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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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【学校であった怖い話】鬱陶しい語り部たち

   ↑  2013/06/01 (土)  カテゴリー: SFC&N64
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一口に怪談を得意とするやつといっても、エンターテイメント型先天性嘘つきを筆頭に、色んなタイプが居たりするけど、こと学校に限ると、これが何かと面倒臭かったり、困った奴が多かったりする。
「あそこには何かが居るよ」、「キミのオーラはね」、「ここにオーブが写っているだろう?」。
普段は無口な奴が、突如嬉々として発するこれらのセリフに、思わず対応に窮してしまった人も少なくないだろう。
そんな一人でさえ扱いに困る輩がサービス大増量で一挙に六人。連中が待つ部屋に向かうオレの足取りも重い。これも青春の貴重なひとときを、新聞部などにうずめてしまった因果なのだろう。素直に体育会系に入っておけばよかったと思っても、もう後の祭りだ。
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ずらりと居並ぶいずれ劣らぬ辛気くさそうな顔、顔、顔。しかしあいにく今日のオレは「ゴメン、チェンジして」と声をかけられるような立場ではない。
特に福沢さんの前では、条件反射的にこの言葉が出そうになったが、しかしこの福沢さんが今日の集まりの中では、比較的癒されるポジションであるのを知り、ちょっとばかり感謝することになるのは、これから後のことだ。
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それでも女っ気がそれなりにあることを救いに思い、さっそく紅一点(えっ!?)の岩下さんを最初の語り部に選んで、一分後に早くも大後悔するオレ。
誰っすか、こんな人を呼んだのは!? え、今日はこんなのばっかしか呼んでない? ちょっと困りますよぉー。話を聞くこっちの身にもなってくださいよおー!
そこから続くは世界一顔を突き合わせたくない面々による、ちょっとオヤジ臭く古賀新一テイスト溢れる怪談話のオンパレード。
つき合うこっちのトーンも自然と重くなって行く。ええと、次は細田さん、どこのトイレの話題なんすか? あ、風間さんの話はまだいいです。お願いだから、あなたちょっと黙っていて下さい。
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オムニバスのリレー怪談方式で、サウンドノベル特有の煩わしさや、話のデキのばらつきを克服した構成の妙。作り手の思惑以上にキャラクターが立っちゃった登場人物たち。偶発的に成功してしまった、古今東西のホラーゲームの中で、もっとも有効に機能しているビジュアル(この点でプレイステーションのリメイク版は大きく落ちる)。そして学校で怪談語りを嬉々としてする奴を前にしたときの、あの鬱陶しさの絶妙な再現性。
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偶然必然さまざまな要素が絡み合って、雨後の筍の如く出てきた『弟切草』の後追いサウンドノベル群から抜け出し、孤高の怪談語りゲームへと上りつめた『学校であった怖い話』。
『四八(仮)』や『アパシー 鳴神学園都市伝説探偵局』といった後継的なポジションのゲームが、ことごとく正視に耐えない惨状を晒している事実も、このゲームの"呪われた"神秘性を高めている……、と言えなくもないかもしれない。
で、次の話はどなたが? え、いや、風間さんの話はまだいいですから。っつか、あんた、まだ居たのか! いい加減もう帰れよ!

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2013/06/01 | Comment (1) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

書籍【ゲーム業界奇譚】

   ↑  2013/06/02 (日)  カテゴリー: 書籍・コミック
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「新耳袋」シリーズの成功以後、ゼロ年代の中頃には、柳の下のドジョウを狙って似たような実話怪談本が続々と登場しました。
ゲームサイド(旧ユーゲー」)の版元として、ゲーオタにはお馴染みのマイクロマガジン社も、この流れに乗ったクチで、「現代畸聞録 怪異百物語」というシリーズを刊行して、トレンドにちゃっかり便乗しちゃっています。
そしてその流れなのかどうかは知りませんが、そのゲーム業界限定バージョンとでも言うような不思議な単行本が、ユーゲーから唐突に登場したことがあったのです。

しかし「新耳袋」と、その後追い群たちとの間には、一つの大きな違いがありました。それはアレンジメント能力の決定的な差です。
巷にある個人の心霊体験談は、基本的はどれも恐ろしく類型的で面白みに欠けるものがほとんどです。
知人を集めて怪談大会を開いても、その手の陳腐な話で占められるのが常。たまに少ない確率で、エンタメ系先天的嘘つきが紛れ込んで、集いが奇跡的に盛り上がったりすることもありますが、その手の人材がそうそうそこらに転がっているわけではありません。

市井の個人一人一人が持つ怪異譚が原曲だとしたら、それをエンターテイメントにまで昇華させるのに必要なのは、優秀な編曲者の存在です。
「新耳袋」の編者二人は、その点に於いてずば抜けておりました。ありがちな怪異譚をまるでステロイドをぶち込んだかのように膨らまし、もっともらしいディティールや因果をふんだんに付け加え、強烈なオチをつけて完成品に仕上げる。

だが後追い便乗組は、このアレンジメント能力が欠如しているものがほとんどでした。
そして出来上がるのは、「変な人影が立っていた」、「金縛りにあって何かがのしかかっていた」、「聞こえないはずの声が耳元で聞こえた」程度で完結する話ばかりが収められた、怖くもなんともない実話怪談本の一丁上がり。
そしてこのユーゲー発ゲーム業界版実話怪談本、「ゲーム業界奇譚」も、その轍を踏んでしまったパターンです。
ネタの収録先を限定してしまったがために、原話のクオリティも一般の実話怪談本も低め。
ここから必要なのは、その貧弱な原話を膨らみに膨らますアレンジ能力ですが、ユーゲーの編集部にそれを望むのは酷というものでしょう。

そんなわけで、この本の八割は、「モニターに何かが映りこんだ」、「人影が見えた」、「風もないのにフィギュアが倒れた」程度で完結してしまう話ばかり。
そしてその長々と続く前座話のあとに、138ページ目にしてようやく登場する真打ちが、お待ちかねエンタメ系嘘つき、がっぷ獅子丸氏です。
韓国旅行に行った際、ホテルの部屋で幽霊に遭遇し、ヘイトスピーチをかましたら物凄い勢いで首を絞められ、慌てて「韓国バンザイ! 韓国サイコー!」を連呼したら、首にかかっていた力がふっと抜けたなんてエピソードを始めとする、彼の一連の怪談話を読んでいると、思わず島田洋七の与太話を聞かされるビートたけしみたいに、「そんなわけあるか、この野郎!」と、笑顔で首を絞めたくなってきます。

『ジ・アンソルブド』の取材話も盛り込むなど(「エリア51の上をセスナで飛んでいたら、横を巨大な円柱状の物体が並んで飛んでいた」「そんなわけあるか、この野郎!」)、本の企画にしっかりと配慮するがっぷ獅子丸氏に、辛うじて救われた感もある一冊ですが、しかしこちらが真に読みたいゲーム業界怪談は、実は心霊絡みの話ではなく、「納期直前にスタッフが逃げた」、「手形が落ちない」、「会社が飛んだ」、「この業界もうダメだ!」などの、生臭い系他人事恐怖譚なんですよねえ。



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2013/06/02 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【「超」怖い話DS 青の章】

   ↑  2013/06/03 (月)  カテゴリー: ニンテンドーDS
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「新耳袋」と並んで実話怪談を代表する「『超』怖い話」。
足かけ二十年以上にわたる怒濤の大河シリーズとなり、その間に編著者は何度も入れ替わっているが、とことんウェットな「新耳袋」に対して、奇妙なまでに淡々とした乾いた空気が、その大きな持ち味だ。
中でも平山夢明氏が編著者を務めていた頃は、それが顕著で、3コードを刻むような簡潔でビート溢れる文体に、著者ならではの底意地の悪さがブレンドされた怪談群は、独特のグルーブ感を醸し出している。
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ニンテンドーDSで登場した『「超」怖い話DS 青の章』は、その平山夢明時代からの怪談をセレクトして収録した同シリーズのゲーム版(一方の雄、「新耳袋」のゲーム版はPSPで登場している)。
厳密には『DS文学全集』や『みんなで読書DS』などと同様の、ゲーム要素のまったく無い"DS版電子小説"で、平山氏と共に都内で怪談を収集して回るという設定の物語選択画面と、縦持ちDSの左画面に表示される挿絵風画面。そして声優による朗読音声が、辛うじてデジタルノベルとしての体裁を整えている。
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しかしこのデジタルノベルとしての体裁部分が、一言で言えば野暮で、パステル調の妙に小じゃれたビジュアルは、怪談のムードを台無しにすることおびただしい。
それ以上に問題なのが声のフィーチャー。稲川淳二の例に代表されるように、実話怪談に適した語り口というのは、イマイチ不明瞭で、ときおり何を言ってんだか分からなくなるような、ぼやーっとした口跡。
職業声優の一語一句はっきりとした明瞭な口跡は、およそこれとは対極にあるようなモノなので、これできびきびと怪談を読まれたら、そりゃあ怖さも大きく減退してしまう。
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何よりソフトの方みずから、「原作の単行本を読み進める感覚でプレイできます」なんてセールスポイントをアピールされると、「だったら素直に原作買ってきて読めばいいだけじゃん!」なんて反応が出てきてしまうのは当たり前のこと。
だいたいDSを縦持ちさせるスタイルは、意外と重く感じるわ、周囲からは『ラブプラス』で二次元彼女といちゃついてると誤解されるわと、およそろくなことはないのだ。



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2013/06/03 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

DVD【悪霊除霊 織田無道 本当にあった呪いの話】

   ↑  2013/06/04 (火)  カテゴリー: 映画・DVD
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"大真打ち"稲川淳二を筆頭に、桜金造につまみ枝豆、最近では北野誠など、怪談語りが得意なタレントは多々居りますが、その中に「はっきり言ってオレの怪談は、そんじょそこらのとはワケが違うよ。何たってオレは霊能者だから」と割って入る異形の人物が一人。
自称織田信長の子孫、元DJ、カウンタック、僧兵武術など、香ばしい話題をさんざんに振りまき、闇鍋みたいな格闘技大会「無道Spirit」を最後に表舞台から姿を消してしまった"霊能坊主"織田無道住職です。
さらに住職は怪談タレントたちと違って自己申告の霊能者。霊写に除霊に心霊写真鑑定に心霊相談と、そのパーソナリティは、ただ怪談を語るだけに留まりません。
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そんな怪談タレントたちと一線を画したギミックをフィーチャーしたら、怪談という主旨を外れてこてこての織田無道ワールドを堪能するためのビデオになってしまったのが、この「悪霊除霊 織田無道 本当にあった呪いの話」です。
怪談語りビデオというと、蝋燭の灯りで照らされたロケーションの中、陰鬱な顔を浮かべながら、もごもごと不明瞭な声で語るのが基本パターン。
無道住職も、やはり蝋燭の灯火が並ぶ定番の舞台に、何やら難しい顔をして座っていますが、開口一番出てくる底抜けに明るく張りのある美声が、この人の資質が実はまったく怪談語りに向いていないことを露呈してしまいます。
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しかもこの人の語り口は、意識してるのか無意識なのかは分かりませんが、恐らく落語の影響を多分に受けたもの。
複数の人間のセリフを使い分けるところなんか、にこにこと笑顔を浮かべながら実に調子よく上下を切るもんですから、怪談を聞いているというよりも、まるで三遊亭圓歌師匠の寺で開かれている圓歌一門会の客みたいな気分になってきます。
ただでさえベタな怪談が、明瞭な通りのいい美声で浮き浮きと語られるもんですから、もう怖いとか怖くないとか以前の問題で、おどろおどろしいスタジオの風景がまた絶妙なギャップを生み出して、怪談を通り越した唯一無二の無道話芸にまで昇華しちゃっているのです。
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水晶玉越しにぱしぱしと写真を撮って、レポーターのお姉さん(いとう美羽)と、ここに目が鼻が写ってると勝手に盛り上がる霊写コーナーも相当なもんですが、圧巻は住職の本職でもある除霊のコーナー。
「霊魂というのはだらだらと引き摺っていて、けじめがついていない。だからけじめをきちんとつけさせる」
浮かばれない魂と、ゲームにうつつをぬかして勉強しない子供を一緒くたにしているような、無道住職独自の理論の元、悪霊が溜まっているという滝の下で行われる除霊の儀式。
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日本刀を片手に半裸で滝の中に入り、朗々たる美声で「うぃーうえいおー うおおりゃあ げーらいっ おえーおー おえっおえっ!」などと、何やら護法らしきものを叫びながら、刀を振り回して大暴れする無道住職。その姿は怪談の語り部とか霊能者とか住職とか、そんなものを通り越して、スピリチュアルなジェームズ・ブラウンのような様相を呈しています。
ひとしきり無意味に大暴れした後、肩で息をしながら滝から上がってくる住職と女性レポーターの、「お疲れ様でした。今、霊は成仏されたのでしょうか?」、「(朗らかな美声で)そうですね!」、「今、住職の手により、霊は成仏されました!」というやりとりは、もはや高度なコントにしか見えません。
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無道ワールドは心霊相談コーナーでも全開状態。「霊に憑依されたらどうすればいいいのか」という質問を前に、住職は憑依された状態を、「カレーが嫌いだったのに、急にカレーが好きになったりする」などと、実に斬新な具体例で解説してくれます。
ではその場合はどうすればいいんでしょうか、住職?
「基本的には神社。これ、いいと思いますね」
この時点でほとんどの人が堪らずに、「あんた仮にも坊主だろ!」とツッコミを入れてるでしょうが、住職はそんなカメラの向こうのツッコミなど意に介さず、さらに「神社のご神体の前で、『オレはカレーライスが嫌いだったんだ。嫌いなカレーライスを食わせるようなマネやめてくれ』と言葉をかけるとよろしいかと思いますね」と、常人には思いもつかない(そして理解不能な)解決策を提示するのでした。
そんなとことん陽性でアバウト極まりない無道ワールドがたっぷりと詰まったこのDVD。TSUTAYAやGEOのホラーコーナーで、ありがちな怪談語りビデオの間に埋もれさせておくのはもったいない一品です。

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2013/06/04 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【Assassin's Creed Ⅱ 】アサシン クリードⅡ

   ↑  2013/06/06 (木)  カテゴリー: XBOX 360
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世界史を舞台にした一千年以上の長きに及ぶアサシンとテンプル教団の暗闘。それは現在に至るまで、プレイヤーサイドが常に負けっぱなしという、一朝一夕には収集のつかない歴史。
前作での十二世紀中近東の観光の後、誰もが「この乱雑に広げられた風呂敷を、一体どうやって畳むつもりだろう?」と、他人事ながら心配したであろうが、まさか「風呂敷? ……ああ、そう言えば、ここに似たような柄の風呂敷がもう一枚ありまして」なんて切り返しをされようとは。
そんなわけで、アニムス提供タイムスリップ観光ツアー、今回は十五世紀のイタリア・トスカーナ地方。おせっかいなまでの観光ガイドに加え、タカの眼にイーグルダイブと、至れり尽くせりの観光サポートも漏れなく付いてきます。
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開幕早々、親兄弟が揃って絞首台から宙ぶらりんという素敵なイベントも、アニムスを通しての追体験という構造の上からは、あくまで他人事。
主人公エツィオさんの、イケメンの陽気な色男というキャラクターだけを要領よく拝借して、前作同様の無責任で傍若無人な観光行脚。
観光大国イタリアも、その面子にかけてお客さんを徹底的におもてなし。ダ・ヴィンチにロレンツォ・メディチ、カテリーナ・スフォルツァといった歴史上の著名人たちをホスト&ホステスに任命して、プレイヤーの接待にぬかりはありません。
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パッツィ家によるロレンツォ暗殺未遂事件といった歴史イベントも、観光のタイムテーブルにしっかり組み込まれ、自由行動時間もオプション料金を払えばホートレインだって編成可能。
お土産用の絵画もあれば、ヴェネツィアでは名物のゴンドラ観光まで(ただしゴンドラはご自分でお漕ぎになってください)、至れり尽くせりのサービスの中で、迷惑なものと言えば吟遊詩人くらい。秋葉原の絵売りみたいに、オレを目指して一直線で来るのはやめろ!
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色んな意味でソリッドだった前作から大きくスケールアップしたと言えば聞こえがいいが、事実上のパイロット版扱いされてしまった前作にとってはいい迷惑。
それに物語上の主目的である暗殺行為が、観光の合間にこなさなければならない義務に留まってしまってるのは、前作同様だ。揃いも揃って悟りきった死に際の、およそ殺し甲斐のない連中を、便宜的とはいえ親の仇に設定するのだけは、ホント勘弁してください。
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強制アスレチックゲーム(なんでご先祖様の墓を詣でるのに、こんな面倒臭いマネをしなくちゃなんないの?)や、誰も得をしない尾行モードなんかも、観光ツアーの日程に無理矢理ねじ込まれた義務みたいなもんだが、これなんかは前作の盗聴やらスリやらのほうが、よっぽどマシだったかもしれない。
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しかしそんな不満点や融通の利かなさをひっくるめてこその、お任せパッケージ観光ツアー。
「ここがドゥオモ・カテドラーレでーす」と案内されては、写真を撮る代わりに「うわーい」とよじ登り、「こちらがジョットの鐘楼でーす」と案内されては、「ジョットの鐘楼なう」とツイートする代わりに「やっほーい」とよじ登って、「ここに登ってはいかーん!」と諭す番兵を、「堅いこと言うなよー」と突き落とす。旅の恥は掻き捨てだし、旅の罪もアラートが一般市民状態に戻るまでだ。
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ゲームが多少なりとも洗練されたりブラッシュアップされようが、やることは相も変わらぬ傍若無人のバーチャル観光三昧。
しかも今回の旅先は花のフィレンツェだヴェネツィアだ。名所旧跡を股にかけての勝手し放題観光ツアーをひとしきり満喫した後、そこで初めて「そう言えば今回も風呂敷をまったく畳まなかったじゃん!?」なんて事実にようやく気づいたりもするが、しかしUBIモントリオールは次なる作品で、「風呂敷? ……ああ、そう言えば、ここに同じ柄の風呂敷がもう一枚ありまして」なんて、さらなるとんでもない切り返しに打って出るのでした。

この記事に含まれるtag : オープンワールド アサシンクリード 

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2013/06/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |