月8日に起こったというのが、とりあえずの定説というかお約束になっているのだ。
以後、映画や小説や音楽と、様々なエンターテイメントの貴重な元ネタになってくれたロズウェル事件。もちろんゲームだって、その例外じゃない。

我らがミッドウェイが世に放った『Area 51』シリーズは、そのもっともベタなあやかり例。
ま、シリーズと言っても明確な連続性があるわけではない。ぼんやりと共通しているのは、ロズウェル基地を舞台にしてるってことだけ。
日本でもPS2版がリリースされた『エリア51』(2作目)と、その続編的存在の『Balcksite: Area 51』はファーストパーソンシューティングだったが、その漠然としたシリーズの皮切りとなった初代『エリア51』は、元を正せばアーケードのガンシューティングゲーム。

ロズウェルに墜落した"何か"を隠匿していると噂される、ネバダ州の軍事機密基地エリア51。
そこに謎の物体が飛来し、基地からの連絡は途絶えてしまった。現場に急行するは、極秘の対エイリアン迎撃部隊。プレイヤーは、その秘密部隊の栄えある一員だ。
エイリアンに寄生されゾンビ兵士と化した基地隊員たちを殲滅しながら、基地そのものの存在を抹消するのが秘密部隊の任務。
もちろん仲間の隊員たちは、ここぞというときに突然射線を横切ってこちらの誤射を誘う、ガンシューティングのお約束をきっちり守る連中であることは言うまでもない。それ以外の役目は一切果たそうとはしない、なんとも傍迷惑な同僚たちである。

世界的に大ヒットを記録した『リーサルエンフォーサーズ』を筆頭に一時代を築いた実写取り込み系ガンシューティングゲームは、90年代中頃を境にして次第に衰退してしまったが、やはりあの独特の間抜けなテイストは、時代の徒花で終わらすには惜しい気もする。
この『エリア51』も、ほとんどが、そのちょっと間抜けなテイストで持ってるようなゲームで、異様に力の入った味方隊員たちや、色違いでなんとか乏しいバリエーションを誤魔化しているゾンビ兵士に軽く脱力しながら、アバウトに弾をばらまくのが、その正しい遊び方と言えるだろう。
中でも赤いジャケットを着たゾンビ兵士は、どっからどう見てもあの人に瓜二つで、私なんかはそいつのことを、「マイケル」などとベタベタな名前で呼んでいました。
この記事に含まれるtag : ガンシューティング ミッドウェイ
(記事編集) https://bonkura360.blog.fc2.com/blog-entry-1874.html
2013/07/09 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |