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ボンクラ360魂クロスカルチャーゲームブログ 

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Vシネマ【ダイハード・エンジェルス 危険に抱かれた女たち】

   ↑  2013/05/02 (木)  カテゴリー: 映画・DVD
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警視総監の娘にして、ニューヨーク市警帰りの射撃名人(秋本奈緒美)、ヤクザの娘で居合の達人(向井亜紀)、爆発物のプロフェッショナル(飯島直子)、暴走族崩れのナイフ使い(星遥子)、催眠術師(桜樹ルイ)、コンピューターハッカー(渡辺千秋)、格闘家(元全日本女子プロレスの西脇充子)。
今では魁皇夫人の西脇充子を除いては、役柄に対する説得力がこれっぽっちもない、まるで闇鍋みたいなキャスティング。
バブルの香りが強烈に漂うメイクとボディコンに身を包んだ彼女たちが結成するのは、警視庁に所属する特殊捜査班、その名もダイハード・エンジェルス。
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コンマ3秒で考えたようなタイトル。パッケージに踊る「アメリカ映画より、絶対こっちのほうが面白い!!」という何の裏付けもないコピー。しかもリリース元は、あの村西とおる監督が設立した日本ビデオ映画。
バブルの勢いだけで作った、黎明期Vシネマのサンプルみたいな作品だが、しかしこの「ダイハード・エンジェルス」は、先日この世を去った元阪急ブレーブスのアニマル・レスリー(当時の芸名は亜仁丸レスリー)が、頭からしっぽまで孤軍奮闘する貴重なVシネマでもあるのだ。
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タイトルにあるダイハードの名に相応しいのは、秋本以下7人のボディコン連中ではなく、明らかにアニマルの方。
人間の頭蓋骨を軽々と粉砕し、撃たれようが斬られようが腕を千切られようが、たちまちのうちに傷が再生してしまう不死身の怪人を、ランボーからそのままパクってきたような衣装と共に演じているからだ。
対するダイハード・エンジェルスはと言えば、それぞれの役割分担なんかお構いなしに、まるで男子高校生の連れションみたいに、ぞろぞろと意味もなく揃って行動しては、見事なまでに全員が役に立たないときているから、それの相手をするアニマルさんも大変だ。
頭蓋骨を叩き潰す怪人のくせして、彼女たちとの格闘シーンでは、両肩を掴んで抱え上げては、ベッドやソファーなどなるべく柔らかいところにふわっと放り投げるなど、その力のセーブぶりには涙ぐましいものがある。さすが阪急のセーブ王!(出てくるだけで味方も阪急ファンも様々な意味でハラハラする、実にスリリングなピッチャーでした)
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桜樹ルイのベッドシーン(お相手はコント赤信号の小宮孝泰)も挟みつつ、話は極めてアバウトに進行し、アニマルに惨殺された小宮孝泰の死体に残っていた「サイパン」と書かれたカードから、「手がかりはサイパンにあるわ!」と、みんな勝手にサイパンに移動してしまい、そっちに行ったら行ったで、「みんな、遊びに来たんじゃないわよ!」なんて言い訳も虚しく、ビーチで遊び呆ける7人の姿を延々と映し出すばかり。
皆さんが村西監督のカネで、リゾートの合間に撮影をちゃちゃっと済まそうとしに来たことだけは、嫌と言うほどよく分かりました。
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サイパンにアニマルも登場し、話はようやく転がりだす。
南国のビーチを舞台に展開する、アニマル・レスリーと、秋本以下7人&現地でナンパした男たちによる、格闘アクションの名を借りたじゃれ合いっこ。
唯一、西脇充子だけが、アニマルにフライングボディアタックを敢行したり、ドロップキックを食らわせたりと一人で奮闘。さすが元ファイヤージェッツ!(その奇天烈なコスチュームから、子供ファンに「おい、そこのコガネムシ!」呼ばわりされる、実にフレンドリーなタッグチームでした)
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そしてこれ以上緩く作ろうと思っても、そうはできないような銃撃戦。なにせ方や秋本さんたち、方や現地で適当に徴用したガイドや土産物売りと思しきおっさんたちとくれば、それも無理からぬことだ。
ブレイク前の飯島直子の、ちょっとお宝的な緊縛シーンも挟みつつ、話は極めてアバウトに収束し、ようやく終わりかと思いきや、「事件解決のご褒美に一週間の休暇を貰いました」なんて適当な理由をつけて、再び延々とビーチで遊び呆ける一行。
制作予算確保→ラッキー!じゃあサイパンに遊びに行こう。そんな流れが嫌でも透けて見えてくるようなVシネだが、国内で撮影する予算にすら四苦八苦する今どきのVシネから見れば、夢のような制作環境かもしれない。

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2013/05/02 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

PS2専用プリンタpopeggと【Printfan(プリントファン)】

   ↑  2013/05/03 (金)  カテゴリー: PS2
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家庭用プリンタと言えば、キャノンとエプソンの二強で市場がほぼ寡占状態となっていますが、過去から現在にかけて様々なメーカーが、この枠への割り込みを図ってきました。
ソニーもその中の一つで、2000年代前半にはインクジェットプリンタを擁して市場に割って入ろうとしましたが、二強の厚い壁の前に阻まれています。
ここのプリンタ事業戦略は自社の規制製品との連動がウリという、いつものパターン。
何せデジカメの分野に於いては、サイバーショットという強力なブランドを持っていますから、これと連動するフォトプリンタが、まずはその尖兵となりました。
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それと同時に白羽の矢が立ったのがプレイステーション2です。
何せソニーブランドの中でも、圧倒的な市場シェアを誇っている製品ですから、これを有効利用せんとする考えも分からなくはないのですが、当のPS2にとっては大迷惑もいいところ。
かくして過去の家庭用ゲーム機に於いて散発的に試みられてきた、ゲーム機専用プリンタという明らかにやっちゃったシロモノが、PS2に登場する運びとなったのです。
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PS2専用プリンタpopeggは、ハガキ大の大きさまでの印刷が可能な、フォトプリンタと同程度の小ぶりなサイズ。
『Printfan(プリントファン)』は、そのpopeggに同梱された専用ソフトです。
アドレス帳、アルバム管理、印刷ユーティリティ機能を搭載し、このソフトとpopegg、そしてPS2本体さえあれば、年賀状や暑中見舞いの印刷には苦労しないというのが建前ですが、PS2のコントローラでアドレス帳を作成するのは苦行以外の何ものでもないので、素直にパソコン使って年賀状作った方が、遥かに手っ取り早いことは言うまでもありません。
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実用性に欠けるのならばとpopeggが打ち出したのが、PS2ゲームとの連動機能でした。
ソニーの顔を立てるために、渋々popeggに対応したソフトは、『A列車で行こう2001』、『Primal Image FOR PRINTER』、『モーショングラビア』シリーズ、『激写ボーイ2』など。
しかし連動と言っても、要はゲームのスクリーンショットをプリンタで出力できるだけの話で、まあ目論見とすれば、「A列車で作った美しい街並みを年賀状にプリントして、親しい人に出そう」なんてところなんでしょうが、そんな年賀状を送りつけられた方は、いい迷惑です。
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対応ソフトは「義理で出した」臭がぷんぷん、肝心の連動機能もスクショ印刷止まりと、初手からパッとしないまま、このゲーム機専用プリンタ構想は、あっさりと頓挫。
そしてソニーのプリンタ事業自体も、インクまで作ったり、家庭用インクジェットプリンタを投入したにも拘わらず、二強の前に爪痕すら残すこともできずに、静かにフェイドアウトしていったのでした。

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2013/05/03 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【まみむめ☆もがちょのプリントアワー】

   ↑  2013/05/04 (土)  カテゴリー: PS2
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ソニーが提唱した"ゲームとリンクするプリンタ"popegg構想に、ほとんどの会社は適当にやり過ごすか、或いは既存のゲームをちょっと対応させるだけに留めていたのですが、ただ一つだけ、そんな暴投を体の正面でしっかりとキャッチしてしまったところがありました。
フォトCDゲームに始まり、破綻した構成が何よりもホラーなザッピングADVや、初期PS2を震撼とさせた、ただ飛び降りるだけのゲームなど、他ではやらないことにうっかり手を出すのに定評があった頃のアイディアファクトリーです。
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「電車を走らせて街を作るゲームで、作った街の様子ををプリントアウトできたらいいんじゃないですかね?」(アートディンク)や、「うちにポリゴンモデルにポーズとらせるだけの変なゲームがあるんですけど、それをプリントするってのはどうでしょう?」(アトラス)など、popeggに対して最初から及び腰だった他社と違い、アイディアファクトリーはちょっぴり本気でした。
既にpopeggには『プリントファン』という印刷アプリケーションソフトが同梱されているにも拘わらず、オリジナルキャラクターを投入してまで、あえてもう一つの印刷アプリケーションソフトを発売したのですから。果たしてそんなものにどの程度の需要があるのかなんて、この際二の次なんです!
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この『まみむめ☆もがちょのプリントアワー』のパッケージに燦然と輝くのは、選ばれし者の証である「popegg専用」の表記。ただしその下には、「このソフトはpopegg専用ですが、popeggがなくても遊ぶことができます」などと、「おい、落ち着け!」と言いたくなるような錯綜した補記がくっついています。
まあ要するに、「ゲーム感覚で使える印刷アプリケーション」という、popegg本来の思想をもっとも忠実に汲んだ唯一のソフトなのですが、肝心のpopeggが鳴かず飛ばずに終わり、popeggが無いとまったく意味を為さない上に、『プリントファン』があるからpopeggを持っていても別に必須というわけではない本作の売り上げは、何やらもう凄いことになっていたらしいです。
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アドレス帳や印刷ユーティリティなどの基本機能の他に、もがちょ以下、アイディアファクトリーのオリジナル変キャラたちが登場するゲームモードがありまして、この変キャラたちとコミュニケーションをとったり、ビリヤードやもぐら叩き、チキンレースなどのミニゲームを遊ぶことによって、プリントに使える素材が追加される趣向。
プリンタあってのゲームという、おのれの立場をしっかりと自覚しているこの変キャラどもは、こっちがちょと油断すると、すかさず「ポエムを作ったんだけど、ちょっとプリントしていい?」などと、事あるごとにプリンタを使わせようとけしかけてきますが、こっちはそのたびに、「インクはオレや貴様の血より高価な上に、ただでさえソニー純正のインクは手に入りにくいんだよ!」などと、いちいち眉を吊り上げるハメになります。
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キャラクターボイスが『センチメンタルグラフティ』の面々だったり、後にCGアニメ版がテレビ放映されるなど、ちょっと気にかかるような話題を孕みつつも、その出自ゆえに誰からも顧みられない存在になりそうだった『まみむめ☆もがちょ』ですが、思わぬ形でその名は後世に残ることになります。
実はこのソフトの主題歌を担当しているのは、今をときめく水樹奈々。この曲は水樹奈々のファーストシングルに収録され、彼女のレパートリーでは珍しいキャッチーな電波系ソングとして、そのファンたちに大きなインパクトを残しているのでした。

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2013/05/04 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

【I love EPSON '96 シェイプUPガールズ Original CD-ROM】

   ↑  2013/05/05 (日)  カテゴリー: PCゲーム
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日本市場のシェアをほぼ二分する家庭用プリンタの二大ブランド、エプソンとキャノン。
ほとんどの一般家庭では、プリンタなんてそう大層な使い方をするわけではありませんから、この二大ブランドの機種の差異などは、そうそう気にすることはありません。何故こっちを選んだかの理由は、家電量販店でたまたまこっちの方が安かったからなんてあたりが大半でしょう。
まあたまに、この手のガジェットにやたらと一家言を持つ人が身近に居たりして、細かい違いについて色々とレクチャーしてくれたりもしますけど、この手の人物ってのは大抵面倒臭かったり、鬱陶しかったりしますから、その熱のこもった助言にまともに耳を傾けることは希です。
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では価格以外に両社のプリンタを分ける決め手となるのは果たして何でしょうか? それはおまけです。
90年代中頃のエプソンは、この点に於いてライバルのキャノンに圧倒的なアドバンテージをつけていました。
飯島愛、雛形あきこ、シェイプUPガールズ、山田まりあ、新山千春と、この時期のエプソンは、年ごとにこれらアイドルたちのスペシャルCD-ROMをプリンタに同梱して売っていたのです。
エプソンのカラリオを買わなければ手に入れることのできない、シェイプUPガールズのマルチメディアCD。キャノンを切ってエプソンを選択する、これ以上の理由が果たして他にあるでしょうか?
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『I Love EPSON』と題された、このスペシャルCD-ROMシリーズ。基本的にはあくまでもプリンタのデモ用ソフトの扱いで、これに収録されたデータを使ってカレンダーやビデオのスリーブを印刷してみてくださいというのが建前です。
しかし「シェイプUPガールズのCD-ROMと、おまけに付いてくるプリンタをください!」と家電量販店に駆け込んだ私にとっては、印刷の仕上がりがどうだとか、そんなのはもちろん二の次です。
スペシャルCD-ROMをパソコンにぶち込み、いざシェイプUPガールズの面々と共に、目指すは夢のリゾートアイランド、エプソン島へ!
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灼熱の太陽の下、ビーチやプールサイドでたわむれ、ローラーブレードやジムでスポーティに汗を流し、ホテルやバーでくつろぐシェイプ御一行のムービーを鑑賞しつつ、プリントアウトしたシェイプの着せ替え紙人形や紙相撲を組み立てて遊び、バスケやジムワーク、水泳など、いかにもシェイプらしいフィジカル系のミニゲームをこなしては、シェイプの面々に褒め称えられ、さらにはカレンダーなどの大判印刷を前提としている超高画質のシェイプグラビアを満喫するなど、シェイプと過ごす夢のようなひとときを思う存分堪能できるのです。
シェイプと楽しい時間を過ごせて、ついでに年賀状の印刷なんかもできてしまう、エプソンのカラリオ、なんて素晴らしいんでしょう。これに比べたら、シェイプの付いてこないキャノンのプリンタなんて、ぷうもいいとこですよ!
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おかげでその年の私の年賀状は、ビーチで微笑むシェイプの横に賀正の文字が躍る、明らかに季節感の狂ったシロモノとなりましたが、送られた側だってワケの分からない牛のイラストなんかより、こっちの方がよっぽどありがたかった筈です。
そんなシェイプwithエプソンカラリオとの素敵な日々から月日は流れ、今の私の傍らには、ノジマで安く売っていたキャノンのプリンタがあります。
それもこれもエプソンが、『I Love EPSON』という美しい伝統をいつの間にかやめてしまったからですが、もしエプソンが心を入れ替えてこのシリーズを復活させ、今では熟した人妻となったシェイプの面々を再結集させた同梱ソフトをおまけに付けるのならば、私だって再びカラリオに乗り替えるのもやぶさかではありません。

*関連記事
【ぷるるん!with シェイプUPガールズ】シェイプ売り切れました


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2013/05/05 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

Vシネマ【必殺!バトルロード 妖剣女刺客】

   ↑  2013/05/06 (月)  カテゴリー: 映画・DVD
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C.C.ガールズのファンに敵愾心を燃やし、隣で「オレたちもそうだよ!」と同調するT-BACKSやピンクサターンのファンを、「お前らみたいな色モノ好きと一緒にするんじゃねえ!」と一喝する、私はそんな正調のシェイプUPガールズファンでした。
あの周回遅れのバブルみたいだったセクシーアイドルグループのブームも今や遠い過去となり、我らがシェイプの面々もそれぞれ人生の伴侶を見つけてしまいましたが、その中にあってVシネのヒロインやテレ東の旅番組やCSの帯番組と、もっともエネルギッシュに芸能活動を続けているのが、中島史恵姉さんです。
そう言えば、C.C.ガールズに於いて中島史恵的なポジションであった藤森夕子が、現在でも中島史恵とほぼ似たような位置で芸能界サバイブしているのも、ちょっと興味深いところですね。
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シェイプUPガールズの面々は、そのグループ名の通り"美と健康"を売りにしていましたから、健康番組や旅番組、スポーツ系番組などに使い勝手がいいところが、短命に終わった他のセクシーアイドルとの大きな違いですが、さらにこの人たちには、ちょっとアクション寄りの役をあてがわれても、そこそこ動けるメリットもあったりします。
そのシェイプな肉体を買われて中島史恵姉さんが挑むのは、女侠客ものを思わせる着物姿で悪を成敗する現代の仕置人。
率いるメンバーは、ハイブリッドボディ(要するにシェイプUPボーイズ)を標榜したプロレス団体パンクラスのリーダーであった船木誠勝と、各種スタントの他に、ゲーム絡みでは『鉄拳』や『ノーモア★ヒーローズ』などのモーションキャプチャーアクターもこなすバリバリのアクション女優、秋本つばさ。
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この現代版仕置人たちは、開始早々からさっそく大暴れ。掌底を振り回してはネックロックで相手の首をポキポキ折りまくる船木に、豪快な足技が冴える秋本は、履いてるブーツにナイフを仕込んで殺人カポエラキックの嵐。史恵姉さんも着物の裾から生脚剥き出しにしながら、仕込み杖を振り回して鮮血の雨を降らせます。
仕置人たちに問答無用の成敗を喰らうこの悪党ども、果たしてどんな許されざる悪の行いを犯したんでしょうか?
「年寄りたちを騙す振り込め詐欺、あの世で閻魔様に詫びるがいい!」
おいおいおい、振り込め詐欺、ずいぶんと割に合わねえなあ。
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シェイプUPガールとシェイプUPボーイの共演。そこに中条きよしをどばどばっと注ぎ込み、さらに特別出演の名目で、藤岡弘、や新藤恵美といったこってりした面々を、背脂のようにトッピング。
史恵姉さんも濃いめのメイクに「極妻」風の台詞回しと、脂ぎった味付けになんとか合わせようとしますが、やはりこの辺はちょっと無理があるというか、とんこつラーメンにちぢれ麺を使っちゃったようなアンバランスさです。
板についてない着物姿に代わって、史恵姉さんの魅力を引き出すのは、姉さんには必須の体操シーンとラストの垢抜けない普段着姿。
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このVシネマ、ベタベタな話を怒濤の立ち回りアクションで無理矢理牽引しているような作品なのですが、史恵姉さんだって主演女優の面目にかけて、アクションで足を引っ張るわけにはいきません。
格闘本職の船木、惚れ惚れするような回転蹴りを繰り出す秋本、そして腰の据わったカンフーアクションを披露する刑事役の岸本祐二には、さすがに及びませんが、シェイプUPガールズの名に恥じないキレのある動きで、アクションシーンに決して綻びを作りません。

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2013/05/06 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |