- 【The Simpsons Road Rage】シンプソンズ版クレタク [2011/10/08]
- 【The Simpsons Arcade】iPhoneアプリ版シンプソンズ [2011/10/09]
- 映画【アフロ忍者】 [2011/10/10]
- 【Mass Effect 2】本日の艦内訓辞15 [2011/10/11]
- 【Superstars V8 Racing】スーパースターズV8レーシング [2011/10/12]

その日、スプリングフィールド原発の社長バーンズの発表に、スプリングフィールド中が凍りついた。
既存の公共機関を廃して、新たに原子力バス(原バス)を導入するというのだ。
「ふざけんな」「そんなもん誰が乗るか」「俺を殺す気か!」
街中に非難囂々の嵐が吹き荒れる中、この状況にビッグビジネスのチャンスを見いだした人も居た。他ならぬホーマー・シンプソンである。
彼はペンキを片手にガレージに飛び込むと、たちまちのうちに(政治的に正しい)クリーン交通機関を開業したのであった。その名は白タク。

ホーマーを始めとするシンプソン一家の面々。そしてアプーやクラスティー、バーニー、オットー、ウィリーといった面々が、思い思いの車を駆って、スプリングフィールドの街を狭しと、白タク業務で大暴れ。
街中に立つ客を拾って、目的地まで交通ルールを無視してかっ飛ばし、タイムなどに応じてスコアや残り時間が加算される。
そう、これ、『クレイジータクシー』そのまんま。

なにせ"タイムロスを少なくする為に、なるべく客のすぐ真横に停車する"だとか、"目的地で車を停める時は、次の客が居る方に向きを変えてスピンターンする"などといった、クレタクの攻略法ベーシックがすべて適用できてしまうほど、そのまんま。
クレタクのセオリーとの違いを挙げれば、せいぜい"客を撥ね飛ばさないよう気をつける"くらいのものだ。

そしてクレタクとのもう一つの僅かな差異は、お邪魔キャラの存在。
街中には制御不能となった原バスが暴走を繰り返し、まるで意図的にこちらを邪魔しているとしか思えないような交通パニックを、あちこちで引き起こしているのだ。
そしてプレイヤーが好タイムを記録して粘っていると、これにバーンズのリムジンが加わってプレイヤーの妨害に加わってくる。
街中に立つ客たちも、もちろんシンプソンズのキャラクターたち。プレイヤーのキャラと客のキャラ。その組み合わせごとに会話のパターンが異なっており、これにより街を流しているときに、どのキャラを乗せようかと吟味する楽しみもあるのだ。

ステージは繁華街、スプリングフィールドダム、原発内、ダウンタウン、山間部と細かく分かれており、累積スコアによって一つずつ新しいステージが解除されて行く仕組み。
ただ、それぞれのステージは結構狭く、また客の目的地も限られているので、展開がかなりワンパターンになりがちなのは、残念なところだ。
スプリングフィールドの再現性は高く、細部まで作り込まれているので、時間無制限のサンデードライバーモードで、街の中をゆっくりと散策できるのは、ちょっとしたセールスポイント。

しかし、パロディとパクリの線引きは、いつの世も難しい。
クレタクのパロディを指向したこの『The Simpsons Road Rage』であったが、肝心のセガはそう受け取らなかったみたいで、とうとうセガがパテント侵害でEAと開発元のRadical Entertainmentを訴える騒ぎにまでなってしまった。
この起訴は結局和解に至ったらしいが、Radical Entertainmentはこれに全く懲りることなく、続く『The Simpsons Hit & Run』では『Grand Theft Auto 3』のパロディに打って出ている。

そして2007年に出た『The Simpsons Game』は、『ミサイルコマンド』から『塊魂』まで、古今東西様々なゲームのパロディを網羅した、シンプソンズゲームパロディ路線の集大成となった。
この『The Simpsons Road Rage』は、それまでパッとしないキャラゲーばかりだったシンプソンズゲームをパロディ路線に転換させた、記念碑的作品なのだ。
<北米版 / 日本のPS2本体では動作しません>
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2011/10/08 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
20年以上にわたって放映が続き、今やアメリカの国民的番組にまでなった「ザ・シンプソンズ」。
その「シンプソンズ」がまさかの終焉の危機にさらされるときが来ました。
同番組を放映するFOXが、主に声優のギャランティ上昇による制作費の高騰を理由に、場合によっては打ち切りもやむなしとする衝撃の声明を出したのは数日前のこと。
出演者のギャランティを巡って厄介ごとが持ち上がるのは、長寿番組の定めとも言えますが、まさか「シンプソンズ」にそれが降りかかるとは。
最新プレスリリースでは2シーズンの番組延長が発表され、打ち切りの危機は取りあえず回避されたのですが、このギャランティー問題の火種が相変わらずくすぶっていることには、変わりはない状況です。

ゲーム機に換算すると、NES(ファミコン)やコモドール64の時代にまで遡るくらいの歴史を持つ「ザ・シンプソンズ」。
その関連ゲームも、様々な機種にわたって膨大な数に上ります。
日本で一番メジャーなシンプソンズゲームと言えば、コナミのアーケードゲーム「ザ・シンプソンズ」かもしれません。
今はなきアクレイムがシンプソンズのゲーム化権を有していた頃は、まだアクレイムジャパンも健在でしたから、『バーチャルバート』や『バートの不思議な夢の大冒険』、『クリスティー・ワールド』なんて作品が、しっかり日本でも登場していたんですが(ただしメガドラ版『バーチャルバート』は、出回った数が少なくプレミア化しているらしい)、CD-ROM機の時代に移りアクレイムジャパンが消滅してしまうと、シンプソンズゲームの日本版は、ぱったりと出なくなります。

前回紹介した『The Simpsons Road Rage』や、シンプソンズとプロレスの悪魔合体『The Simpsons Wrestling』、クソゲーの誉れ高い『The Simpsons Skateboarding』などは、すべて日本未発売。
ワールドコレクションの一環として初代XBOXで発売された『The Simpsons Hit & Run』は、『バーチャルバート』以来、実に10年ぶりに日本で発売されたシンプソンズゲームとなりましたが、これはワーコレですから、一種のイレギュラーみたいな形ですね。
しかも『Hit & Run』は、中身は完全英語版ですし、それ以前のスーファミ、メガドラ時代のシンプソンズゲームも、発売元があのアクレイムジャパンですから、中身を日本語化するなんて気の利いた真似をするはずがありません(もっともこの時代のゲームは、中身は向こうのまんまでも、ほとんど支障はなかったけど)。

つまり、きちんと日本語化されたシンプソンズのゲームは、コナミ製を別にすれば、今まで皆無だったわけですよ。
そして『The Simpsons Hit & Run』以来、久々に日本で発売されたこのiPhoneアプリゲーム、『The Simpsons Arcade』は、本邦初のきちんと日本語化されたシンプソンズゲームなのです。
機密情報を隠したドーナッツを巡って、食い意地の張ったホーマーが左から右へ敵を薙ぎ倒しつつ進んで行く、オーソドックスななベルトスクロールアクションゲーム。
攻撃とジャンプのシンプルな2ボタン制で、雑魚敵のバリエーションはあまり代わり映えはしませんが、その代わりにクラスティーやバンブルビーマンといったお馴染みの面々が、中ボスとして道中でホーマーを待ち構えています。

落ちているアイテムを拾えば、バートやリサ、マージが、パチンコや縄跳びで、STGにおけるボム攻撃のようにホーマーを援護。
バーチャルスティックとバーチャルボタンによる操作性の悪さは否めませんが、タイニーな規模で巧くまとまったキャラものベルトスクロールアクションです。
あくまでシンプソンズのキャラクターゲームなので、シンプソンズに興味の無い人にとっては、新鮮味がほとんど無いゲームに映ってしまうかもしれませんけどね。
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2011/10/09 | Comment (2) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
こんな時代だ。誰だって簡単に有名人になれる。
動画投稿サイトの急成長が、それを後押しした。今や国境を越えてその名を轟かせるのも、いとも容易くなった。例えそれが本人にとって、どれだけ不本意な姿であっても。
マーク・ヒックスの場合もそうだ。もっとも彼の場合は本名ではなく、”アフロ忍者”という通り名が有名になったクチだが。
動画サイトに投稿された爆笑ムービー。それは、とあるオーディションに参加してきた”気分だけはチャック・ノリスな”人々のずっこけパフォーマンス集。
中でも、アフロのヅラ、よれよれのトレーニングウェア、冴えない顔、そしてヌンチャクの四点セットで、バク宙失敗→よろけて画面外の機材に激突という素晴らしいコンボを見せてくれたマークのインパクトは抜群だった。
彼はたちまちネット界隈の連中から”アフロ忍者”という異名を頂戴し、一夜にして有名人となる。
もっともマークにとっては不本意な話だ。
たった一度の失敗から、隣近所や知人だけならまだしも、ネットの向こうの顔も見たことのない奴からまで笑いものにされてしまったからだ。

有名無名、記名匿名からの、数々の嘲笑。マークはきっと心の底から落ち込んだことであろう。
しかし彼はただでは起き上がらなかった。だったらこの状況を逆手にとって、自らの手で汚名をそそいでやろうじゃないか。
動画の汚名は映画で濯ぐ。そしてマーク自らが、主演、監督、制作、脚本、アクション監修を務めて作り上げた映画が、この「アフロ忍者」(原題はAfro Ninja Destiny)だ。

マーク演ずるレジーは、メタボで冴えない万年ヒラの郵便局員。
バク宙に失敗し顔面から着地したときの監視カメラ映像を、嫌味な郵便局長にネットにアップされて笑いものにされ、さらに落ち込む毎日。
しかしある日、郵便局の片隅に眠っていた30年前の未着小包を手にしたことから、彼の冴えない人生は一変する。
荷物の送り主は京都に住む日本人。中に眠っていたのは一組のヌンチャク。
そのヌンチャクを手にしてからあら不思議。髪の毛が突然アフロになる。メタボボディがいつの間にかムキムキマッチョになっている。そして何故か日本語が読める喋れる!
「……俺、日本人になってる」
いや、ここは我々日本人としては、「なってない、なってない」と突っ込まずにはいられないところだが……。

こうして突如としてマーシャルアーツの達人となったレジーの大活躍が始まるわけだが、何せレジーはネットの有名人。
「お前、どっかで見たことあるな?」と悪役連中に不審がられ、やがて「そうだ、You Tubeで見た奴だ。顔から着地した馬鹿だろ?」と嘲られる。
そんな連中に炸裂するアフロ忍者怒りの鉄拳!ほあちゃああっ!
大変なのは、その後の悪役連中だ。雁首並べてボスに詰問される。
「誰にやられた?」「ネットに出てたアフロ忍者です」「……あのヅラを被った馬鹿にか?」「……はい」「…………」
針のむしろとはまさにこの事だ。

序盤の冴えないダメ男っぷりから一転、アフロ忍者に覚醒した後のレジーは、表情にも自信が漲り、惚れ惚れするほどかっこいい。
マーク・ヒックス自身は、演技力も素人同然なのだけれど、この覚醒前と後の変貌ぶりは、どんな名優でも追いつかないだけの説得力がある。
これはもう内面からくるものに他ならないであろう。ドラゴンの魂は、それを心の底から求める者に憑依する。
驚かされるのは、劇中マーク・ヒックスの顔つきが、時折ブルース・リーそっくりに見えたりすることだ。
顔真似してるとかそんなレベルではない。それではブルース・リやすわしんじだ。
恐らくマーク・ヒックス自身も意識してないであろう、このそっくりぶり。これをドラゴン憑依と言わずして、果たして何であろうか!?

正直な話、この「アフロ忍者」は限りなくホームメイドに近い低予算映画だ。
演出も脚本も稚拙だし、出演者の半数以上は素人同然だ(どんな縁なのかは知らないが、元ボディビルダーの西脇美智子も出演)。
その部分をあげつらって、この映画を笑いものにすることも、実に容易いだろう。
だけど、もしそうする奴が居たら、俺はこう言ってやる。この明き盲め!と。
これは、世界中から笑いものにされた男の、魂の復権の物語。
国境を越えて後ろ指をさされても、めげずにドラゴンを信じ続けた男に、ドラゴンの魂が呼応した物語。

ラストには「燃えよドラゴン」のジム・ケリーが登場。
”ブラックドラゴン”の称号と魂は、この瞬間ジム・ケリーからマーク・ヒックスに間違いなく伝承されたのだ。
多くの人々が訝しがるであろうことを承知で、俺は確信を持ってこう言おう。「アフロ忍者」は魂の傑作である!と。
素晴らしい映画をありがとう、マーク・ヒックス。いや、アフロ忍者!
あなたの冴えない黒白よれよれトレーニングウェアは、今やブルース・リーの黄色トラックスーツと並ぶ魂の道着です!
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2011/10/10 | Comment (2) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
諸君、そのままの体勢で聞いてくれ。艦長のシェパードだ。
私がここまで真剣に諸君らに対して語りかけるのは、恐らく初めてのことかもしれん。心して耳を傾けて欲しい。
ここ最近、私がコンバットデッキに全く姿を現さなかったことを、心配していた者も居るかもしれん。
私は艦長室にずっと籠もって、我々が直面している最大の試練について、ずっと熟考を重ねていたのだ。
どうしてこんな状態になったのだろう? 何故ここまで追い詰められてしまったのだろう? この危機を打開するには、果たしてどうすればよいのだろうか?と。

え、どうしたジョーカー?「コレクターとの戦いが、そんなに思わしくないんですか」って? 知らねえよ、そんなこたぁ!
コレクターが暗躍しようが、人類がコロニーごと攫われて酷い目に遭わされようが、さらには銀河全体が危機に直面しようが、千葉ロッテマリーンズが13年ぶりに最下位になった衝撃に比べれば、些事も些事なんだよ! ふざけるなぁ!

知っての通り、我が艦もマリーンズと同様に「和」の一文字をスローガンとしてきた。
色々な因縁がある様々な種族が乗り合わせているこの艦だが、そんな種族の垣根を乗り越えて、力を合わせて目標を達成しよう。そんな祈りをこめたスローガンだった。
しかし、いざ蓋を開けてみれば、みんな好き勝手なとこに一人で引き籠もって、他の奴らとは口も聞こうとせん。
そんな「和」の文字が有名無実と化したこの艦にも、マリーンズ低迷の責任の一端があるとは思わんのかぁ!

まぁマリーンズ低迷の理由を探るのは楽なことだ。今年ぶっちぎりで11球団すべてから勝ち越す完全優勝を果たした福岡ソフトバンクホークスと比べれば、そのワケは明快だろう。
主力がどんどん怪我で離脱しても、後から後から別の主力が湧いて出てくるホークス。
方や怪我はまだしも、ワケの分からないトレードだとか、或いはホームシックで帰っちゃうだとか、そんな突飛な理由で主力が次から次へといなくなり、気がつけばほぼ二軍のメンバーでペナントレースを戦わざるを得なくなったマリーンズ。実に明確な理由だな。

こうなったのも貴様らの信心が足りないからだ! などと八つ当たりしたい気分だが、いくら私でもスペクター権限で諸君らにマリーンズへの信仰を強いようとは思わないから、安心するように。
ただ、やはり親会社の懐事情という理由が明確になったからには、それに対するテコ入れだけはするぞ。
今日から当艦で出す食事は、1日3食ずっと雪見だいふくだ。"お口の恋人"が自信を持って送り出す、もちもちっとした食感を心ゆくまで味わって貰いたい。

それと、これから冬のシーズンに入って寒くなってくるが、当艦は節電対策の一環として暖房の類は、凍死の危険にさらされるギリギリまで、一切入れるつもりはないから。
だから諸君たちは各自、ホカロンを大量購入して冬に備えて欲しい。間違ってホッカイロを買った奴は、探査機に括り付けて極寒の星に置き去りにするから、そのつもりで。
そんなわけで、これから春にかけて、全員が一丸となって、FA宣言するかもしれない阪神の鳥谷を100人雇えるくらいの利益を、ロッテ本社に与えて貰いたい。これは要望ではなく命令だ、以上!
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2011/10/11 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
スーパースターズシリーズは、V8エンジンを搭載した4ドアセダン車で行われるツーリングカーレース。
欧州に人気は広がりつつあるが、基本的にはイタリアローカルの新興カテゴリだ。
熱心なモータースポーツファン以外には、日本ではほとんど知られていないであろうこのレースのゲームを、堂々と日本版発売に踏み切る。そんな無茶なことをするメーカーは、ラッセルただ一つだろう。
しかも、日本版『Superstars V8 Racing』が発売されたほぼ同じ時期に、欧州では続編の『Superstars V8 Next Challenge』が登場。
言わば2年前のシーズンに対応したMLBやNHLのゲームを出すみたいな間の悪さとなったのだが、まぁ前述のようにスーパースターズ自体が日本では全く知られていないのだから、例え登場チームやドライバーのデータがちょっとばかり古くとも、そこは大した問題ではないのかもしれない。

スーパースターズシリーズに限定したレーシングシム寄りのゲーム。
レースシムとしてのツボはきちんと押さえた、丁寧な作りにはなっているのだが、レースゲームとして見た場合、かなり地味な印象を与えることは否めない。
トラクションコントロールやABSなど、各種ドライビングアシストをオンにしたままだと、恐ろしくのっぺりとして平坦なゲームだという印象を持つかもしれないが、やはりこのゲームはアシストをすべてオフにしてからこそ、その本領が発揮される。
メインのチャンピオンシップモードは、フリー走行、予選、本戦を淡々と繰り返すだけの内容なのだが、アシストオフで、マシンのセッティングも自分の手で一から手探りで行えば、淡泊どころか、スルメのような味のあるやり応えが、じわじわと出てくるだろう。

これでF1やWRC、NASCARのような、こちらがドライバーやチームに対してある程度の知識を持っているレースならば、なおのことのめり込めたのかもしれないが、残念なことにジャンニ・モルビデリ(過去にF1でミナルディやアロウズに在籍していた)や女性ドライバーのマリア・デ・ヴィロタを除いては、ほとんどが知らないドライバーばかり。

マシンも大半がアウディかBMW。そしてライセンスが取れなかったのか、クライスラーやメルセデス、シボレーなどは、全部架空の名前に置き換えられている。
登場サーキットも、ヴァレンシア(スペイン)、キャラミ(南アフリカ)、ボルティマン(ポルトガル)を除いて、すべてがイタリアのサーキット。中には名前も聞いたことのないような、ローカルのサーキットも。

チャンピオンシップと並ぶもう一つのメインモード、スーパースターズライセンスは、ミッションクリア型のモード。
「ジャガーでシボレーを打ち負かして、リベンジを果たせ」「モルビデリとガベリーニ、どちらが2008年の真の覇者なのかを証明しろ」「マリア・デ・ヴィロタで勝利して女性の力を証明しろ」「大雨のヴァラーノサーキットで表彰台を目指せ」など、スーパースターズシリーズ2008年シーズンに準じた様々なシチュエーションの中、与えられたクエストをクリアして行くのだ。

このモードも、実際のスーパースターズシリーズの知識があれば、さらに楽しめたかもしれない。
そんな元ネタに対する知識の無さに悶々とするところもあるけれど、ストイックでけれんのないレーシングシムの佳作。
ただ一つ、コクピットモードが無い点だけは、かなり気になったけれど。
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FC2スレッドテーマ : Xbox360 (ジャンル : ゲーム)
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2011/10/12 | Comment (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |